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映画感想のブログ!!
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『マッド・フィンガーズ』70年代暴力青春!

2006-06-11 22:21:31 | ドラマ
マッド・フィンガーズ』FINGERS(78年アメリカ)
 監督、脚本 ジェームズ・トバック
 出演 ハーヴェイ・カイテル、ティサ・ファーロウ、マイケル・V・ガッツォ、ジム・ブラウン、ダニー・アイエロ

 ■ストーリー■
 ニューヨーク、カーネギーホールで演奏することを夢見て、コンサートピアニストを目指すジミー・アンジェレリ。しかし、ジミーにはもう1つの顔があった。金貸しをやっている父親のベンの借金取立ての手伝いだった。

 ■感想■
 ハーヴェイ・カイテル主演の暴力風味のドラマです。ジャック・オーディアール監督が『真夜中のピアニスト』(05年)としてリメイクしたんで、オリジナル作品を予習のため鑑賞しました!

 ところで、ハーヴェイ・カイテルって、年齢がいくつの設定なんですか??今作って78年の作品だから、当時39歳でしょ!
 それが若く見えるんなら全然OKなんですけど、どう見ても年相応に見えます!

 今作って、ハーヴェイ・カイテルとタニア・ロバーツのHシーンが有名ですけど、今見ると全然普通です。今作の重要なテーマはH描写と暴力ですけど、全然過激じゃ無いです!Hシーンなんか、まるで文部省選定映画なみの描写です!
 文部省選定はウソでも、一時の必ずHシーンがあったころの土曜ワイド劇場よりもHじゃないです!(古~っ!

 もう少し、バイオレントな映画だと、ず~っと思ってたんですけど、普通のドラマでした!ハーヴェイ・カイテル主演なんで、もっと血とバイレンスと過激なHに満ちた作品かと思ったんですけどネ。
 大した事件も起きないんで、盛り上がらないですけど、まぁ、ランニングタイムが90分なんで、そんなに退屈もしないですけどネ。

 人前では、ピアノがうまく弾けないナイーブな青年の生活と、借金取りの裏の仕事のバランスが、ストーリーの中でうまく融合してないです!もったいない!
 ピアニストを目指す青年が、裏の世界で血と暴力に満ちた世界で生きていくなんて、題材としては、すごく面白いんですけどネ!

 ところで、アメリカだと、借金取立てって、身内の手伝いでも違法なのネ!ハーヴェイ・カイテルが公園で捕まってましたもんネ。ハーヴェイ・カイテルの父親も正規の金貸しではないみたいですけどネ。30点
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『ザスーラ』宇宙ジュマンジ

2006-06-10 11:34:09 | ファンタジー
ザスーラ』ZATHURA(05年アメリカ)
 監督 ジョン・ファブロー
 出演 ジョッシュ・ハッチャーソン、ジョナ・ボボ、ダックス・シェパード、ティム・ロビンス
 
 ■ストーリー■
 ある日、兄弟ゲンカばかりしているウォルターとダニーは、地下室で“ザスーラ”というボードゲームを見つけ、ゲームを始めてしまう。しかし、そのゲームは、ゲームで起こったことが現実に起こるゲームだった!


■□■ネタバレあり!■□■
 ■感想■
 『ジュマンジ』(95年)の原作者クリス・ヴァン・オールズバーグによる続編の映画化です!
 続編と言っても、ゲームで起こったことが現実になって、ゲームプレイヤーに襲い掛かってくるという要素だけが同じだけですけどネ。

 ランニングタイム101分が、長く、長く、長く感じる作品でした!『ジュマンジ』がランニングタイム104分だから、長さは大して変わらないのに、今作の方が、全然退屈です!
 というより、ランニングタイムは『ジュマンジ』の方が長いですもんネ。

 脚本、監督とも前作とは違うスタッフだからなのか、原作に魅力が無いからなのか、『ジュマンジ』と比べると、今作は、まるでビデオスルー作品なのかと思っちゃうような、面白さの違いが!

 『ジュマンジ』は、何の期待もせずに、軽い気持ちで見たせいか、スゴク面白く見れたのに!
 そうは言っても、『ジュマンジ』は、TVの映画劇場でオンエアされるたびに、喜んで見てるんで、作品自体面白いんですよネ。
 『ジュマンジ』は、いかにもハリウッド的で、全部がハッピーなエンディングになっちゃうのも
 「あ~、ハリウッドだなぁ」とか思ったんですけど、
 続編の今作に比べたら、全然マシです!

 今作は、ただ、「兄弟仲良くなりました!」ですもんネ!

 もう今作は、1度見れば十分!TVで放映してても、見ないかも!それくらいの感じです!
 出演のティム・ロビンスも、なぜ出演してるの??って感じです。まぁ、メジャーな俳優も出演してないとダメってことなんですかネ??なんか、出演してても、してなくても同じような気がしますけどネ。30点
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『沈黙の追撃』CHINMOKUシリーズ

2006-06-08 02:27:39 | アクション
沈黙の追撃』SUBMERGED(05年アメリカ)
 監督 アンソニー・ヒコックス
 出演 スティーブン・セガール、ヴィニー・ジョーンズ、ゲイリー・ダニエルズ、ウィリアム・ホープ、クリスティン・アダムス

 ■ストーリー■
 ウルグアイでアメリカ大使がシークレットサービスに暗殺される事件が起きる。シークレットサービスはその後お互いに撃ち合い死んだ。この事件の裏にマインドコントロールを使用するレイダーがいると感じたアメリカ軍は特殊部隊を送り込むが返り討ちにあってしまう。アメリカ軍は、捕らえられていたコーディーに恩赦と成功報酬1人10万ドルと引き換えに、捕虜の奪還とレイダー暗殺をいらいするのだった。コーディは同じく捕らえられた昔の仲間を連れ行動を起こすのだった。

 ■感想■
 スティーヴン・セガール主演のアクション映画です。
 セガールの映画のタイトルは「沈黙の~」かローマ字タイトルが多いですけど、今回は「沈黙の追撃」。あれ、まだ、このタイトル使ってなかったんだ!って感じです。
 
 今作の見せ場は、ゲイリー・ダニエルズの登場ですかネ?あれ、あのすぐにやられちゃった人??「あれれ」
 
 セガール対ゲイリー・ダニエルズの戦い、すごく楽しみにしてたのに!

 セガール対チャック・ノリス!
 セガール対マーク・ダカスコス!
 セガール対ジェイソン・スコット・リーとか見てみたい!

 チャック。ノリス以外、すぐやられちゃいそう。だって、セガールって自分より目立つキャラクターがいたら、怒って撮影現場から帰っちゃいそうだもんネ。脚本とか書き換えさせそうだし。

 もうセガール映画に強敵は、いないですネ。もう、どの映画に出てもケイシー・ライバック状態ですネ。

 兵士たちを洗脳するガイキチ博士とダムの基地爆破のストーリーと、潜水艦のストーリーと、次期大統領暗殺事件と、いくつもの要素を入れすぎて、ストーリーに全然まとまりが無いです!
 ただでさえ、うまくつながらないことの多いセガール映画ですけど、今回は特にヒドイです!
 
 『シュリンジ』(93年)、『ドルフ・ラングレン ストーム・キャッチャー』(99年)等、監督は、エンタメ派のアンソニー・ヒコックスですけど、セガールの毒気に当てられちゃったか、セガールに好き勝手やられちゃったのか、今回は、全然、まとまりが無いです。
 スピルバーグやルーカスくらいにならないと、やっぱり、映画はスターのが偉いですからネ。

 今作は、最近のセガール映画の中でも、あまり良い出来じゃないんで、セガールファン向けってことで。40点
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『フォー・ブラザーズ狼たちの誓い』マーサー兄弟

2006-06-07 00:13:32 | アクション
フォー・ブラザーズ狼たちの誓い』(05年アメリカ)
 監督 ジョン・シングルトン
 出演 マーク・ウォルバーグ、タイリース・ギブソン、アンドレ・ベンジャミン

 ■ストーリー■
 夜、食料品店で強盗に会いエブリン・マーサーが殺された。彼女は身寄りの無い子どもを里親に送ってきた女性だった。エブリンに育てられた4人の兄弟、ボビー、エンジェル、ジェリー、ジャックは、独自に調査を行い、今回の事件が、偶然の強盗事件に巻き込まれたものでなく仕組まれたものであることを知るのだった。4人は、真犯人を探し始めるのだが・・・。

 ■感想■
 ジョン・ウェインの『エルダー兄弟』(65年)のリメイクらしいです。舞台を現代のデトロイトに移してますけど、西部劇よりも、デトロイトが無法地帯に描かれてます!
 イタリアのマフィア映画みたいです。住宅街で、突然、サブマシンガン撃ってくる殺し屋が集団でやってきます!マーク・ウォルバーグたちが応戦しますけど、死体出まくり!
 もし一般の通行人がいたら、巻き込まれて流れ弾に当たっちゃいますヨ!で、その事件のあと、警察がやってきて
 「正当防衛だろ!」って。
 あんた、開拓時代の西部劇のシェリフか!て感じ。イキなのはわかりますけど、怖い国です!アメリカ!
 まぁ、もともと、西部劇のリメイクだし!

 でも、どうせ、西部劇を現代劇のアクション映画としてリメイクするならジョン・ウェインの映画より、マカロニウエスタンをリメイクして欲しいですけどネ。でも、それじゃ、映画製作にゴーサインが出ないかな??

 『エルダー兄弟』って、こんなに血とバイオレンスの多い西部劇でしたっけ??そんなわけないか。ジョン・ウェインだし。
 ジョン・ウェインの作品だと、コミカル調の西部劇『大列車強盗』(72年)がけっこうバイオレンス度が高かったかもしれませんネ。ストーリーや、キャラクターがけっこうコミカルなくせに、殺しまくりでしたからネ。
 まぁ、列車強盗がテーマじゃ、リメイクできないだろうけど。

 ところで、今作の監督はジョン・シングルトンですけど、アクション映画が好きなんですネ。『シャフト』(00年)、『ワイルドスピード×2』(03年)とけっこうアクション映画撮ってますからネ。他にも青春系ドラマも撮ってますけどネ。

 で、今作なんですけど「SHOWBIZ COUNTDOUN」(TV東京日曜深夜24:00~)で紹介されたときから、期待度がけっこう高かったんですけど、期待に負けることなく、十分面白かったです!
 もう、マーク・ウォルバーグがカッコ良すぎ!アニキ度1000%って感じです!

 「現実だったら、あんなことしたら警察に捕まっちゃうよ!」とか考えなければ、十分楽しめるアクション映画です!
 だって、主人公たちも、悪い奴らも、なんの躊躇もなく殺しまくりですからネ
 教育的には、『ダーティハリー』(71年)より、悪そうですよネ。あ、これ、誉め言葉ですからネ。65点  

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『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ 』笑えない!

2006-06-06 22:53:42 | SF
エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』ATOMIK CIRCUS LE RETOUR DE JAMES BATAILLE(04年ドイツ、フランス、イギリス)
 監督 デイディエ・ポワロー
 出演 ヴァネッサ・パラディ、ジェームス・フレミング、ジャン=ピエール・マリエール

 ■ストーリー■
 灼熱の土地スコットレットの祭りに参加するためにやってきたスタントマンのジェームスは、町のボス、ボスコの1人娘の歌手コンチャと出会い、恋に落ちる。しかし、スタント中の事故で、ジェームスはボスコの店を破壊、祭りは中止、懲役133年の刑になってしまう。ジェームスは、コンチャに会うため脱獄する。そんなとき、スコットレットの町にエイリアンが侵略してきたのだった。

□■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 フランスの人気歌手ヴァネッサ・パラディ主演のSFコメディ。
 フランス映画なんで、正確にはドイツ、イギリス合作ですけど、フランス映画特有の笑えないコメディ映画になってます。
 フランス映画って、『迷宮の女』(03年)みたいな超傑作ミステリー映画があるかと思えば、『マルセイユ・ヴァイス』(03年)や『HAKUGEKI迫撃』(04年)みたいなフランス人しか喜べそうに無いアクション映画もあってさまざまです。
 で、今作は、後者の方です。一部のファンにしか受けなさそうな作品です。まぁ、日本タイトルが、何ていったって『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』ですからね。よっぽど、このタイトルで興味持った人しか見ないだろうけど。

 でも、この日本タイトル、けっこう良いです!的を得てます!今作の内容は

 「ヴァネッサ・パラディ」×「笑えないフランスコメディ」×「エイリアン」 って感じですもんネ。

 なぜかエイリアンが、突然出てくるコメディなんですけど、このエイリアンは、かなりマジメに描かれてます。エイリアンの造詣もそうですけど、暴れっぷりもハードです!不気味な触手で、町の住民の首をスパスパ切っちゃってます!町中血まみれです。
 で、結局、事件が解決しません。

「エーッ、何、この終わり方??」

 って感じで終わっちゃいます。でも、ストーリーはどうでも良い!って感じですから。
 ランニングタイム91分も、長すぎ!あと25分くらいカットして!でもヴァネッサ・パラディが歌ってるシーンや、エイリアンが暴れてるシーンとかは残しておいて良いですからネ。

 まぁ、最初から、こんな感じの作品かな??ってある程度覚悟してたんですけど、それでも、少しツラカッたです!
でも、結局なんだかんだ言っても、ヴァネッサ・パラディファン向けって感じです。25点
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『デイジー』韓流香港ノワール

2006-06-04 21:55:09 | アクション

デイジー
DAISY(2006年韓国)
 
 監督:アンドリュウ・ラウ
 脚本:クァク・ジェヨン
 脚本リライト:ゴードン・チャン(ノンクレジット)
        フェリックス・チョン(ノンクレジット)
 出演:チョン・ジヒョン
    チョン・ウソン
    イ・ソンジュ
    チョン・ホジン
    デビッド・チャン

 
 ■ストーリー■
 
 オランダのアムステルダム、ヘヨンは祖父の骨董屋を手伝って生活していた。画家を目指すヘヨンには、想いを寄せる見知らぬ男性がいた。
 デイジーの花畑をスケッチした帰りに、丸木橋から落っこちたときに、落し物を拾ってくれ、落っこちないような立派な橋を作ってくれた男性だ。
 そして、その日から、骨董屋に毎日、デイジーの花を届けてくれている男性がいるのだ。
 
 そんなある日、ヘヨンが広場で肖像画を描いているときに、画を描いて欲しいという客ジョンウが現れるのだった。
 ヘヨンは、直観的にジョンウがデイジーを届けてくれている男性だと感じるのだが…。


 ■感想■
 
 『猟奇的な彼女』(2001年)のチョン・ジヒョン主演のオランダを舞台にした韓国映画です。
 あまり観ない韓国映画ですけど、今回は劇場に行って観ました。
 
 それは、監督が香港映画の傑作ノワール『インファナル・アフェア』(2002年)の監督アンドリュウ・ラウだったからです!!
 
 脚本は『猟奇的な彼女』(2001年)『僕の彼女を紹介します』(2004年)のクァク・ジェヨン。
 「キネマ旬報」の今作の記事にアンドリュウ・ラウ監督のインタヴューが載っていたんですが、その記事によると、当初は、ニューヨークのブルックリンと、韓国を舞台にしたストーリーだったらしいです。
 
 また、ストーリーを短くするために、フェリックス・チョン、ゴードン・チャンが脚本をリライトしたそうです!
 フェリックス・チョンは「インファナル・アフェア」シリーズや『東京攻略』(2000年)。
 ゴードン・チャンは『BEAST COPS野獣刑察』(1998年)や『メダリオン』(2003年)の監督&脚本家です。
 なんでも、最初の脚本だと、そのまま映画化すると3時間になっちゃうような長さだったそうです。短くなった完成版の今作のランニングタイムは125分なので、香港ノワールとするとかなり長尺ですね。
 ファーストカット版は150分くらいあったそうです!
 
 「う~ん、今作の150分版があるなら見てみたい気もします…」
 
 監督がアンドリュウ・ラウ。製作にも香港スタッフが関わってるので、完全に香港映画を観る気持ちで観ちゃいました!
 それでも、全然期待外れにならず面白く観れました‼

 冒頭、ヒロインのチョン・ジヒョンが、骨董屋で祖父から「恋でもしろ!」とか言われて、微笑ましいシーンで始まります!その後、広場で肖像画を描いているとデイジーの花を持った男性客が現れて、まるで恋愛映画みたいな良い感じで進んでいきます。
 骨董屋にデイジーの花を届けてくれてるのを、その広場で絵を描いてくれと頼んだ男性イ・ソンジュだと思い込んで、チョン・ジヒョンは、イ・ソンジュのことを好きになり始めます。
 
 「あ~、恋愛映画みたいで、良い雰囲気です」

 でも、その後から、今作の本当の展開が待ってます!

 チョン・ジヒョンのことを好きになり始めたイ・ソンジュのモノローグが始まります!!
 イ・ソンジュは、肖像画を描いてもらうためでなく、チョン・ジヒョン越しに麻薬組織のアジトを捜査中のICPOの刑事で、捜査のため、広場で画を描いてもらっていたっていう設定です。
 
 では、デイジーの花を送っていたのは誰??
 
 もう1人、メインの登場人物が出てきます!デイジーを送っていたのはチョン・ウソン演じる暗殺者パクウィです!
 
 ICPOの刑事に暗殺者!
 
 いつもの香港映画お得意のノワール物です!
 
 全然ストーリーは、違いますけど、レスリー・チャン、常盤貴子主演の『もういちど逢いたくて星月童話』(1999年)も、恋愛映画かな??みたいに始まって、ラストは、いつもの香港ノワールになっちゃう作品でした!

 今作は予告で、刑事や暗殺者が出てくるのでノワール物なのはバレバレなんですけどね~。
 でも、そんなこと知らずに観た方が感動すると思うんですけどね。まぁ、知らなかったら、恋愛映画の韓国映画だと思って、絶対に観てないですけどね…。
 今作『デイジー』も、同じく、映画が進むにしたがってベタな恋愛映画モードから、ノワールモードが加速していきます!
 少女マンガが、路線変更で、“ゴルゴ13”になっちゃう感じ!!!
 広場の最初の銃撃戦のあたりから、「あれ、自分は何の映画観ていたんだっけ??」って気持ちになっちゃいます。

 もうそこからの展開は、香港ノワールモードに突入、フルスロットル状態!

 すごく面白かったです!

 でも、ストーリーが悲しい!主演の2人の男性、カッコ良すぎ!カッコ良い上に、性格も良いです!チョン・ジヒョンじゃなくてもほれちゃいます。
 最後、ほんのちょっとだけ、ミステリー仕立てになりますけど、そこがまた、最後の感動をより一層強くさせてます!

 あと、暗殺者の組織のボス役で、デビッド・チャンが出演してます!デビッド・チャン、香港映画ファンには懐かしいですね。
 
 アクションシーンが、少し物足りないのと、暗殺者のチョン・ウソンが強すぎなのが難点ですが、まぁOKでしょう!
 チョン・ウソンの殺し屋の腕が、すごくやり手だったコトの説明がなかったのが残念!殺し屋の組織のボスも、あんなに強いウソンを怒らせてどうする!!話し合おうとか思わなかったの~??
 
 ウソンのために組織は壊滅ですもんね!
 チョン・ウソンって、クライマックスの活躍って、ゴルゴ13みたい!ゴルゴ13を怒らせちゃダメなことくらい、誰でも知ってるのに!
 大満足の1本でした!! 

 

アナザーバージョンも。基本的には同じですが、チョン・ウソンが生き残ることが明らかに、、。

 

   
 
 
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『ダーク・ウォーター』仄暗い画面の上から

2006-06-03 22:29:23 | ホラー
ダーク・ウォーター』DARKWATER(06年アメリカ)
 監督 ウォルター・サレス
 出演 ジェニファー・コネリー、アリエル・ゲイド
 
 ■ストーリー■
 離婚調停中のダリアは、娘セシリアの親権をめぐって夫と争っていた。ダリアは、ニューヨークのルーズベルト島のアパートに引っ越してくる。しかし、その日からダリアは不気味な夢にうなされ、セシリアは存在しない友人と話し始めるのだった。

 ■感想■
 鈴木光司原作、中田秀夫監督の『仄暗い水の底から』(01年)をリメイクしたホラー映画です。
 ところで、今作の監督は『モーターサイクル・ダイアリーズ』(03年)のウォルター・サレスです。ところで、今作の監督って、なんでウォルター・サレスなの??


 それにしても、ジェニファー・コネリー演じる主人公のダリアって全然魅力感じません!この主人公に全然感情移入できません!
 別れた夫の意見が正しいです!
 「ダリアは情緒不安定で、妄想癖がある」って、その通りでしょ。

 オリジナル版は、主人公が黒木瞳が演じていたせいか、十分ホラー映画として通用していましたけど、リメイク版の今作は、ジェニファー・コネリー演じるダリアに魅力を感じないせいか、ホラー映画っていうより、情緒不安定ドラマみたいです。
 
 オリジナルの『仄暗い水の底から』も、つまらない作品でしたけど、リメイクはさらにつまらない作品になってます!なんで『仄暗い水の底から』をリメイクしたの??
 オリジナルがダメダメ作品なのに、あえてリメイクする意味がわからないです!

 ランニングタイム『仄暗い水の底から』が101分で、リメイクの今作が105分!長すぎ!長すぎ!超長すぎ!あと30分くらいカットしても、全然大丈夫な作品です!
 あと、30分カットしても、面白くなるとは思いませんけど、テンポは良くなりますからネ。

 こういう作品を見ると、同じJホラーのハリウッドリメイクの続編『ザ・リング2』(05年)がいかに、良く出来てるのかがわかります!

 第一、あんな不気味なマンション住みたくないです。その上、管理人の愛想が悪くて、茶色い水の出てくるマンションでしょ、住みたくないですよ!

 こんな中途半端なホラー映画作るんだったら、ジョン・カーペンター監督に正統派ホラー映画を作らせてあげて欲しいです!ハリウッドメジャー会社にお願いしたいですヨ。0点
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『サマータイムマシン・ブルース』TV向き。

2006-06-01 00:29:35 | 日本映画
サマータイムマシン・ブルース』(05年日本)
 監督 本広 克行
 出演 瑛太、上野 樹里、佐々木 蔵之介

 ■ストーリー■
 夏休み、“SF研究会”の男子部員は、部室で、はしゃいでいるときに間違ってクーラーのリモコンにジュースをかけリモコンを壊してしまう。翌日、部員たちは部室で謎の金属製の機械を発見する。タイムマシンで、前の日の壊れる前のリモコンを取りに行くのだが。
 
□■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 フジTVの人気TVドラマ「踊る大捜査線」シリーズや、その劇場版『踊る大捜査線』(98年)の本広克行が監督したSFコメディ。
 こういうタイムトラベル作品で良く問題になりそうな、つじつま合わせがウマ~くできてます。
 最初に見たときは、わからなくても、2度目に見直すと、
なるほど!なるほど!
って感じです!

 でも、「だからなんなんだ!」って思っちゃいます!

 ヴィダルサスーンのネタなんか、無くなった時点で、
「どうせ未来に行っちゃったんじゃないの~??」
 とか思ってたら、、やっぱりそうでした。

 あと、前の日に彼女の話をしていた。っていうのも、もう1人の自分が言ってたんじゃないの??って、すべてのネタがわかりすぎです。
 
 こういうタイムトラベル物が好きな人は、今作を見てても、

 「ふ~ん、そうなんだ」
 
 とは思っても、別に面白がらないと思うんですけどネ。ホントにタイムトラベル物の“入門編”って感じですヨ~

 実際、タイムトラベルしたことが無いからわからないですけど、“リモコン1個についての歴史”が変わっちゃっても、何も起こらないような気もするんですけどネ。
 
 まぁ、今作では「実際は歴史は一切変えることが出来ない!」っていうのがタイムトラベルの理論ですけどネ。

 こんな大学生を主人公にした、リモコン1個で巻き起こる騒動を描いたSF作品は、2時間サスペンス枠のTVのスペシャルドラマで見たいです!
 
 夏休みのスペシャルドラマ!って感じです。

 自分的には、同じ邦画でも、まるっきり見る気のしない「海猿」よりは、「見てみようかな??」って気にさせるだけ、まだマシですけど。
 (別に海猿が嫌いってわけじゃないですからネ。ただ、恋愛系の作品は、自分は見ないだけですからネ。ファンの方、怒らないでくださいネ。)

 でも、今作は、劇場映画のタイムトラベルSci-Fi映画なんだから、
 ルイス・モルノー監督の低予算アクション風タイムトラベル物『リバース』(97年)とか、
 イブ・メルキオール監督の『タイム・トラベラーズ』(TV題『原始怪人対未来怪人』)(64年)とか
 ジャン=クロード・ヴァン・ダムの『タイムコップ』(94年)
 
 みたいに、映画的に楽しませて欲しかったです。
 でも、それじゃ、ちょっとハードルが高すぎるかな??
 
 まぁ、SF映画をあんまり見ないで、タイムトラベル物なら「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が1番みたいに思ってる人向けかな。40点
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