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『さよなら、さよならハリウッド』こんにちは、 こんにちはウディ・アレン

2005-12-07 00:22:09 | コメデイ
さよなら、さよならハリウッド
HOLLYWOOD ENDING(2002年アメリカ)
 監督    ウディ・アレン
 脚本    ウディ・アレン
 出演    ウディ・アレン、ティア・レオーニ
        トリート・ウィリアムズ、ジョージ・ハミルトン
        デボラ・メッシング、マーク・ライデル

 ■ストーリー■
 オスカー監督ヴァル・ワックスマンは、わがままで金使いが粗いためハリウッドでは落ちぶれて、今ではCFの監督をやって生活している状態。そんなヴァルにメジャー作品「眠りなき街」の監督のオファーがやってくる。離婚した妻エリーがヴァルにピッタリの作品と推薦してくれたのだ。しかし、映画の製作会社の重役ハルは、エリーを奪った男だった。この作品を失敗したら後が無いということや、制作費6000万ドルのメジャー作品ということ、離婚した妻や妻を奪った男のもとで映画をつくるというプレッシャーから、クランクインの前夜、ヴァルは心因性の失明状態になってしまうのだった。 

■□■ネタバレあり!■□■
 
 ■感想■
 ウディ・アレン監督、脚本、主演の映画製作のコメディ。
 ウディ・アレンの映画を久々に見ました。
 「観よう!観よう!」と思いつつ『おいしい生活』(2000年)も、未見のままです!
 出演しただけの『ヴァージン・ハンド』(2000年)もまだ観てません。
 今作『さよなら、さよならハリウッド』は、以前「SHOWBIZ COUNTDOWN」(日曜深夜0:00~TV東京)で紹介されたときに、「面白そうだなぁ」って思っていたのに、観ないまま今日まで来ちゃいました!!
 でも、今作って、実はもう3年前の作品なんですね~。
 
 何回も記事に書いていますけど「SHOWBIZ COUNTDOWN」って、映画の紹介のコーナーで、その作品の1番おいしいシーンとかをやっちゃったりしちゃうんですよね。
 ウディ・アレンが2階から落っこちゃうシーンとかって1番笑えるシーンなのに、“SHOWBIZ COUNTDOUN”で紹介されていたんで、そんなに笑えませんでした。 
 なんて、言いつつこの記事でも書いちゃいました!
 観る前に、この記事読んだ方、すいません。
 でも“SHOWBIZ COUNTDOWN”で紹介されていなかったら、今作も観ていなかったかもしれないんだから、あんまり紹介しないのもダメなんで、困っちゃうんですよね

 出演はウディ・アレンの他には『バッド・ボーイズ』(1995年)、『ジュラシック・パークⅢ』(2001年)のティア・レオーニ。
 海洋モンスター映画『ザ・グリード』(1998年)、野獣教師シリーズ『野獣教師2』(1998年)、『野獣教師3』(1999年)、『U.S.ソルジャース』(2000年)(←『野獣教師』シリーズの4作目です。こんなタイトルつけないで~、気がつかないよ~(泣))のトリート・ウィリアムズ。
 『ドラキュラ都へ行く』(1979年)、『エイト・ヘッズ』(1997年)のジョージ・ハミルトン。相変わらずダンディーなオーラを発してます。
 あとは、トンデモ映画『プロフェッシー』(2002年)、『ポリーmy love』(2004年)のデボラ・メッシング。監督のマーク・ライデルも出演してます。

 いかにもウディ・アレンお得意のライトなコメディです。
 今回、テーマはハリウッドの映画制作っていうことで、映画ファンほど観てて楽しめる内容になっています。
 “映画製作なんてこんなもんだよ”っていうウディ・アレンの声が聞こえてきそうな感じの作品です。
 何の特色もない中道路線で映画を作ろうとする製作会社重役やら、タイムズスクエアやエンパイヤステートビルをセットで作れという美術監督やら。
 そんなセット作れなんて『ポンヌフの恋人』かッ!って感じです!!
 
 ニューヨークから出て行って、西海岸に移り住むエリーをバカにしたり、製作現場に宣伝のために雑誌記者がドンドン入って来ちゃったり、もうハリウッド全体を小バカにした感じでとても面白かったです。

 今回、日本語吹替え版を見たんですけど、ウディ・アレンの声が角野卓三さんさんでした!!ウディ・アレンの声と決して合っていないわけじゃないんだけど、何か、自分的には、羽佐間道夫さんのイメージが強くて…。

 でも2階から落っこちるシーン以外でおかしかったのは、目が治ったウッディ・アレンが自分が作った映画のラッシュを見て
 「なんだ、これは目の見えない監督が撮ったみたいだ!!」 
 ってかなり笑えました。
 映画好きには観て欲しい1本です。 70点

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『トリック新作スペシャル』相変わらず(いつもくらい)面白い

2005-12-05 00:31:00 | 日本映画
トリック新作スペシャル
(2005年日本)
 監督    堤 幸彦
 脚本    林 誠人
 出演    仲間 由紀恵、阿部 寛
        名取 裕子、野際 陽子
        生瀬 勝久、大和田 伸也
        西村 雅彦、本田 博太郎
 
 ■ストーリー■
 水の力を利用して占う人気占い師、緑川祥子はTVの公開番組で有名な大学教授たち4人から占いを否定されていた。4人の中には日本技術科学大学の上田次郎もいた。しかし番組中、会場にいた加藤と名乗る男が緑川の占いはインチキだと乱入してくる。緑川は「自分には人がいつどのようにして死ぬかがわかる」と言うのだった。そして加藤に「番組中に心臓マヒで死ぬ」と予言するのだった。彼女の言葉をバカにする教授たちだったが、本当に加藤という男は番組中に心臓マヒで死んでしまうのだった。

 ■感想■
 TV朝日の人気番組「トリック」のスペシャル版です。
 2005年11月13日のTV朝日の「日曜洋画劇場」の枠で放映されました。
 「トリック」といえば、もともとは2000年の7月、金曜日の23:15~の放送時間にも関わらず(関東地方の放映時間です)、静かなブームを引き起こしたTVシリーズです。
 自称、天才マジシャンの仲間由紀恵と、天才大学助教授の阿部寛の凸凹コンビが数話で、トリックを使ったオカルトチックな事件を解決していくコメディ調のシリーズです。と言っても手品レベルのトリックですけど…。

 その後、そのTVシリーズのDVDがスゴク売れて当時、評判になりました。
 DVDには未公開シーンもついていて、欲しかったんですけど、お財布と折り合いがつかず断念しました…。
 その後、続篇のTVシリーズ「トリック2」が2002年1月~に放映され、劇場版の『トリック劇場版』が同じ2002年に公開されました。そしてTVシリーズの第3シリーズ「トリック」(木曜21:00~)がゴールデンタイムで放映されました。

 今回のストーリーと言うと、ハッキリ言っていつもの通りのストーリーです。
 名取裕子扮する人気占い師緑川祥子のトリックを、天才(?)マジシャン山田奈緒子(仲間由紀恵)と大学教授上田次郎(阿部寛)のコンビが事件を解決するっていうTVシリーズと同じ展開です。
 阿部寛演じる上田は、2シリーズ目から教授になってます。
 今回は、トリック自体は大したことないです。でも、TVシリーズの雰囲気そのままで、「劇場版」よりは楽しめました。
 
 今回も、仲間由紀恵と阿部寛のかけあい+レギュラーの刑事、生瀬勝久のかけあいを楽しめば良いって感じです!
 本当に『トリック劇場版』より、肩の力が抜けた感じで面白かったです。
 今作を観ながら、「未公開シーンくっつけて、いづれDVDにあるんだろうなぁ…」って思っていたら、番組の最後にDVD発売の告知がッ!!!
 
 告知が早いッ!!
 
 ところで、新作スペシャルの評価ですけど、TVシリーズを見ていないと楽しめないTVのスペシャル版みたいな感じなんで(ってその通りです。)今回は点数つけません。
 まぁ、TVシリーズ楽しんで観た人なら、充分楽しめるでしょう。

 あ、でもストーリーを突っ込ませてもらうと、いくらこういうちょっとコメディ調のシリーズの1篇とは言え、TV番組の中で死人が出たら,警察ももっとちゃんと調べるでしょう!死因が不明なんだし。こういう所はもう少しリアリズムが欲しいです。
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『奪還DAKKANアルカトラズ』期待以上に面白い。

2005-12-04 00:37:00 | アクション
奪還DAKKANアルカトラズ
HALF PAST DEAD(2002年アメリカ)
 監督    ドン・マイケル・ポール
 脚本    ドン・マイケル・ポール
 出演    スティーヴン・セガール
        ジャ・ルール、モリス・チェスナット
        ニア・ピープルス、トニー・ブラナ
        リンダ・ソーソン

 ■ストーリー■
 自動車泥棒のサーシャ・ペテロセヴィッチと相棒のニックは仕事場をFBIに踏み込まれ銃撃戦になり、サーシャはニックを庇って銃弾を受け昏睡状態になる。サーシャは22分間もの間、仮死状態になるが奇跡的に息を吹き返すのだった。8ヵ月後、改装工事の作業のため、サーシャとニックはハイテク刑務所アルカトラズに収監されてくる。再開を喜ぶ2人だったが、アルカトラズ刑務所では2億ドルの金塊強奪犯レスターの死刑執行が迫っていた。そんなとき、2億ドルの金塊のありかを突き止めようとワン率いる武装集団がアルカトラズ刑務所を占拠するのだった。

 ■感想■
 製作にスティーヴン・セガールが関わっているいつものセガールアクション映画です。
 スティーヴン・セガールは、ホントにアクション映画一筋で素晴らしいです!!
 
 今作も観よう!観よう!観よう!と思っている間に、TV朝日の「日曜洋画劇場」(2005年11月27日)で放映されちゃいました!でも、日本公開が2003年だから、公開されてから2年は経ってるんですネ。
 2002年のラジー賞(ゴールデンラズベリー賞)のワースト男優賞受賞作です。
 けっこうメジャーな作品だったんですね。まぁ、悪い方にですけど…。でも、本当の意味でのC級、Z級作品はラジー賞にノミネートもされないから、けっこう認められた作品ってコトですよね!

 大して期待もしていなかったせいか、普通に観る分には、かなり面白かったです。
 自動車泥棒のボス、ソニーのエピソードが最後語られるだけっていうのがちょっと??ですけど、まぁ、良しとしましょう。
 スティーヴン・セガールのアクション映画だし。
 スティーヴン・セガールの映画って得ですよね!ちょこっとオカシなコトがあっても、「セガール映画だから」で許されちゃいますからね。
 そういうのは、セガールのファンからだけかもしれないですけど、スティーヴン・セガールの映画って、セガールのファンの人しか観ないですもんね!

 今作で、1番目立ったキャラクターは、武装集団の紅一点役のニア・ピープルスでしょう。『アンダーワールド』(2003年)の吸血鬼ケイト・ベッキンセールばりに意味も無くロングコート着てクルクル回転してます!縦にも横にも回転しています!って、良く見たら『アンダーワールド』より今作の方が製作年度が古かったんですね…。すいません。
 スティーヴン・セガールの映画だし、「パクッたな!!」って勝手に思っちゃいました。こういう所は損なセガール映画です!

 スティーヴン・セガールの熱狂的なファン以外のアクション映画ファンも観た方が良いかも!いつものスティーヴン・セガールの映画より面白いです!
 でも、こういう肩の凝らないアクション映画がTVの映画劇場で放映されるのって良いですね。 65点

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『ファイナル・オプション』勇気ある者が勝つ!

2005-12-03 19:40:39 | アクション
ファイナル・オプション
WHO DARES WINS(1982年イギリス)
 監督    イアン・シャープ
 脚本    レジナルド・ローズ
 原案    ジョージ・マークスタイン
 原作    ジェームズ・フォレット
 出演    ルイス・コリンズ、ジュディ・デイビス
        リチャード・ウィドマーク、ロバート・ウェバー
        エドワード・ウッドワード、イングリット・ピット
        トニー・ドイル

 ■ストーリー■
 反戦グループの「人民の会」がテロをはたらこうとしている情報をつかんだイギリス政府は、SASのスケルン大尉を、人民の会に潜入させテロの情報を得ようと試みるのだった…。

 
■□■ネタばれあり!■□■

 ■感想■
 ㈱スティングレイさんから05年11月11日に『特捜班CI★5』のDVD-BOXとDVDが同時発売されたイギリスのSAS(特殊空挺部隊)の活躍を描くアクション映画です。
 
 特殊部隊のSASといえば、イギリスの友好国の特殊部隊の訓練生を受け入れたりして各国の特殊部隊に支援している組織です!
 その厳しい訓練から、世界最強の特殊部隊と言われてます。
 1982年のフォークランド紛争でも活動しました!
 SASとは、SPECIAL AIR SERVICEの略です。“AIR”の字が付いていますが、空軍でなく、陸軍の特殊部隊です。ネーミングのAIRは、敵国をかく乱するためにつけたそうです。(←ミニトリビアですけど、みんな知ってますよね)
 その他に、有名な特殊部隊と言えば、DVDに同封されているブックレットにも書いてありましたけど、1977年のルフトハンザ機ハイジャック事件で大活躍して人質60名を無事救出したドイツのGSG9があります。
 ちなみに、アメリカのデルタフォースは、残念ながら1980年の4月のテヘランのアメリカ大使館人質救助作戦では失敗してます。

 今作は、1982年の作品ですけど、当時、イギリスで多発していたIRAのテロに対して、原案のジョージ・マークスタインがテロは、こりごりということで原案を書いたらしいです。
 だから、まさに“SASの宣伝映画”になってます。
 原題もSASのモットー“WHO DARES WINS(勇気ある者が勝つ)”ですからね。
 映画のストーリーは、実際にあったロンドンのイラン大使館人質事件を題材にして描いてます。
 
 ジョージ・マークスタインはイギリスの作家で、日本でも「クーラー」(角川書店)、「裏切り者と朝食を」(文春文庫)、「UKUSAウクーサ協定秘密作戦 国に仕える者すべてに捧ぐ」(KKダイナミックセラーズ)とかが翻訳されました。
 映像関係で言うとイギリスのカルトスパイSFTVシリーズ「プリズナーNO.6」や、ロジャー・ムーアのセイントの続篇「テンプラーの華麗な冒険」(←イアン・オギルギーがセイント演じてます)のエピソードや、フレデリック・フォーサイスのスリラー小説の映画化作品『オデッサ・ファイル』(1974年)の脚本を書いてます。
 リノ・ベンチュラ、ミッシェル・ピコリ主演、イブ・ボワッセ監督のTV公開のスパイスリラー『殺しの季節』(ビデオ題:『遅れてきた死神』)(1981年)の原作も書いてます。

 監督はTVシリーズ「特捜班CI★5」のいくつかのエピソードの監督や、『コードネームキリル』(1987年)のイアン・シャープ。
 脚本は『十二人の怒れる男』(1957年)、『ワイルド・ギース』(1978年)、『ワイルド・ギースII』(1985年)のレジナルド・ローズ。
 出演は、主人公スケルンに「特捜班CI★5」のボーディ役が印象的なルイス・コリンズ。
 共演はジュディ・デイビス、リチャード・ウィドマーク、ロバート・ウェバー。
 また『鮮血の処女狩り』(1970年)、『バンパイア・ラヴァース』(1971年)、『ウィッカーマン』(1973年)のイングリット・ピットが出演してます。1970年代のイギリスホラー映画ファンにはなつかしいです。今作でも充分怖い役です。

 スタッフ、キャストともにマニアックなアクション映画ファン向けの今作ですが、1番の見どころは、何回も、何回も、劇中に出てくるSASのキリングハウスでの特訓シーンでしょう。
 SASのハドリー大佐の「もう1回だ!」みたいな怒鳴り声がこだましてます。今作を前に観たときは

こんな特訓あるはず無いでしょ!007の映画や“ゴルゴ13”じゃあるまいし

 とか思ったほどハードな訓練のシーンですけど、あういう訓練所ってホントにあるんですよね、キリングハウス(キルハウス)とか言うらしいです。恐ろしいです!
 こういう特訓シーンを主人公が受けるシーンをドラマチックに見せ場として描きこんだ作品に、傑作『アサインメント』(1997年)がありましたけど、今作では訓練シーン自体はちょこっとしか出てこないのにインパクトありすぎ!!
 
 で、本当の見せ場のクライマックスのシーンなんですけど、怖い、怖すぎ!
 スケルンの家族の救出シーンも怖いですけど、突入シーンも凄すぎ!
 だって、今回の敵キャラの「人民の会」って、素人みたいな過激派って感じで、どう見ても銃で武装したアマチュアって感じなのに、対するSASはもうプロフェッショナルですからね…。結果は火を見るより明らかですよね。
 とにかく特殊部隊映画ファンは必見の1本です!!
 
 ところで、今作のDVDは、かなりスゴイです。
 今作は、TV放映版ではカットされていたので、吹替え新録です!しかも、主人公ルイス・コリンズの声を「特捜班CI★5」のボーディ役のときと同じく若本規夫さんで吹替え新録!!!
 DVDを日本語吹替えで観て、吹替えになったり字幕になったりするのってイヤですもんね。吹替え新録にプラス10点で 90点

ファイナル・オプション [DVD]
イアン・シャープ,ルイス・コリンズ,リチャード・ウィドマーク
スティングレイ
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『バス男』ユルユル未公開、キタ――(゜∀゜)――!!!!!

2005-12-02 00:05:51 | コメデイ
バス男
NAPOLEON DYNAMITE(2004年アメリカ)
 監督    ジェレッド・ヘス
 脚本    ジャレッド・ヘス
        ジェルーシャ・ヘス
 出演    ジョン・ヘダー、ジョン・グリース
        エフレン・ラミレッツ

 ■ストーリー■
 見るからにオタク系の高校生ナポレオン・ダイナマイトは高校まで、バスに乗って通うバス男。ある日、ナポレオンは転校生のメキシコ人ペドロと友達になる。ペドロは生徒会長に立候補するのだが…。 
 
 ■感想■
 製作費が400万円にも関わらず、全米で大大大ヒットしてロングランになった超話題の田舎の高校生の日常を描くユルユル脱力系コメディです!!
 アメリカで大ヒットしたのもわかります。大したストーリーもない、ホントにユルユル日常を描いてるだけの作品なのに、超面白いです。
 日本でヒットしたアキバ系のオタク少年(青年?)の恋愛物のタイトルが「電車男」だからって、今作のタイトルが“バス男”って!!!
 良いタイトルです!
 

 20世紀フォックスのホームページによると
 【全米コメディフェスティバル】
  ・最優秀賞作品賞
  ・ゴールデンサテライトオリジナルスコア賞
  ・MTV映画賞2005最優秀作品賞 
  を、受賞したそうです。
 
 あと、今作は、最も有名なインディーズ映画祭のサンダンス映画祭正式出品作品です。

 展開が脱力系でダラダラ、ユルユルなのに、ランニングタイム95分の間、全然退屈しません。
 「ガハハ」と笑う感じの作品じゃないですけど、全編、ニタニタしっぱなしです。
 
 アメリカだと映画を観る人の大多数は、田舎の人だろうから、田舎のティーンに受けたんでしょうね~。
 みんながみんな、アメフトやってるマッチョとか、金髪のチアリーダーじゃ無いですもんネ。

 でもアメリカあたりじゃ、日本よりオタクを受け入れそうな気がするんですけどね。
 もちろん軽いオタクですだけど。
 広い意味で言ったらトレッキーだって、「宇宙大作戦スタートレック」のオタクですもんね。
 フィギア文化も日本より確立されてるし。コンベンションでコスプレしてる人たち明るそうで、楽しそうですもんね。
 オタクって、頭良さそうな感じがしますしね。
 でも、マッチョ系スポーツマンやら、チアリーダータイプの観客あたりは、この映画、面白くないでしょうねぇ~。

 今作の感想ですけど、自転車を奪おうとしていたマッチョに、偶然車で乗りつけたペドロのいとこたちが見ていて、注意するシーンとか、最高でした!
 あと、生徒会長候補のライバルのサマーのピニョータを棒で叩いてて注意されるシーンとかも、かなりおかしかったです!!
 う~ん、DVD買っちゃおうかな?? 70点

バス男 [DVD]
ジョン・ヘダー,ジョン・グリース,アーロン・ルーエル,エフレン・ラミレッツ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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『0:34レイジ34フン』タイトルに10点。

2005-12-01 00:24:28 | ホラー
0:34レイジ34フン
CREEP(2004年イギリス、ドイツ)
 監督    クリストファー・スミス
 脚本    クリストファー・スミス
 出演    フランカ・ポテンテ
        ヴァス・ブラックウッド、ジェレミー・シェフィールド
        ポール・ラットレイ

 ■ストーリー■
 ロンドンの深夜、ケイトはパーティを抜け出し、ジョージ・クルーニーに合ってサインをもらう為に、ジョージ・クルーニーが泊まっているホテルに行く為、地下鉄のチャリングクロス駅にやってくる。しかし、酒を飲んでいたケイトは、うっかり地下鉄のベンチで寝てしまい最終電車を乗り過ごしてしまう。駅から出ようとするが、出入口は閉められ、閉じ込められてしまう。が、そんな時、なぜか次の電車がやってくるのだった。

■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 『ボーン・アイデンティティー』(2002年)、『ボーン・スプレマシー』(2004年)のヒロイン、フランカ・ポテンテ主演の地下鉄ホラーです。
 彼女も観るたびに印象が変わりますね。今回はメイクが怖いです!
 ドイツの女優さんなんでなんかガッシリ見えるんですけど、それも錯覚??
 『ボーン・スプレマシー』のときは、けっこうカワイク見えたのに…。
 
 もうこのキャスティングだけで、少し失敗してません??フランカ・ポテンテファンの方、すいません。多分、原因はメイクなんでしょうけど…。

 『バイオハザード』シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチだって作品でずいぶん顔が違いますもんね。ホントに同じ人??って思っちゃいますもんね。
 『ズーランダー』(2001年)と、『バイオハザードIIアポカリプス』(2004年)のときと全然違いますからネ。

 でも、なんで2005年の今どき、こんな1980年代チックなホラー映画がイギリス、ドイツで作られたんでしょうか??
 いや~、面白ければ良いんですけど、ホントに1980年代のホラー映画と全然変わりがありません!!
 1980年代に作られてたら、他のホラー映画の中に埋もれてしまうような作品です。
 スラッシャームービーとしては、『13日の金曜日』(1980年)や『バーニング』(1981年)の方が全然面白いです。
 肝心な地下鉄の駅のシーンも『狼男アメリカン』(1981年)の地下鉄のシーンの方がよっぽどコワイです。
 大体、殺人鬼の正体もわからないし、って、まぁ、別にわかっても意味ないですけど。
 
 ところで、中盤、正体不明の殺人鬼をケイトってハイヒールで1回倒すでしょ。
 ホラー映画の定石にしたがって、その場からケイトたちって逃げちゃうんだけど、それこそ、ここは2006年の映画としてボコボコにしてトドメをさして欲しかった!!
 って、それじゃ、映画が終わっちゃうじゃないか!って。

 でも、大丈夫です。『ヘルナイト』(1981年)みたいに、殺人鬼が1人でなくても良いですからね。殺人鬼は2人でも3人でもOKです。

 まぁ、でも主人公たちが少し倒した殺人鬼から逃げて、その殺人鬼からまた追われるシーンは、スラッシャームービー定番の展開ですからね!
 また、殺人鬼に親族のふりして語りかけるシーンなんて『13日の金曜日PART2』(1981年)にオマージュを捧げたようなシーンもありますし、監督はホラー映画が好きなんでしょうねぇ~。
 
 都会のど真ん中の地下鉄を舞台にしたのは、ストーリーの着眼点はけっこう面白いかも。キャンプ場や、森の中でなく、地下鉄ですからね!
 
 でも、イギリスの地下鉄って駅の出入り口閉めるときって、駅員さんがお客さんがホームに残ってるのかって調べないんですか??
 それにホームに電気、煌々とついていたけど、終電出たあとも暗くならないのかなぁ??そんなことの方が気になっちゃいました。
 あと、殺人鬼も今回メチャクチャ暴れてますけど、駅員まで殺しちゃって、どうするつもりだったんでしょう??
 床に血がついたままだし、電車も置きっぱなしだし、翌朝は、かなり大事件になりそうなんだけどね~。
 でも日本のタイトル「0:34レイジ34フン」って良いです!!そのまんま“クリープ”とかよりいいですもんね。もうこのタイトルにプラス10点!! 30点


0:34 レイジ34フン [DVD]
クリストファー・スミス
ファインフィルムズ


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