『デッド・ハンティング』丈夫な犯人と油断しまくりな…。

『デッド・ハンティング』
PRESERVATION（２０１４年アメリカ）
　監督　　　　　　　　　　クリストファー・デナム
　脚本　　　　　　　　　　クリストファー・デナム
　出演　　　　　　　　　　レン・シュミット
　　　　　　　　　　　　　パブロ・シュレイバー
　　　　　　　　　　　　　アーロン・ステートン


　■ストーリー■
　夫のマイクと、マイクの兄ショーンの提案で週末を保護公園でキャンプすることにしたウィト。性格が違い、マイクとショーンは意見が合わず、マイクはイライラ状態。キャンプして一夜明けると自分たちの額には×マークが描かれ、ライフル、ナイフと言った武器をはじめ、テント一式や靴まで持ち物を持ちさられていたのだった。犯人の目的は？？


　□■□ネタバレあり□■□
　本当にネタバレしてます！！『NAKED　マン・ハンティング』のネタバレもしていますので、『NAKED　マン・ハンティング』や今作を観る予定の方は、観てから読んで下さい！！

　■感想■
　俳優として活動しているクリストファー・デナムが脚本＆監督したスリラー映画。
　今作以外にも未公開作のホラー映画”HOME　MOVIE”（2008年）を監督しています。

　脚本では、”AREA　51”（2015年）という作品に関わっています。

　ホラー映画が好きなんでしょうが、今作の登場人物たちはありえない行動に！！
　高い塔からライフルで発砲してきた犯人に対して、ショーンが、こっそり近づき、尖らせた木の枝で足を負傷させたあと、ライフルを奪い銃床で３～４回殴りつけて、安心して犯人に背中を見せちゃいます。

　「えー、ありえない！！」

　とどめを刺すまで背中見せないでしょ！！

　まぁ、ライフルの銃床で３～4回殴ってるから犯人もただではすまないはずなんで、本当だったら、その後、普通にしている犯人の方があり得ないのかもしれないですが…。

 その後、弟のマイクも犯人の1人を殴っておきながら、普通にトイレから出てきちゃいます！！自分たちをライフルで狙っていて、兄まで殺されているのに、気絶させて安心して出てきちゃうって、どういうこと？？

　こういう甘い行動が結局、ヒロインが犯人全員と戦うはめに！！

　ヒロインも最後に、犯人を追い詰めながら、結局反撃されてピンチに！！もったいぶってピンチになってます！！

　最後、犯人たちの自転車ですぐに舗装道路にでて、あっという間にショッピングモールがある人里に！！
　えー、こんなに近くに舗装道路があるなら保護公園の森林であんなに四苦八苦しなくて良かったのでは？？？？人里離れた森林という設定では無いの？？

　運動に自信がなさそうなコト言っていたヒロインは妊婦なのに軽々と崖をクライミングしていくのも、説得力なさすぎ…。ところで、事務所にあった靴のサイズがヒロインにぴったりなのはなぜ？？

　犯人たちが、公園のそばに住んでいるであろう少年たちっていうのもどうなんでしょう？？
　自転車で来ているので近所なんですよね？？
　何回も言いますが、夫のマイクはまだしも、いかにも屈強なショーンが銃床で何回も殴ったのに、普通にすぐに起き上がってくるって、どんなに丈夫な少年なの？？

　少年たちが犯人というところでは２００７年のスペインの『NAKED　マン・ハンティング』の方が１００倍面白かったです！！　２０点

	デッド・ハンティング [DVD]
	レン・シュミット,パブロ・シュレイバー,アーロン・ステイトン,コディ・サンヌー
	アメイジングD.C.

こっちの方が断然好きです。

	NAKED マン・ハンティング [DVD]
	ゴンザロ・ロペス=ギャレゴ
	アルバトロス