@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『柔道龍虎房』勝負!

2006-10-05 00:32:24 | 香港映画
柔道龍虎房
THROW DOWN 柔道龍虎榜(2004年香港)
 監督 ジョニー・トゥ
 脚本 ヤウ・ナイホイ、イップ・ティンシン、オー・キンイー
出演 ルイス・クー、アーロン・クォック、チェリー・イン、レオン・カーフェイ、ロー・ホイバン、ジョーダン・チャン

 ■ストーリー■
 柔道界のスター、シト・ポウは、今では酒びたりでバーのバンドマンになっていた。シト・ポウの前にトニーという男がやってきて柔道の勝負を申し込むのだった。トニーは、自分を相手にしないシト・ポウにつきまとうのだった。そんなとき2人と、歌手を目指すシウモンは3人で暮らし始めるのだった。

 ■感想■
 ジョニー・トゥ監督のファンの間で、話題になっていた『柔道龍虎房』がDVDでリリース。劇場公開されたとき見逃していたんで、今回、DVDで鑑賞しました。

 ジョニー・トゥ監督が、黒澤明監督の『姿三四郎』(43年)にオマージュを捧げた作品としても有名な作品でしたけど、自分は『姿三四郎』未見なので、どんな感じでオマージュになってるのかちょっとわからないです…。こんなにたくさん映画見てるのに『姿三四郎』を見てないなんて!(すいません)


 ルイス・クーを取りまく人間たち、みんなカッコ良い!アーロン・クォックも、師匠も、勝負にこだわる裏社会のボスも、みんなです。レオン・カーフェイ演じる柔道家レイ・アコンもカッコ良い!とにかく、みんなカッコ良いです!今作を見て感動しない人なんているのかな??

 男なら、いや、女性も、今作を観て感動の涙を流して欲しいです!

 って感じなんですけど、いかんせん香港映画、ランニングタイムが短い!短い!短い!いくらでも長く出来るストーリーを、わずか95分でやっちゃうんだから!ヘタしたら1クールのTVシリーズくらいの内容なのに、わずか95分!いくら短い映画が好きな@KOBAでも、これは短すぎ!
 泣きたくても、短すぎて、ストーリーを追うので、一杯一杯です!

 大事なシーンでも、映してないシーンは観てる観客にお任せしますよ!状態が最初から最後まで続きますから!
 ルイス・クーがなぜ、2年前、大会に出場せず柔道界から消えたのかとか、事務所から逃げ出したチェリー・インのエピソードやら、勝負にこだわる裏社会のボスのエピソードとか、いくらでも深く描けるのにネ。 
 ほんのちょっとサワリのシーンがあるだけですから!

 最も盛り上がりそうなシーンの1つ、アーロン・クォックとレオン・カーフェイの柔道場での対決シーン自体がありませんから!組んだ次のシーンで、画面が切り替わって、ギプスで腕を吊ったアーロン・クォックの登場シーンですから!
 あ、負けたのね!って分かりますけど…。そんなおいしい場面を描かないで観客の想像に委ねるなんて!さすが、ジョニー・トゥ監督!
 いくらなんでも、想像にまかせるのも、エンターテイメント映画にしては、ちょっとヤリスギ感もありますけどネ!あと、主人公たち3人(と言っても、ヒロインの存在は“花をそえる”レベルですけど)がヘンに恋愛モードにならないのも、良いです!
 そんなシーン描いてる時間なんて、ありえないんですけどね。う~、短すぎ!!!

 でも、さすが香港映画!なんでもかんでも説明しなければならないハリウッドとは大違いです!ハリウッドのメジャー作品だったら、同じ内容だったら120分超えですネ!(別に、ハリウッドの作品が嫌いってわけじゃ、ないですよ!好きです、ハリウッド!

 柔道なんて全然興味ないですけど、感動しました!映画ファンにこそみてもらいたい1本です!70点
柔道龍虎房

デックスエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする