秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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閉業のお知らせ

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ハープいろいろ 続き後半

2010-08-25 | 日々是好日
弓で弾く小さなハープ、ボウド・サルテリー
  

ネット検索してたらヨーロッパの古楽器をもとにして作られた擦弦楽器と書かれてありました。

弦を指で押さえることなく弓で弾けば音が出るので多くの人が試奏されてました。
私はスチール弦をこする金属音で背筋が身震いするというか、身体の側線がキュッとなる感じで本能的に苦手な音だった。

そして最後にアイリッシュハープ
  

  

とても癒されるいい音色でした。
実際触ってみて、一番しっくりきました。
ちゃんと音もなったし、ちょっと練習したらいけるんじゃあないのと思えたぐらいです。

  
アイルランドの国章はハープの絵。
アイルランドの象徴として親しまれている楽器です。

ケルト/アイリッシュ音楽に興味をお持ちの方や、
アイリッシュハープの音を聞いてみたい方は→こちら


オーケストラで見かけるグランドハープって、足ペダルの動きがハンパないそうです。
その足下のペダル操作をいかにして隠すかということから、ハーピストのロングスカートが始まったとか。

そんな難しいクラシックハープと違って、
ケルトの吟遊詩人が持ち歩いていたというアイリッシュハープにとても心惹かれました。

  

ハープの起源は、狩りで使う弓を射るときに音が出ることに気付き、それを楽器として弾いたのが始まりとされています。
古くは紀元前4千年のメソポタミアから始まり、
古代エジプトの壁画にもハープは多数描かれています。

西洋最古の記録としては、イギリスで発見されたアレキサンダー大王時代の壷にハープの絵。
紀元前1100年頃に南スペインに侵入したフェニキア人が数々の楽器とともにハープをもたらしたと考えられているそうです。

中世のスコットランドとアイルランドでは、大きな木をくり抜いたボディを持つ金属弦のハープが演奏されていて、
900年頃からアイルランドやウェールズの吟遊詩人達がハープをヨーロッパ各地に広めたそうです。
1200年頃からスコットランドに広まっていったものがアイリッシュハープ(ペダルのないハープ)の原形といわれています。

ちなみに日本では、東大寺正倉院にある「クゴ」が23弦のハープの形をしていることから、奈良時代には既にハープの原形が使われていたことがわかるそうです。