チュニジアに始まり、エジプト、あちこちに飛び火した変革の嵐。
シリアやイエメン、どこも行きたい国だったのに、
中東のイスラエルも、いつか行ってみたい国のひとつでした。
そのイスラエルで2011年7月31日15万人デモというニュースがあった。
パレスチナとユダヤの政治的なものでなかったので目に留まりました。
「住宅価格の上昇に対する抗議で始まったデモは、物価高と悪化する貧富の格差に対する全般的な不満へと広がっている」とのことだった。
それが収束したわけではなく、今日の報道によれば
【エルサレム時事】イスラエル各地で6日夜、生活費の高騰に抗議するデモが行われ、同国紙ハーレツによると、30万人以上が参加した。…
安全保障問題が政治の最優先事項の同国で、経済問題を焦点に大規模デモが発生するのは極めてまれで、ネタニヤフ政権は対応で後手に回っている。
今回のデモは、商業都市テルアビブで7月中旬に発生した住宅価格高騰への抗議デモに端を発し、全国へ拡大。
背景には、中間所得者層の間で、ネタニヤフ首相の推進する市場重視の新自由主義路線が貧富の差を拡大したとの不満が広がっていることがある。(2011/08/07-08:17)
イスラエルの人口って775万人程度なので、
30万人もデモに参加したってことは人口の3.87%
日本で換算すると恐ろしい人数になる。
中東の変化を求める民衆デモは、新自由主義政策の総破綻を意味してるんだとか。
エジプトのムラバク政権の崩壊はアメリカの中東政策の失敗を意味し、
中東のエジプト軸が崩壊する事で、イスラエル軸が動揺する。
それはアメリカの中東支配政策全体が崩壊することにも繋がる?
ギリシャに始まって、イタリアやスペインも大変らしいし、
基軸通貨のドルも目が離せない状況です。
地球は地殻の中も、地面外側もえらいことになってます。