『テイカーズ』
TAKERS(2010年アメリカ)
監督 ジョン・ラッセンホップ
脚本 ピーター・アレン
ガブリエル・カソーズ
ジョン・ラッセンホップ
エイヴリー・ダフ
出演 マット・デュロン
ポール・ウォーカー
イドリス・エルバ
クリス・ブラウン
ティップ・“TI”・ハリス
ヘイデン・クリステンセン
ジェイ・ヘルナンデス
ゾーイ・サルダナ
■ストーリー■
ゴードンたち5人の強盗グループは、年に1度、仕事をし、優雅な生活を送っていた。ある日、刑務所に入っていた昔の仲間の“ゴースト”が出所し、近づいてくるのだった。ゴーストは、大仕事としてある計画を持ちかけるのだった。一方、ゴードンのグループを追う刑事ジャックは、捜査の末、徐々に彼らに近づきずつあった。
■感想■
アメリカでスマッシュヒットした犯罪物。
マット・デュロン、ポール・ウォーカー、ヘイデン・クリステンセン、クリス・ブラウンとイケメンをキャスティングしています。
まぁ、キャストのファンには良いですけど、それ以外の映画ファンには訴えかけるものが無い・・・。
ストーリーもありがちで、目新しいものでないし、何も印象に残らない作品でした!
大体、キャスティングに頼りすぎで、登場人物のキャラクターが描かれていないので、誰にも感情移入出来ない!!感情移入出来る登場人物がいなくても、ストーリーが面白ければ、全然OKですけど、ストーリーも全然面白く無い!
犯罪アクションを観ている映画ファンほど、どこかで観たことがあるような映像を見せられているような印象を受けちゃうかも??
主人公は一応、刑事のマット・ディロンなんでしょうかね??マット・ディロンのキャラクターって、子持ちの刑事で、仕事一筋の刑事って、1970年代の警察物のキャラクターみたいです!まさに、こういう作品なら、どこにでもいそうなキャラクターです。
また、マット・ディロン演じる刑事の相棒のエピソードもありがちな感じで、「だから、何??」って感じです。本当は、この相棒のエピソードとか、けっこう盛り上げたいんでしょうけど、全然盛り上がらないまま。
犯罪物として、以前どこかの映画で観たことあるようなシーンを集めてきて、有名な俳優を出演させて、ちょっと作っちゃいました!みたいな印象しか受けないんですけど、これは、映画を観る自分の感受性が鈍くなっているせいなんでしょうか??
本国アメリカでは、こんな、可も無く、不可も無いような犯罪アクション映画が、スマッシュヒットしちゃうんですね。公開された時期も良かったんでしょうかね??
リメイクでも、原作物の映画化でない今作みたいなオリジナルな作品には、頑張って欲しいんですけどね。ランニングタイムも107分と少し長めなのもアウトな感じです!ダラダラしている感じはそんなには無いですけど、107分も使っている割には、強盗団のメンバーのキャラクターが全然描かれていないまま。
今作が、あと25分くらい短くて、80分強の作品だったら、少しは評価が高くなるんですけどね。
強盗シーンとかも、細かなカット割りが多くて、何がなんだか分からないです!細かいカット割りの乱用で、目が疲れちゃいました。10分程度のプロモーションビデオでもないんだから、今どきこんな細かすぎるカット割りは止めて欲しいです。少なくとも、今作の監督のジョン・ラッセンホップには、今後、エンターテイメント作品は撮って欲しくないです。
こんなに、いくらでも面白くなりそうなテーマの作品なのに、観るのが苦痛だった作品は久々でした。 20点
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