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『アイス・ハーヴェスト 氷の収穫』未公開ミステリー

2006-10-08 00:30:20 | サスペンス

『アイス・ハーヴェスト 氷の収穫』
THE ICE HARVEST(2005年アメリカ) 
 監督:ハロルド・ライミス
 脚本:リチャード・ルッソ
    ロバート・ベントン
 原作:スコット・フィリップス
 出演:ジョン・キューザック
    ビリー・ボブ・ソーントン
    コニー・ニールセン
    ランディ・クェイド
    オリバー・プラット

 ■ストーリー■
 「完全犯罪などあり得ないと世間の連中は言う。でも、オレはそうは思わない。細心の注意を払って計画し、あらゆる部分で詰めを怠らず、強い意志があれば、途中で何があろうと決して動じなくてすむ。すべて性格の問題だ。でも、もし、オレが立派な性格だったらボスから200万ドル奪おうなんて考えなかった。クリスマスイブはトンだ悪夢となった…」
 マフィアおかかえの弁護士チャーリー・アーグリストは、ビックとボス、ビルの金214万ドルを奪い、カンザスから南の島へ高飛びしようとしていた。しかし、ボスの用心棒ロイが2人を探していることに気づき、チャーリーはストリップパーのレナ―タと逃げ出そうとするが、金を持っているビックが消えてしまうのだった。

 ■感想■
 スコット・フィリップス「氷の収穫」(ハヤカワミステリ文庫)の映画化作品です!
 でも、ビデオ(DVD)スルーになっちゃいました!
 
 原作の「氷の収穫」は2001年の各賞にノミネートされた超有名作品です!
 MWA賞(最優秀処女長篇賞)、CWA(最優秀長篇賞、ジョン・クリーシー賞)、アンソニー賞(最優秀処女長篇賞)、バリー賞(最優秀処女長篇賞)、ハメット賞と英米の文学賞にノミネートされました。
 
 脚本は『トワイライト』(1998年)(脚本)のロバート・ベントンとリチャード・ルッソ。
 ロバート・ベントンも、@KOBAが絶対見ないような普通のドラマ『クレイマー、クレイマー』(1979年)で超メジャーになりましたが、その後『殺意の香り』(1983年)とか撮ってますから、基本的にサスペンス映画が好きなんでしょうか??

 ジョン・キューザック演じるチャーリーは、コニー・ニールセン演じるストリップバーのレナータと逃げ出そうっていうときに
 「お金もないのに、逃げようって言うの??」とか言われてますけど、、、
 
 ”怪しい!”
 ”怪しい”
 ”絶対怪しい!”
 
 こんなこと言う女、信用できない!
 って、彼女はストーリーにあんまり関係ない登場人物かな??って思っていたら、けっこう大きい役の登場人物でした!

 全体的にノホホンとした感じで楽しめる作品になってます。
 本格ミステリーというより、ユーモアミステリー風な感じでしょうか??
 それこそ、ユーモア小説を読んでるような感じで観れますよ~。

 ちょっと、ミステリー系の作品なので人が退場したりするんで、家族みんなでどうぞって、感じじゃないですけど、バイオレンス度はかなり低いので、安心して見られますよ!

 笑えるシーンとしては、金属の大きい箱に閉じ込められた用心棒ロイがジョン・キューザックに「殺してやる」って言ったあと、直後にジョン・キューザックに「出してくれ」ってお願いするシーン!!
 ジョン・キューザックから「『ぶっ殺す』って言われた後に出すバカがいるか??」っていう返事には笑えましたよ!
 確かにあの場面じゃ、助ける人いませんよ~!

 今回、DVDをレンタルして観たんですけど、別エンディングが2種類入ってましたけど、完成版が1番この映画の雰囲気にあってて良いですよ!別バージョンの方も捨てがたいですけどネ~。
 ミステリー的には、別エンディング(2種類とも、どっちも基本的には同じです~)の方がまとまりはありますけどねーー。
 
 後味を考えると、映画の完成版の方が個人的に好きですけど、、、。

 ミステリー度        ★★★★
 ユーモア度         ★★★★
 DVDスルーはもったいない度 ★★★

 

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