秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

イスラムのプライド

2009-03-30 | 旅・ウズベキスタン
ウズベキスタン歴史博物館、ここも中で撮影する人は2500スムが必要だったので、カメラ無しで見学。
画像はツアー同行者に頼んで送ってもらいました。

早朝着の飛行機でタシケント着いてそのまま観光、お昼ご飯を食べるとテキメン眠たくなる。
説明聞きながら立ったままうつらうつら状態で、ほとんど記憶が飛んでいます。

2匹の蛇の石彫像が一番印象に残りました。
後で調べたら分かるとタカをくくっていたら、検索では見つけられない。
画像送って下さったSさん、もしこのブログ見ておられたら、このへびは何だったのか教えてください。

 

確かルネッサンス前のイスラムは錬金術や天文学・医学が進んでいて、西洋に大きな影響を与えたと習いました。

イヴン・スィーナー(英語読みのアヴィセンナ)980ー1037年
 
ブハラ出身で、999年にはサーマーン朝が滅亡し彼は祖国を去る。
放浪の旅に出、イラン各地で活動、当時の世界の大学者であると同時に中世ヨーロッパのスコラ学に多大な影響を与えた。
『医学典範』医学書は、後のヨーロッパで17世紀まで大学で使われていた。

こうした歴史もあってか、ウズベクの人々は国の教育制度もありますが、一般人でも医学の知識に貪欲なのかもしれません。


数学者ムハンマド・アル・ホレズミ(783~850)の像
 
ヒヴァのイチャンカラ西門右の城壁前に、紙をじっと見つめ何かを考えている表情が印象的です。
ホレズム帝国で生まれたので、アル・ホレズミという名前ですって。
「ゼロ」の発見者だと聞きました。
ゼロの発見はインドだと思っていたけれど、彼がインド滞在中に為しえたとか、
ガイドさんの話をいい加減に聞いてしまったので、ネット検索したけれどわからなかった。 
アルゴリズムやコンピューターの礎となったそうです。

そういえばイスラムのテロリスト達は理科系出身者多いですよね。
考え方の基本姿勢に接点があるのかなぁ

戦争などで建物は破壊されても、民族のDNAは綿々と受け継がれていきます。
イスラムのプライド、そしてシルクロードの民の強靭で柔軟な精神を時々垣間見る時がありました。

ウズベキスタンは石油産出国で、国内需要分は充分あり輸出してないだけだそうです。
天然ガスもしかり、金やメタル金属も産出されます。
そして農作物も国内でまかなえてそうださし。
なんと国内線の飛行機はウズベキスタン製だそうですよ。


昨夜NHKで沸騰都市という番組みました。
ロンドン、ドバイ、イスタンブール、ダッカなど去年春の放映と比較して、リーマンショック後の不況とどう闘っているかという内容でした。

ドバイやイスタンブール、ダッカはイスラムの国です。
イスラムの横のつながり助け合い精神や、プライドが今後の世界潮流に大きく影響するだろうなと思いました。

6 コメント

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Unknown (の~す)
2009-03-30 12:31:11
撮影料があるのはびっくり!!

日本円でいくらですか?
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の~すさんへ (おざさ)
2009-03-30 21:51:33
撮影料はだいたい1箇所あたり1500~2500スム程度です。
ヒヴァではまとめて7000、サマルカンドのレギスタン広場では3500ぐらい支払ったような。
正確には覚えてませんが、全部で2万スム近くになります。
まぁ合計しても15ドル(21000スム)には届かない金額です。

たとえばインドのタジマハールなどは外国人専用入場料が必要です。
エジプトのピラミッドも支払った記憶があります。
今回も必要なところもあったかもしれませんが、ツアー代金に含まれてしまっているので不明です。

日本のお寺も拝観料かかるしやむをえません。
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Unknown (めねふね)
2009-04-03 20:11:29
医療系のへびでしょうか。
気になりますねぇ。
僕らが学ぶのは西洋の世界史ですが、
西洋を陵駕したイスラムの頭脳を思えば、
科学や医療系の分野でめぼしい人が出ないのが、
不思議でしょうがありません。
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めねふねさんへ (おざさ)
2009-04-04 18:26:10
このへび、気になりますでしょう。
いろいろ検索ワードかえても全くヒットしないのです。

少なくとも私とめねふねさん、二人は気になるというのにね。
今までウズベキスタン歴史博物館へ行かれた方は気にならなかったのかなぁ~
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二匹の蛇 (吉田一氣)
2011-10-19 03:05:14
いろんなところに海外旅行に行かれていて
本当にうらやましいです。
この蛇ですがウズベキスタンといえば
アケメネス朝ペルシャや
ササン朝ペルシャあたりの宗教に絡むものでしょう。
古代ペルシアといえばゾロアスター教です。
http://www.karakusamon.com/hebi.html
日輪を取り囲む2匹の蛇の図章があります。
この二匹は敵対しているように見えます。
だとすると善神スプンタ・マンユと悪神アンラ・マンユではないでしょうか。
スプンタ・マンユはアフラマズダと同一化されてゆき姿が消されてしまいましたが
蛇であったとすると大発見の面白い展開となりますね。
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吉田一氣さんへ (おざさ)
2011-10-19 22:32:43
さすが、吉田さんは博識で、長年の疑問に光明が見えてうれしいです。
ありがとうございます。
2年前それなりに検索ワードをいろいろ変えて調べたんですけどわかりませんでした。
リンク貼ってくださったページは、いろんな紋章を調べている時にも見たことありました。
当時は2匹の蛇のことここまで詳しく書かれてなかったような…

善神スプンタ・マンユと悪神アンラ・マンユはこのたび初めて知った神の名前
で、あちこちのサイト、ついつい読みふけってしまいました。
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