『人間狩り』
PIGHUNT(2008年アメリカ)
監督 ジェームズ・アイザック
脚本 ロバート・メイラー・アンダーソン
ザック・アンダーソン
出演 トラヴィス・アーロン・ウェイド
ティナ・フーアン
ハワード・ジョンソン.Jr
トレヴァー・ブロック
■ストーリー■
ジョンとガールフレンドのブルックスは、友人のベンとクインシー、ウェインを連れ、親の死後、面倒を看てくれたおじの家に狩りのためやってくるのだった。狩りのために森の中にいると、ジョンの昔の知り合いの兄弟ジェイクとリッキーに出会い、一緒の狩りに行くことにするのだった。
ジョンのおじの土地には“切り裂き魔”と呼ばれる巨大なイノシシが棲んでいるという言い伝えがあったのだ。森の中を歩いていると、イノシシに襲われウェインがケガを負ってしまうのだった。そんなとき仲間のクインシーがマリファナが栽培されている畑を発見するのだった。
■感想■
アメリカの田舎を舞台にした田舎ホラー。
原題が“PIGHUNT”なんで、「動物パニック」映画だと思ったんですけど、“動物パニック映画”の要素は5%!残りの95%は田舎の人間は怖いよ!でした!
主人公のガラの悪そうな昔の友人の兄弟たちと、マリファナを栽培するヒッピーたち、巨大なイノシシと、そして主人公たちと4つ巴の戦いになるのかと思いきや、主人公たちと、ガラの悪い兄弟の家族の戦いがメインであとは、オマケみたいな感じ!!
大体、主人公たちの仲間の1人のアフリカ系アメリカ人のベンが弟のリッキーを殺しちゃうから、イザコザが始まっちゃうんだから、自業自得って感じで、主人公たちに感情移入出来ないまま、クライマックスに突入しちゃうんで、さすがB級ホラー!いや、C級ホラーって感じです!
どうやって生計を立てているか分からない兄弟の家族たち!
また、乗っている車も“マッドマックス2”系の車で、森の中での走行シーンはかなり迫力満点!!この走行シーン、映画の中でけっこう浮いてます!!結局、この日本では車検の通らないような改造車の森の中の走行シーンだけを撮りたかったの??って思っちゃいます!
“田舎は怖いよ”的なホラーか、“動物パニック”ホラー映画かキッチリ決めた方が面白くなったろうに、残念な感じです!
ガラの悪い兄弟の家族と、ヒッピーが殺しあうのも、主人公たちに関係ないので、観ていて全然何とも思わないです!!
問題を起こしたベンがヒッピーのアジトで歓待されるシーンとかも、やたら長くて、ダレ気味!ランニングタイム99分は長すぎ!!あと15分は短くて良かったのに!長すぎ!!長すぎ!!長すぎ!!長すぎ!!
観ていて、全然緊張感が無いし、いかにも“ザ・C級”って感じです!!もう少し単純なストーリーにして、短くしたらそれなりには観れそうな作品になりそうなのにッ!! 30点
人間狩り [DVD] | |
ジェームズ・アイザック | |
クリエイティブアクザ |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます