『DEATH TRANCE』
(2006年日本)
監督 下村 勇二
脚本 加藤 淳也
藤田 真一
千葉 誠治
下村 勇二
出演 坂口 拓
須賀 貴匡
剣太郎 セガール
■ストーリー■
100年間、東の寺が守り続けてきた「棺」がある男に奪われた。その棺を手に入れた者はすべての願いがかなうという言い伝えがあったのだ。しかし、その棺には、はるか昔、天上界から地上に追放された「破壊の女神」が封じ込められていたのだった。
■感想■
多くの作品でアクション監督をやっている下村勇二監督が放つ時代劇風アクション。
登場人物がみんな、刀とかで戦ってますけど、バイクが出てきたり、バズーカ砲みたいのが出てきたりするんで、時代設定とかは、特にないんでしょうね~。
キャラクター的にもミュータントみたいなヤツが出てきたりするんで、どうやら昔ではなさそう…。
まぁ、特に、昔とか未来とか決まった時代設定は無いんでしょうけどね。とにかく、刀や他の武器を使ったキャラクターたちの戦いが描きたかったんでしょうね。
ストーリーらしいストーリーはなく、全編、これアクションにつぐアクションになってます。でも、アクションシーンばっかりで、これといったストーリーがないので、ランニングタイムの89分が長く感じてしまいます。
89分でも長く感じるなんて!!
あと15分くらいカットしたらちょうど良かったかも。いや、20分くらいカットしても良かったかも!そんな感じです。
つい最近、実質本編が80分の『トランスポーター2』(2005年)を見たばかりだから、余計にそう思っちゃうのかも…。『トランスポーター2』はストーリーは支離滅裂でもランニングタイム80分であっという間に終わっちゃいました!
「棺」を奪った坂口拓が、結局、刀に選ばれた男だったんですね~。
なぜ選ばれた男なのか、わからなかったですけど…。
偶然「棺」を奪った男が選ばれた者だったってことなんでしょうけど。
まぁ、映画ですからね、主人公が刀に選ばれた男っていうことなんでしょうけど、ちょっと納得いかないかも??
「なぜ、坂口拓なの??」って!
でも、東の寺も、“何でも願いが叶う”とかいう言い伝えが広まって、「棺」を奪う何人もの強奪者が現れてるなら、ちゃんと言い伝えを正しく直す努力をしなさい!言い伝えは“間違いです”って。
まぁ、でも「破壊の女神が眠ってる!」なんて言われても、誰も信じないか??
どんなにすごいアクションシーンでも、そのシーンにいくまでのストーリーがちゃんとしてないと、あんまり自分の好みでは無いです!ストーリーが無さすぎ!アクションシーンを考える前に、ストーリーを考えて!
今作は、時代設定もハッキリさせてないですけど、昔なら昔(そのときは、バイクやら飛び道具はやめてネ)、はるか未来なら未来って言う風に、ハッキリ設定してくれた方が、全然良かったかも。まず、今作の世界観を理解するまでにちょっと時間がかかっちゃいます。作品に入り込むまでに時間がかかっちゃいます。
最後もちょっと意味不明だし…。
「なんで、彼が希望なの??」
「あんまり深く考えないで、雰囲気で楽しんでネ!」ってことだとは思うんですけど、ちょっと意味不明かも。いや、かなり意味不明です!
海外での評判って、けっこう気になるんですよネ。 10点
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