現在公開中の映画インセプションにでてくるスクリュー/こまのレプリカです。
試写会の時などにプレゼントされたようで、今晩終了のオークションでは5000円以上のお値段がついています。
前の日曜は満席で見れなかったので、昨夜レイトショー行ってきました。
このコマは映画の冒頭のシーン、そしてラストにもでてきます。
回り続けるコマがだんだん失速してくる…
そして画面は突然暗くなり映画は終わります。
コマが止まれば現実だと分かるのに、コマが止まる瞬間を観客は確認させてもらえないのです。
夢に侵入した場合、トーテム(この場合はコマ)が想定通りの動きをするかどうかで現実か夢想世界かを認識します。
主人公にとっては「コマがきちんと止まること」
はたしてこれは現実なのか、夢なのか・・・
150分の上映時間身を乗り出してみていたし、最後の最後で?を突きつけられてぐっと肩が凝りました。
マトリックスよりもっと以前のトータルリコールで、額からツゥ~と流れ落ちる汗に現実を知るというシーンをまざまざと思い出しました。
このクリストファー・ノーラン監督のより人間の深層意識に入る「インセプション」は、面白いというよりちょっと怖かったです。
深層意識の中を彷徨うということで、
精神障害や認知症を患った人の意識や脳にまで想像が及んでしまいました。