秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

岩間寺の気になる木

2011-08-02 | 西国33箇所
日曜日、佐久奈度神社に向けて、門真から第二京阪道に入り京滋バイパスの南郷で降りるつもりだった。
ところがトンネルを出てすぐの降り口に気づかず次の石山ICまで行ってしまった。

行き過ぎたので、やむを得ず滋賀と京都の宇治市との境にある岩間寺へ先に行くことにした。

(この地図は鷹の渡りを調べるもので、調査ポイントと書かれた場所がほぼ岩間寺の位置)

正式には西国33箇所12番札所・正法寺
標高443mの岩間山にあるので岩間寺が通称のようです。


722年、元正天皇の命により加賀白山を開いた泰澄大師が開山されました。

ご本尊は、元正天皇(在位715~724)の念持仏千手観音立像
御丈四寸八分(約15cm)の三国伝来エンブダゴン、
インドのエンブ川より採れる砂金からつくられた金銅仏だそうです。



泰澄大師がこの地に行脚された時、「桂」の木中からお経を読む声が聞こえてきたそうです。
泰澄大師はこの木から千手観音を刻みだされ、その胎内仏として元正天皇の持念仏を収められた。
この桂は泰澄大師がかかわった桂の木の子孫だということです。





桂の木の大樹群は、宇治市に位置し宇治市名木百選にも選ばれています。
高さが最も高いもので27.4m、 幹周りが9.5m
たくさんの桂の木が固まって群生していて1本の大木のようにも見え迫力あります。
画像ではたいしたことありませんが、すごいエネルギー感じます。


稲妻竜王が住む大銀杏
この木の下には祠がありこの寺の護法善神が今も住んでおられるとか。
雷難、水難から守ってくださるそうです。


黒龍龍王が住んでいたとされる杉の巨木跡
枯れた株の周りにしめ縄がまかれています。
別名「天狗杉」と言われ、かつては鈴鹿峠からも見えた程といわれた巨木だったが、風害により倒れてしまい、その折れた株から若杉が成長しています。
説明板によると、その若杉が黒龍竜王の力を受け継いでいるとありました。
黒龍竜王は陰徳の神様で今でもこのご神体に触れれば
「努力辛抱の分だけ」心安らぐ穏やかな日まで導いてくださるそうです。


本堂右手の芭蕉池
「古池や蛙飛びこむ水の音」芭蕉の真筆
松尾芭蕉は常に観音経を信じ、中でも岩間寺の観音様を信じていた。
芭蕉は数日参籠してその蕉風を確立したといわれる、と書いてあります。

その古池のほとりにある岩の上に黒い塊が目に留まりました。
なんと黒蛇です。


通りかかった岩間寺のお坊さんが言われるに、
「黒蛇は黒龍さん、お目にかかれていいことありますよ
ここには金龍さんと呼ばれる金の蛇も住まわれてます」
鳥肌が立ちました。