秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

大阪緑の百選のNo.1 薫蓋樟

2011-08-28 | 世情雑感
家を出てから30分で、門真の大楠めぐりは、堤根神社の楠、稗島の楠の2つをクリア。
続いて三島神社の大楠を見て要した時間はほぼ1時間でした。
近場の方は一度実物を見られることをおススメします。

カメラにはおさまりきれない巨木のエネルギーをじかに感じてみてください。

薫蓋樟(くんがいしょう)
大阪府最大の幹周の巨樹で、昭和13年5月30日に国の天然記念物に指定。
第1回目の大阪緑の百選の投票でもダントツ1位だったようです。

樹齢少なくとも千年以上、今なお成長中だとか。
幹周12.5m、樹高30m、枝張りは東西へ34m、南北へ33m、
拝殿も境内も、巨大なクスノキに覆いつくされています。


社殿と一体となり、葉がおいしげる季節は緑の蓋を掛けたように美しい様から薫蓋樟(くんがいしょう)と呼ばれます。

三島神社はこの木を境内に位地するように建てられたそうで、
昔からこの地域に根ざした存在だったそうです。





楠の根元には、左少将・千種有文(ちぐさありふみ)の歌碑が立ってます。
公武合体派と目され尊攘派志士から奸臣として弾劾された幕末のお公家さんです。
「村雨の雨やどりせし唐崎の 松におとらぬ楠ぞこのくす」


石碑からは読み取れませんが境内の説明板に書かれてあります。

ところが門真市の名所、史跡、文化財では次のようになっています。
「薫蓋クス」の名称は、根元にある左少将千種有文の歌碑「薫蓋樟 村雨の雨やどりせし唐土の 松におとらぬ楠ぞこのくす」が由来になっています。

これがコピペであちこちのサイトで使われています。
唐崎が唐土と変わってしまった理由は何かあるのかな。
たぶん正しくは唐崎でしょうから、訂正された方がいいのではないかと。

近江八景の一つとして有名な「唐崎の松」
唐崎神社の社殿の後方に一目でそれと解る松の大樹があるそうです。

これが古より歌い継がれています
・紀貫之「唐崎の松は扇の要にて 漕ぎゆく船は墨絵なりけり」 
・柿本人麿「さざ波の志賀の唐崎さきくあれど 大宮人の船まちかねつ」
・松尾芭蕉「唐崎の松は花より朧にて」


クスノキの右側に白髪大神を祀った祠があります。
白髪明神って琵琶湖ほとりの石山寺で見た神様の名前です。
堤根神社では右手に白龍大神の社がありました。

古代 、仁徳天皇が淀川の氾濫からこの地方を守るために、渡来人達に茨田堤(まんだのつつみ)を築かせています。
なみはやドームのある三ツ島あたりでは、輪中(わじゅう)と呼んで、堤防で水田が囲まれました。
堤根神社の西側が「伝茨田堤」史跡の追加指定を受けています。

大楠めぐりサイクリング

2011-08-28 | 日々是好日
昨日の豪雨とはうって変わって、今朝は朝から上天気。
近場サイクリングで、門真のクスノキ巨木を見に行くことにしました。

吉田一気さんのブログで佐賀は武雄の大楠の画像をみて、
巨木のエネルギーを感じてみたくなりました。


門真の三ッ島神社にある薫蓋樟は国の天然記念物に指定されてます。
今まで一度も見たことがなかったのです。

朝9時半ごろ家を出て、まず途中にある寺方の産すな神社

ここも楠木がご神木でしめ縄巻かれてました。


稗島の交差点で近畿道をくぐって少し南へいくと
なみはやドームがある地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅です。

堤根神社のクスノキも門真市保存樹で、幹周6.10m、樹高19m。


本殿と白龍大神の社の間に立ってて、立派でした。



鳥居前の道を挟んで、古川沿いに民家が並び個人の屋敷内にもクスノキ


稗島(ひえじま)の楠 幹周7m、樹高10m 樹齢400年




古川を渡って、二島小学校を過ぎて、
一番見たかったクスノキの巨木のある三ッ島神社へ。

最後にすんごいのを見たほうがいいと思ったとおり、正解でした。
  続く…