『ザ・リトル・ストレンジャー』
THE LITTLE STRANGER(2018年イギリス、アイルランド、フランス)
監督:レニー・エイブラハムソン
脚本:ルシンダ・コクソン
原作:サラ・ウォーターズ(「エアーズ家の没落」(東京創元社))
出演:ドーナル・グリーソン
ウィル・ポールター
ルース・ウィルソン
リヴ・ヒル
シャーロット・ランプリング
■ストーリー■
若い医師ファラデーは、自分の母親がメイドをしていたハンドレッズ領主館にメイドのベティの往診で呼ばれる。ベティの症状は大きな屋敷で1人で不安になったために起きたことだった。その後、ファラデーは1917年に初めて屋敷に来たときの華やかだった頃のハンドレッズ館のことを思い出す。しかし、今や屋敷は荒廃し、住んでいるのもエアーズ夫人、長男ロデリック、姉のキャロラインとメイドのベティだけだった。ファラデーは、戦争でケガを負った長男ロデリックの足の治療に通いはじめるが、姉のキャロラインに魅了されていくのだった。
■感想■
サラ・ウォーターズ「エアーズ家の没落」の映画化作品。
ホラー映画として観るか、サスペンス映画として観るか、、、。
と思っていたら、完全にホラー映画になっていました、、、。
屋敷で起こっていることを、超自然現象として捉えるか、それとも心理的に追いつめられた人間が起こしたこととして捉えるかで作品のジャンルが変わってきちゃいますが、そんな心配もなくキャロラインを投げ飛ばす描写は明らかにホラー映画の表現です!!
原作は上下巻でかなり長い作品ですが映画は、あっという間に観終わっちゃいます。
今作はソフト化はなく配信のみのようです。
最近、そんな作品が多くて困っちゃいます。自分はやっぱり好きな作品はDVDやブルーレイで持っていたい派なので、、。
今作は1940年代のイギリスの田舎も豪邸を舞台にしているので、そういう作品が好きな映画ファンには面白いかも??
自分は、普通でした。1回観れば十分って感じでしょうか??
監督は『ルーム』(2015年)のレニー・エイブラハム。基本的にホラー映画とかスリラー映画とかでなく、普通のドラマを撮る監督みたいです。『リチャードの秘密』(2012年)、『FRANK フランク』(2014年)どの作品も未見です。
ミステリー度 ★
ホラー度 ★★
ドラマ度 ★★★
あまり原作から逸脱するわけにもいかないのでホラー要素が少ない!!ドラマが淡々としすぎ!!とか言えないです。
軽い気持ちで観るとそれなりに面白いかもしれないです。少なくとも自分は期待しないで観たので普通に楽しめました!!