このスーツケースには納まらない荷物。
やむをえず手荷物として機内持ち込みにされた方2名は、帰路の飛行機に乗る前の出国手続きで「ちょっとこちらへ」となりました。
銃や武器を仕込まれてると思われたのでしょうか。
あわてて添乗員もその部屋へ。
ツアー一行、不安げにその場で待ちぼうけ状態。
なかなか出てきません。
午前7時発の搭乗が始まる30分前、添乗員が部屋から出てきて、
「時間がないから先に搭乗ゲートへ行ってください。
あのお土産に税金がかかるというので、この国の文部省みたいなところと交渉中です」
一緒に帰れるだろうか心配しつつ先にゲートに向かいました。
半分以上が搭乗し終わった頃添乗員と2人の持ち主が現れました。
どうやら購入価格の1割程度の関税を支払い解放してもらえたようです。
何を買われたかというと、
サマルカンドのレギスタン広場にあるシアルドール・メドレセ、すでに神学校としての役割を終え今は工房となっていたりお土産屋さんになっていました。
その中の一画にウズベキスタンの民族楽器を演奏してくれるところがありました。
以前小泉元首相が訪れたときも演奏を聞かせた地元の有名な音楽家だそうで、一緒に写った写真を見せてくれた。
様々な胡弦楽器を聴かせてもらうと、いい音色で欲しくなる。
一番安いので70ドル。
弦が切れたり、皮が破れたりした時メンテナンスできないなとあきらめ、CD1枚を15ドルで買いました。
しかしツアーの中のリッチなおば様二人が、400ドルと150ドルのを買われたのでした。
その梱包はエアークッションに包むでもなく超簡単なエコ包装。
え~っ、こんなので持って帰るの?
周りのものが不安になるような梱包でした。
それにしても関税かかるって事前に言ってよね。
ちなみにウズベキスタンの太鼓はこんなの↓

縁裏に金属の輪がぶら下がり、タンバリンと合体したがごとくのなかなか乙な太鼓でした。
セレブな奥様はこの太鼓も買われてました。
そしてさらに、スザニ刺繍の入ったバックも↓

一つ5から10ドル程度なので、現地で持つには楽しいけれど・・・
このウズベキスタンの有名なスザニ刺繍、手刺繍のものは見事な芸術品ですがお値段も超素晴らしい。
他に有名なお土産といえば、書見台

1枚の板を彫り抜いて作られたもので、何通りもの形に変身するすぐれもの。
安いので30ドルぐらいであったので、フルートの練習するときの楽譜台にしようかとずいぶん思案したけどやっぱり買わなかった。
これを初めて作った人は偉いね。
こうのとりの形をしたハサミは、ナイフ同様有名な工芸品らしい。
シャプリサーブスのタキの工房で作っていた。

小さなものでも28ドルを値切りに値切ってやっと20ドル、
お金持ちの奥様方は一人で何個も買っておられました。
今回のツアーも、お金持ち多かったわぁ。
いつも帰国してから土産物の話をすると、子供たちから、
「買えばよかったのに、二度とその国へ行くことないやろう」って。