『弁護士灰島秀樹』
(2006年日本)
監督:小林 大策
脚本:君塚 良一
出演:八嶋 智人
吹越 満
石田 ゆり子
野村 宏伸
伊東 四朗
■ストーリー■
弁護士灰島秀樹は、千葉県で開催される予定の博覧会を中止するようにIT企業の社長速水から依頼された。海洋博が行われる予定地に1大テーマパークを建設する予定だったのだ。灰島は、速水の名前を出さないという条件のもと、海洋博実施の反対をしている住民運動の弁護を受けることにするのだった。
■感想■
フジTVの人気ドラマ「踊る大捜査線」からのスピンオフのTVムービーです。
昨日(2006年10月28日)、フジTVの「土曜プレミアム」(21:00~22:54)の放映枠でオンエアされました。
八嶋智人の演じる灰島秀樹のキャラクターが、「踊る大走査線」のスピンオフ『容疑者室井慎次』(2005年)から登場したキャラクターなんで、正確にはスピンオフのスピンオフ!
どこまで、同じネタ元で稼ぐんでしょう??
自分的には「踊る大捜査線」シリーズの魅力って、軽さ70マジメ30みたいな感じなんですよねー。
だからマジメ度90みたいな『容疑者室井慎次』はダメです!
だって、マジメに作ったら全然面白くない!!マジメな作品なら1970年代の刑事物より面白くなるワケが無い!!
今作は10分くらいトイレに行っていても大丈夫なくらいのストーリーです!!軽さ60マジメさ40くらいな感じです。ハッキリ言って「踊る大捜査線」ファンだけ観れば十分でしょうか??
でも、刑事物って、今は、無いんですよね!
それこそ、1970~80年代は、毎日ゴールデンタイムに、悪党斬りまくりの時代劇とか刑事物のドラマが放映されてましたけど、今はホームドラマみたいな甘いヤツしかないですもんネ!
警察物でも「大追跡」の前半とか「Gメン'75」のハードなエピソードみたいなドラマを作れることは今後ないんでしょうね。
時代劇だって、ホントに当時はわけのわからない作品が多かったです!単なる医者のくせに、悪党皆殺しの「破れ傘刀舟悪人狩り」とか奉行のくせに、やっぱり悪党皆殺しの「破れ奉行」とか、血のりと脂がのって刀では3人以上斬れないという設定の「斬り抜ける」(ナレーションでは確か2人以上って言ってますけど、2人以上って言ったら1人しか斬れないですよ。)とかとか。
昔は、時代劇でも、警察物でも、それなりにハードでエンターテイメントしてる作品が多かったですけど、今は全然ダメですね。
もちろん、外国TVシリーズも放映して欲しいですね。「秘密指令S」とか「おしゃれまる秘探偵」とか「事件記者コルチャック」とか!
そういう作品が放映されると、今のドラマがいかにつまらないか、みんな良くわかるでしょう!アメリカの逆転サスペンスTVシリーズ「弁護士ペトロチェリー」とか。
「弁護士ペトロチェリー」ならどんな難事件でも45分で容疑者を無罪にして真犯人を探し出しちゃいますよ!!
でも、こういうドラマのスピンオフのスペシャル版のTVムービーは「土曜プレミアム」の枠を使わないで、違う時間でオンエアして欲しかったですね!!「土曜プレミアム」では洋画を放送して欲しいですね!
「大追跡」は日本テレビ
「GMEN’75」はTBS
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