秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

もののけの森

2008-09-21 | 旅・九州
★ちゃんと旅できたんだろうかと皆様にもご案じいただきありがとうございました。忘れないうちに記事書かないと、どれがどのときの写真かも分からなくなるので、コメントお返事よりも先に旅の記録を優先させていただきます。


帰りの飛行機が鹿児島18:45発、
これに乗るためには逆算して、屋久島を13:30発のトッピーでなければ、後の便では間に合いません。
それで滞在時間が3時間となってしまい、
「こんな観光客初めてで、記憶に残ります」とバスガイドさんに言わしめたのです。

 

屋久島にはお手軽に自然が味わえるヤクスギランドと白谷雲水峡とあるようですが、紀元杉から車で10分ほどの「ヤクスギランド」を訪れました。

時間がないから、散策コースの最短30分コースを急ぎ足で歩き、売店立ち寄り禁止でした。

台風はよく来るし、普段から雨は多い、冬には雪が降る。
こうした劣悪な環境の中で、杉はびっしり隙間なく年輪を重ねるので虫がつきにくい、腐りにくい、それで樹齢1000年を超えるものがたくさんあるのだそうです。

杉目の美しいものは、伐採され、その場で杉板に加工し麓まで担いで降りて、年貢米などとなる。
10×60cmの杉板2000枚が米1俵と聞いたような気がする。

江戸時代の伐採切り株や試し切り跡も多数残っていました。
 

高温多雨で苔むした屋久杉の原生林が広がっています。
朽ちた木だけでなく、生きている木にも多々の植物の種が落ち寄生し成長する。
その姿は驚異であり、生命のたくましさを実感させてくれます。

でも魔物でも出そうで、一人で歩くのはちょっと怖い。

木道や石張歩道が整備され、あちこちに立て看板で説明がなされています。
写真撮影に気をとられて板の間に足が滑り落ち、もう少しで捻挫するところだった。

 

入り口にあるトイレはチップ制。
日本では珍しいからか、意外と入っているお金は1円玉や10円玉。
少しでもこの原始の森の保護管理に役立ててもらいたいと100円入れてきました。

洋上のアルプス・屋久島

2008-09-21 | 旅・九州
屋久島は周囲が132kmで車で廻れば3時間ぐらい。
なのに島中央に1000mを越す山々がたくさんあり、
九州で高い山の7番目まで屋久島にあるんだそうです。
縄文杉が昭和41年紹介されて以来登山客は増える一方で、
年間20万人の観光客のうち8万人が登山客。

海からの湿った風は、洋上アルプスにぶつかり大量の雨をもたらす。
年間降水量は平地で4000mm、山間部で8000mm。
今回の台風13号ぐらいならぜんぜんへっちゃらなんだって。

 

この屋久島に渡るために、飛行機もありますが、
高速船ジェットフォイル・トッピーがよく利用されているようです。

小学校6年生のとき、小豆島へ行くのに、大阪港から水中翼船というのに乗りました。
日本の本州と島を繋ぐ橋がたくさん出来たからか、今はないです。
この水中翼船に43年ぶりに再会した気分です。
今はジェットフォイルっていうオシャレな名前になっていました。

でも利用料金の高いのにもびっくり。
指宿→屋久島 所要時間1時間15分で片道6000円
ところが鹿児島・屋久島間は2時間以上かかるのに、
片道5000円と安いのはなんでなんだろう?

飛行機のように指定席でトイレ以外は動けません。
走行中は「シートベルト着用」とならんで「翼走中」のランプがともっていました。

船体はそれほど新しくない、
でも揺れぐらいがちょうどいいのか寝心地よくて皆バク睡。

宮之浦港について、すぐにバスに乗り紀元杉へ向かいました。

 

山間部中央に見えるのが、水力発電所です。
島の電力はすべて水力発電でまかなわれているそうです。

 

雨が多いから、島の湧き水は豊富で飲み放題。

ちなみ携帯はドコモとAUは繋がるらしいけど、ソフトバンクは圏外でした。

 
 
道路に現れたヤクシマサルたちは、車では驚かない。
シカにもあいましたよ~

かつては観光のために保護してきた野生動物も、増えすぎると困ることが多いので最近は野放し状態らしい。

屋久島は、サル2万、シカ2万、ヒト2万とも言われるらしいけれど、実際の人口は16,000人ぐらいで、サルもシカも5000ぐらいと聞いたような。