いいね~おいしいね~

食べたり買って良かったもの等を実体験に基づき厳選紹介!ぜひご利用頂きより良い人生や日本経済等活性化につながれば幸いです♪

「WORK SHIFT(リンダ・グラットン)」という本はとてもオススメ!

2014年03月21日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「WORK SHIFT(リンダ・グラットン)」の購入はコチラ

 「WORK SHIFT」という本は、経営組織論の世界的権威でロンドン・ビジネススクール教授が著者で、2025年の働き方はどのようになっているか、その世界に向けて良い人生を迎えるにはどのようなキャリアを築くべきか、どのような仕事の仕方になるのか、どのような価値を持つべきか等についてかなり詳しく書かれたものです。
 そしてその2025年をよりよく生きるためには、これまでの固定観念をシフトさせ、身につける能力もシフトさせ、行動パターンもシフトさせる必要があるとのことです。

 具体的には以下の5つの要因と、その要因に基づく32の現象について説明があり、そしてそれを踏まえて、どういう世界になるのかについて描かれています。

<5つの要因>
(1)テクノロジーの進化
(2)グローバル化の進展
(3)人口構成の変化と長寿化
(4)社会の変化
(5)エネルギー・環境の深刻化

<32の現象>
(1)テクノロジーの進化
・テクノロジーが飛躍的に発展する
・世界の50億人がインターネットで結ばれる
・地球上のいたるところで「クラウド」を利用できるようになる
・生産性が向上し続ける
・「ソーシャルな」参加が活発になる
・知識のデジタル化が進む
・メガ企業とミニ起業家が台頭する
・バーチャル空間で働き、「アバター」を利用することが当たり前になる
・「人工知能アシスタント」が普及する
・テクノロジーが人間の労働者に取って代わる

(2)グローバル化の進展
・24時間・週7日休まないグローバルな世界が出現した
・新興国が台頭した
・中国とインドの経済が目覚ましく成長した
・倹約型イノベーションの道が開けた
・新たな人材輩出大国が登場しつつある
・世界中で都市化が進行する
・バブルの形成と崩壊が繰り返される
・世界のさまざまな地域に貧困層が出現する

(3)人口構成の変化と長寿化
・Y世代の影響力が拡大する
・寿命が長くなる
・ベビーブーム世代の一部が貧しい老後を迎える
・国境を越えた移住が活発になる

(4)社会の変化
・家族のあり方が変わる
・自分を見つめ直す人が増える
・女性の力が強くなる
・バランス重視の生き方を選ぶ男性が増える
・大企業や政府に対する不信感が強まる
・幸福感が弱まる
・余暇時間が増える

(5)エネルギー・環境の深刻化
・エネルギー価格が上昇する
・環境上の惨事が原因で住居を追われる人が現れる
・持続可能性を重んじる文化が形成されはじめる

 特に驚いたのは、テクノロジーとグローバル化が進展すると、時間を細切れにしてスピーディかつ24時間フル稼働でグローバルな仕事が展開されるということですね。

インターネットにつながったパソコン等を用いて、分刻みで全世界とつながって対応するスピード感がないと競争に勝てない世界になっているのだと思います。

 また、その世界で活躍するには幅広い知識を持つゼネラリストではなく、他の人がまねをできない高度な専門知識や技能を持つことが重要なようです。

 グローバルで競争が激化するので、より高度なサービスが必要になるためです。

 具体的には、その5つの要因の影響で、生命科学・健康関連、再生可能エネルギー関連、創造性・イノベーション関連、コーチング・ケア関連が有望なようです。

 それから、高度な知識や技能を持つたけでなく、その能力をアピールする力も大切なようです。

 そしてその高度な専門家(起業家)が少人数で集まり、短期間でサービス等を作り上げ、そのサービスを展開する世界になるようです。

 本当に好きなことを仕事にしないといけませんね。

 それから、ある分野に習熟した後も、、移行と脱皮を繰り返して他の分野に転進する変化への対応力も必要なようです。

 本の題名の通り、常にシフトすることを考えた方が良さそうです。

「WORK SHIFT」という本は、これからより良い人生を送るために参考になり、とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・2010年の段階で、欧米の社会では4つの世代が仕事の世界にいる。トランディショナリスト(伝統主義者)世代(=1928~45年頃の生まれ)、ベビーブーム時代(=1945~64年頃の生まれ)、X世代(=1965~79年頃の生まれ)、Y世代(=1980~95年頃の生まれ)である。この後には、1995年移行に生まれた「Z世代」が控えている。トラディショナリスト世代が企業などの組織に最も強い影響を及ぼしたのは、1960~70年代。2010年の時点ですでに65歳を超えていて、労働人口に占める割合は5~10%に縮小している。2025年までに、ほとんどの人が仕事を離れるだろう。しかし、今日実践されている組織の慣習や流儀の多くは、この世代が骨組みをつくったものだ。その点を考えると、トラディショナリスト世代の遺産の一部は、今後も仕事の世界に残る可能性が高い。さまざまな面で、向こう数十年の世界を大きく形づくるのは、世界の歴史上最も人口の多い世代であるベビーブーム世代の行動だ。アメリカで約7700万人の赤ん坊が生まれ、多くのヨーロッパ諸国で出生率が女性1000人につき20人(2010年の5倍近い数字)に達していた時期に生まれた人々である。2010年の時点で、この世代は50~60歳代。2025年までには、大半が仕事を退いているだろう。1960年代以降、先進国と多くの途上国で出生率が大幅に下落していることを考えると、ベビーブーム世代が引退すれば労働力人口が減少し、企業で知識の継承に支障が出たり、専門技能をもった人材の不足が深刻化したりするおそれがある。膨大な量の暗黙知やノウハウが失われて、次世代の繁栄の足が引っ張られると指摘する論者もいる。ベビーブーム世代に続くX世代は、2010年の時点で主に40歳代半ば、2025年には60歳代半ばになっている。いま働き盛りの子育て世代だ。1970年代の石油危機や2000年代初頭のドットコム・バブルの崩壊を経験するなど、経済が不確実で不透明な時代を生きてきた影響で、終身雇用への期待が小さい。両親の離婚を経験した人の割合も、それ以前の世代より高い。またコンピュータがはじめて家庭にやって来た世代であり、コンピュータゲームやインターネットの誕生を経験した世代でもある。ベビーブーム世代は経済成長を当然のことと考えていたが、X世代は違う。2004年、アメリカのX世代男性の平均所得は、1974年に自分たちの父親世代が同じ年齢だったときを12%下回っていた。Y世代は、2025年に30~45歳くらいになっていて、キャリアの重要な段階に差し掛かっている。この世代は、パソコン、インターネット、ソーシャルメディア、さまざまなデジタル技術とともに子ども時代を送った最初の世代だ。多くの人は、テクノロジーの急速な進歩の成果を生活にこまめに取り入れ、自分の使っている機器やテクノロジーに精通している。コミュニケーションの手段として、電子メールや携帯メール、フェイスブックやツイッターなどのSNSが活発に利用されるようになり、人付き合いの仕方も変わった。この世代にとっては、オンライン上で友達と会話したり、多人数参加型のオンラインゲームを見知らぬ人とプレーしたりすることが当たり前だ。Z世代は、2005年前後にようやく10歳になった世代。2025年には、35歳くらいになっている。2020年以降は、世界中の企業の現場で主要な役割を担いはじめるはずだ。

・2025年には、世界中で何十億人もの人たちがミニ起業家として働き、ほかのミニ起業家とパートナー関係を結んで、相互依存しつつ共存共栄していく仕組み-「エコシステム(生態系)」と呼ばれる-を築くようになる。特定の大起業ではなく、こうしたミニ起業家たちのエコシステムが市場の方向性を大きく左右するようになる。ミニ起業家たちはたいてい、自分が夢中になれる対象を仕事にしている。仕事に情熱をいだく人の割合は、企業などに雇われて働く人に比べて、自営業やフリーランスなどのミニ企業家のほうが約2倍も高い。リー&フンやアリババなどの企業は、ミニ起業家たちがほかのミニ起業家と結びつき、原材料の納入業者や製品の買い手を見つける場をつくることを通じて、ミニ起業家たちの相互協力とイノベーションを後押ししている。アリババは大規模なオンラインマーケットをつくり、いくつかの簡単なルールを定め、ミニ起業家たちがビジネスに参加しやすい環境をつくった。こうしオンラインサービス企業は、商品の買い手を探すための簡便な出品申請システムを採用したり、買い手が売り手を採点する格付け制度を導入したりして、ミニ起業家同士が一緒にビジネスを行う手だてを充実させていくだろう。

・大勢のミニ起業家たちが活躍するエコシステムがすでに充実している土地の例としては、イタリアのトスカーナ州の都市プラートが挙げられる。プラートは織物産業の盛んな土地で、1万5000を超す小規模企業が協力し合ってビジネスをおこなっている。従業員の数が5人に満たない企業がほとんどだ。といっても、原始的な家内工業が寄り集まっているわけではない。最先端の設備を擁する業者が原材料の購入や研究開発を共同で進めているのである。こうしたビジネスのエコシステムの内部には、パートナー関係を結んで協力し合うミニ起業家たちのほかに、そうしたミニ起業家を結びつける仲介者が存在する。プラートの織物産業では、多数の小規模企業が一緒に仕事をするのを助ける「インパナトーレ」と呼ばれるコーディネーターが活躍している。ミニ起業家たちは、エコシステムから支援と後押しを得るが、誰かから管理や支配を受けるわけではない。誰とどういう条件でビジネスをおこなうかはすべて自分で決める。このような自律性は、ビジネスの業績にも好結果をもたらし、プラートの織物は世界で有数の高い評価を得ている。

・2025年のエコシステムは、働き方の未来を形づくるさまざまな要因が生み出す必然の産物だ。ごくわずかなコストで何千人もの人たちが結びつけるようになったのは、インターネット関連のテクノロジーが進化した結果にほかならない。1990年には、そんなことはとうてい不可能だった。当時の仕事の世界では、手紙でやり取りをするのが普通だった。2000年には、電子メールで個人が結びつくようになっていたが、オンライン上に大勢の人間がつながり合う場は生まれていなかった。しかし2000年以降、オークションサイトのイーベイやアリババなどのサービスを通じて互いに結びつき合う人たちが驚異的なペースで増えていった。こうした環境に後押しされて、多くの人たちがミニ起業家となり、会社に雇われずにビジネスをおこない、モノやサービスをつくり出し、互いに商取引をおこなうことが可能になりはじめた。

・2025年の職業生活に影響を及ぼすもう一つ大きな要因は、企業の組織構造の変化だ。とくに、企業の「社内」と「社外」を隔てる境目に劇的な変化が起きる。一方では、テクノロジーが進歩する結果、企業の規模が拡大する。強力なテクノロジーを利用すれば、大人数の活動を調整しやすくなるからだ。しかし、他方では零細事業者が新しいテクノロジーを武器に活躍するようになり、企業のフルタイムの社員と、プロジェクト単位で参加する個人やパートナー企業の社員が入り混じって働くようになる。莫大な数の顧客に製品やサービスを提供するために、リー&フンやアリババのようなグローバルなメガ企業(巨大企業)が何十万もの働き手の活動を迅速に調整する一方、そうしたメガ企業を核にして、何千人ものミニ起業家で構成されるエコシステムが形づくられ、大勢のミニ起業家がコラボレーションを通じて活動を調整し合うようになる。アップルのスマートフォン、iPhoneのアプリ開発のプロセスを思い浮かべればわかりやすい。アプリの多くは、小規模な企業やミニ起業家がアップルを核とするエコシステムの中で開発している。要するに、垂直の関係を築かなくても、水平の関係を築くことを通じて大勢の人っちの行動を調整することが可能になりつつあるのだ。オープンソースのOSである「GNU/リナックス」の開発・改良のプロセスや、オンライン百科事典ウィキペディアの執筆・編集のプロセスはその先駆けと言える。

・これまで、ゼネラリストであることの利点はリスクを抑えることにあった。少しずつではあっても多くの分野の知識や技能をもっているので、自分が身につけた知識や技能のうちのいくつかが価値を失ってもダメージは限られていた。しかし未来の世界では、浅い知識や技能では用をなさなくなるので、その戦略は通用しない。未来を形づくる5つの要因に関する理解を土台に、どの分野で高度な専門知識や技能を磨くかを選ばなくてはならない。どういう技能が高い価値をもつかを予測し、どうすればそれを習得できるかを理解することが求められる。まず、自分が選んだ専門分野の技能と知識を深める必要がある。そしてその後も、自分の能力を高めたり、新しい人的ネットワークを築いたりすることを通じて、ほかの専門分野に移動したり、脱皮したりすることを繰り返さなくてはならない。<第一のシフト>に関して、私は次の2つの資質が重要だと考えている。
※専門技能の連続的習得-未来の世界でニーズが高まりそうなジャンルと職種を選び、浅い知識や技能ではなく、高度な専門知識と技能を身につける。その後も必要に応じて、ほかの分野の専門知識と技能の習得を続ける。
※セルフマーケティング-自分の能力を取引相手に納得させる材料を確立する。グローバルな人材市場の一員となり、そこから脱落しないために、そういう努力が欠かせない

・ではどうすれば、ゼネラリストを脱却して、専門技能の連続的習得者になれるのか。以下の手順で検討すると、自分にとって最善の道を見いだしやすいだろう。
1 まず、ある技能がほかの技能より高い価値をもつのはどういう場合なのかをよく考える。未来を予測するうえで、この点は極めて重要なカギを握る。
2 次に、未来の世界で具体的にどういう技能が価値をもつかという予測を立てる。未来を正確に言い当てることは不可能だが、働き方の未来を形づくる5つの要因に関する知識をもとに、根拠のある推測はできるはずだ。
3 未来に価値をもちそうな技能を念頭に置きつつ、自分の好きなことを職業に選ぶ。
4 その分野で専門技能に徹底的に磨きをかける。
5 ある分野に習熟した後も、移行と脱皮を繰り返してほかの分野に転身する覚悟をもち続ける

・先進国では、人類史上最も人口の多い年齢層であるベビーブーム世代が一線を退くのにともない、人材不足が深刻化するだろう。たとえばイギリスの産業界は、2007~17年に1150万人の人手不足に陥る。すでにイギリス企業では、サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、数学、プロジェクトマネジメントなどの専門職の人材が足りなくなりはじめている。しかもイギリス政府の予測によれば、向こう10年間、これらの分野の専門職に対する需要は拡大し続ける。イギリスだけで、2017年までに、高度な技能をもつ専門職を130万人、管理職と上級専門職の人材を90万人増やさなければ、需要に追いつかない。高齢化などの要因により人材の供給が減る場合だけでなく、人材に対する需要が急激に高ある場合にも、専門技能をもった人材の希少性が高まる。典型的なのは、新しいテクノロジーが出現して新しい技能や能力が必要になるケースだ。プログラミング言語のFORTRANやJavaが登場したときh、これらの言語でプログラミングをおこなう技能の持ち主が引く手あまたになった。

・技能や能力が高い価値をもつためには、ほかの人にまねされにくいものである必要がある。簡単にまねできる技能しか求められない職は、最も安い賃金で働く模倣者にやすやすと奪われてしまう。事実、1985~2010年に、企業の事務処理部門の76万8000人以上の雇用が賃金水準の低いインドに移転した。中国では、2009年の1年間に、先進国企業から業務を受注する企業が70万人近くを新規に雇用している。機械に技能をまねされるケースもある。19世紀半ば、イングランドのランカシャー地方で織り機が導入されたときに何千人もの織工が職を失ったのは、その最初の実例だ。同じ現象は、デトロイトの自動車工場の組み立てラインにロボットが導入されたときも起きている。近年は、工場の大きな機械ではなく、コンピュータのソフトウェアに人間が取って代わられるケースもある。たとえば、DTPソフトが登場して、それまで大勢のデザイナーを動員する必要があった仕事を一人のデザイナーで処理できるようになった。高度な表計算ソフトを導入すれば、会社の総務・経理部門を大幅に縮小することも可能になった。ロボットの普及が進めば、サービス産業やケア産業の雇用がさらに奪われるかもしれない。

・アジアで最大規模の生命科学産業の集積地は、関連産業で1万3000人が雇用されているシンガポールだ。日本では、神戸と大阪に集積地が形成されるだろう。中国の場合、いくつかの一流大学が研究に着手しているが、この種の集積地がまだ十分に確立されておらず、基礎研究と商業化の隙間を埋められていない。しかし中国政府は今後、この産業を育成するためにもっと予算をつぎ込みはじめるだろう。この分野の専門家の需要が高まっていることは間違いない。アメリカでは2010年、景気後退を尻目に生物医学工学分野の職に就く人の数が72%も増えた。これは、アメリカのすべての専門技能職のなかで最も大きい数字だ。こうした専門家たちがMRI検査装置や喘息患者用の吸入器、人工心臓などを開発していくことになる。2025年には、もっと目を見張る進歩も実現しているに違いない。たとえば、ナノ医療により、分子レベルの治療・診断技術や医療装置の開発が進む。一例を挙げれば、ナノサイズの微少な粒子に抗ガン剤を包んで血液中に送り込み、薬剤をガン細胞にだけ直接届けることが可能になるとみられている。記憶力を強化したり、知覚処理障害を改善したりする外科手術も実現するかもしれない。

・新しいエネルギー産業が続々と登場し、再生可能エネルギー関連の雇用も飛躍的に拡大すると予想される。風力発電、太陽光発電、波力発電は、すでに実用化されはじめている。インドでは、風力発電にかなりの金額が投資されているし、中国では、専門の科学者が太陽光発電の改良に取り組んでいる。温室効果ガス排出削減の義務を果たすために、各国政府が化石燃料以外のエネルギーを財政面で支援することにも背中を押されて、再生可能エネルギー関連の専門技能は目覚ましく進化するだろう。風力発電と太陽光発電の普及が進めば、バッテリー車や燃料電池車、ハイブリッド車など、電気自動車・車両の利用も増える。

・世界のさまざまな場所に創造的な人材の集積地が出現し、そこに集まった人たちが学び合い、一緒にビジネスをおこなうようになる。互いに関連のある多様な専門技能や能力の持ち主が交流することにより、創造性が刺激されて、その土地に活気とエネルギーが生み出される。こうして、いわばイノベーションと創造性の「ホットスポット」が形成されるのだ。

・クリエイティブ・クラスの人たちは、どの程度の収入を得られるのか。未来学者のホルクスは、十分な裏づけのある議論とは言えないが、興味深い指摘をしている。クイエイティブ・クラス内の所得格差は、現在のプロテニスプレーヤーやファッションモデル、デザイナー、劇場監督、広告クリエイター、オペラ歌手と同じくらい大きくなるというのだ。具体的には、80%は比較的少ない収入しか得られず、18%はいい暮らしができる収入を得られ、残り2%が大金持ちになると、ホルクスは予測している。この2%の傑出した才能の持ち主は、自分の個人ブランドを上手に築き上げて莫大な富を築くのだ。

・バーチャル化が進む世界では、日々の生活の道案内を得て、自信をもって働き、多忙を極めるスケジュールを乗り切るための支援が重要になる。コーチングやケアなどの分野の専門技能の価値がますます高まるだろう。経済学者のロバート・ライシュは、このタイプの仕事を「有償のケア」と呼び、英語の頭文字は「C」で始まる5つの職種に分類した。コンピューティング、ケアリング、ケータリング、コンサルティング、コーチングである。このようなサービス関連の新しい職種が登場するのは、新しい創造性・イノベーション関連の職種の場合と同様、私たちの働き方と生活の変化が生む必然の結果だ。2025年の世界では、人々はモノを大量に消費することより、充実した経験を味わうことを重んじるおうになる。その究極の形態として、一人ひとりのためにオーダーメイドで準備された経験を欲する人が増えるのだ。

・人々が時間の細切れ化に対応する支援をする職種も、リアルとバーチャルの両方で台頭しそうだ。たとえば、電子メールの処理、データの整理、オンラインサービスのID情報の管理などを請け負う業者や、一人ひとりに合わせて受信コンテンツや広告の選別をおこなう業者が現れるだろう。ほかには、どこの劇場に舞台を見に行くといいかを推薦したり、充実したギャップイヤーやサバティカルを過ごせるようアドバイスしたり、ヘアスタイルを整えたり、マッサージをしたり、エクササイズの指導をしたりする専門家の需要も高まる。家族の幸せを高めるためのサービスも脚光を浴びるだろう。家族の構成が昔と変わっても、Y世代とZ世代が親になれば、子供のために最善を尽くし、家族を大切にしたいと強く願うはずだ。そこで、子どもの世話をし、教育し、やる気をもたせるなど、子どもや家族の幸せを高めるサービスがいっそう求められるようになる。こうしたケア・コーチング関連の職は、どういう場所に生まれるのか。ひとことで言えば、顧客がいれば、どこにでも仕事が発生する。たとえば、クリエイティブ・クラスが大勢集まる土地が形成されれば、その人たちの仕事をサポートしたり、私生活上のニーズにこたえたりする専門家に対する需要がその土地に生まれる。健康志向の強い人が集まる地区が増えれば、そういう土地でもケア・コーチング関連の専門家が活躍するだろう。

・先進国ではすでに、ケア関連の職の多くを移民労働者が担っている。2009年、フィリピンは9万5000人の家事労働者とナニー(住み込みのベビーシッター)を先進国に送り出した。イギリスの病院では、アフリカ諸国出身の看護スタッフが大勢働いている。労働市場の開放が進めば、この種の職に就く人の国際移住がますます活発になるだろう。実際、2006年にポーランドがEUに加入すると、わずか2年の間に26万5000人のポーランド人がロンドンに移住した。ポーランド人労働者の多くは、住宅の清掃、塗装、配管作業に携わっていたり、忙しいロンドン市民に代わって子どもの世話をしたりしている。

・専門技能を磨き上げることを目的にした中世の職人のシステムは、私たちが働き方の未来を考えるうえで参考になる。学ぶべき点は3つある。第一は、高度な専門知識と技能を身につけるうえで「場所」がいっそう重要になる可能性が高いという点だ。中世の職人と同じように、私たちも学ぶべき点のある人たちのそばに身を置く必要性が高まるだろう。どこで生活し、どういうコミュニティの一員になるかが、これまで以上に大きな意味をもつようになるのである。第二は、テクノロジーが進化して、学習に要する時間が短くなったとはいえ、高度な専門技能を身につけるためには、やはりかなりの時間をつぎ込む必要があるという点だ。もしかすると、仕事に費やす時間の半分を技能習得に充てないと十分でないかもしれない。きわめて高度な専門技能を習得するためには1万時間以上の訓練が必要だという説もある。第三は、同様の技能をもつほかの人たちから自分を差別化する必要があるという点だ。単なるナルシズムに陥ることを避けつつ、自分をうまく宣伝することの重要性が高まる。

・未来の世界では、専門分野の脱皮を遂げる重要性が高まっていくだろう。既存の専門分野の技能と知識を深める必要性と、環境の変化に応じて別の専門分野に脱皮する必要性の間で適度なバランスを取るために、有効な方法がいくつかある。第一は、新しいチャンスが目の前に現れたとき、未知の世界にいきなり飛び込むのではなく、新しい世界を理解するために実験をすること。たとえば会社を辞めて執筆に専念する前に、地元の新聞に数回寄稿して反応を見た。意図せずして実験する場合もあるし、意識的に計画して実験をおこなう場合もある。新しい可能性を見いだすために実験する場合もあれば、自分の直感の正しさを確認するために実験する場合もある。実験することは、たいていそれ自体が楽しい。第二は、自分と違うタイプの大勢の人たちと接点をもち、多様性のある人的ネットワークを築くこと。潤沢な情報や視点が手に入るだけでなく、ほかの専門分野で活動している人の生き方を見ることにより、自分がその分野に脱皮できるかどうかを判断すヒントを得られる。新しい専門分野に脱皮するときは、それまでと異なる人的ネットワークが必要となる。尊敬できる先輩がいれば、その人を観察し、模倣することにより、新しい専門技能を磨ける。新しい仲間は、新しい世界で身につけるべき価値観や規範、態度、期待のお手本になる。やがて、この人的ネットワークのメンバーが感心を共有しながら専門知識や技能を学び合うようになる。そのようなグループは、専門的には「コミュニティ・オブ・プラクティス(学び合いの共同体)」と呼ばれる。第三は、はじめのうちは本業をやめず、副業という形で新しい分野に乗り出すこと。既存の仕事をフルタイムで続けて収入を確保しつつ、新しい分野の経験を積み、専門技能や知識を磨き、信用を築き、同時に新分野での自分の適性を試すのだ。キャリアの脱皮を遂げようと思えば、ある程度の時間が必要だ。「前に大きく跳躍するためには、跳ぶ前に一歩下がらなくてはならない」。脱皮を成功させるためには、現在のキャリアの選択についてじっくり考えることが重要なのだろう。せめて短い時間でも頭を冷やして考えれば、固定観念から解き放たれて、未来の可能性を新鮮な目で検討できる。

・これまでより柔軟な形態で、人との緩やかな結びつきのなかで、複数の会社を相手に働くケースが増えるのにともない、他人に自分を印象づける必要性が高まる。大勢の中で自分の存在を際だたせることが重要になるのだ。そのために、とりわけ有効な方法が3つある。一つ目は、たとえて言えば自分の仕事に自分の刻印を押すなり、署名を書き込むなりすること。つまり、あなたの手がけた仕事が誰の目にもあなたの仕事だとわかるように、明確な特徴をもたせるのである。自分の評判を保つために、積極的に評判をマネジメントすることも不可欠だ。二つ目は、弁護士や医師のような専門職にならって、ギルド(同業者組合)やそれに類する組織をつくること。オンライン上にそうした仕組みをつくる場合は、「バーチャル・ギルド」と呼んでもいいだろう。三つ目は、活力を失わず、精力的に仕事に打ち込み続けるために、さまざまな要素を取り込んでキャリアのモザイクを描き、いわば教会のカリヨン・ツリー(組み鐘のタワー)型のキャリアを実践すること。

・新しい分野に精力的に取り組んで技能を高める時期、仕事のペースを緩めて自分の人生についてじっくり考える時期、仕事を中断して勉強に専念する時期、ボランティア活動に集中的に携わる時期-こうしたさまざまな時期がモザイク状に入り組むのがカリヨン・ツリー型のキャリアだ。このキャリアのあり方は、伝統的なキャリアに比べて柔軟性が高く、ダウンシフティングのキャリアに比べて生産的な活動を続ける期間が長い。カリヨン・ツリー型のキャリアを実践すれば、自分のエネルギーや関心の変化に合わせて、さまざまな働き方や職種の選択肢を柔軟に選びやすい。次のような問いを考えることが可能になる。自分はどのように時間を使いたいのか?自分のそれぞれの段階で、どういう生活のリズムが自分に最も適しているのか?その時期の経済情勢の影響をどのように受けるのか?人生のそれぞれの段階で、どのように自分の課題を設定し、どのくらい責任のある仕事を担うのか?職業生活で大きな価値を生み出し、仕事に楽しさを見いだすことを望むのであれば、学校を卒業しても学習は終わらない。生涯にわたり学習と自己研鑽を重ね、たえず成長を続け、エネルギーを自分に注入し続けなくてはならない。そのために、長期間仕事を休んで専門技能に磨きをかけたり、学校に通って新しい専門技能を学んだり、師匠について見習いをしたりする必要もあるだろう。

・働き方の未来を考えるとき、はっきり認識すべきなのは、これまでのキャリアの常識が通用しなくなるということだ。5つの要因におり、仕事の世界が大きく様変わりすることを考えると、私たちは働き方を「シフト」させなくてはならない。これまでの固定観念を「シフト」させ、身につける能力を「シフト」させ、行動のパターンを「シフト」させる必要があるのだ。この章で取り上げた「第一のシフト」では、テクノロジーの進化とグローバル化の進展により、世界中の何十億人もの人々がグローバルな人材市場に加わり、コンピュータがますます雇用を奪い始める結果、競争が激化するという未来の側面に光を当てた。競争が激しくなれば、私たちは大勢のライバルから自分を差別化しなくてはならない。専門技能の習得に時間と労力を割き、自分の手がけた仕事を際だたせるために自分の「シグネチャー(署名)」を確立する必要がある。もっとも、生涯を通じて常に同じ姿勢で臨む必要はない。なにしろ多くの人が90歳代や100歳代まで生きるようになれば、よほど蓄えがある人はともかく、たいていの人は少なくとも50年以上働き続けることになるのだから。これまで私たちの職業生活は、基本的に右肩上がりで専門技能と地位と収入が高まり、60歳代で退職した瞬間にすべてが終わるというキャリアのカーブをたどっていた。今後は、技能の習得・向上やリフレッシュを重んじる期間を差し挟むカリヨン・ツリー型のキャリアを送る人が増えるだろう。

・未来の世界で私たちが直面する大きな矛盾は、その他大勢のなかに埋没しないように独自性のある専門技能を磨く一方で、大勢の人と緊密に結びつく必要があるという点だ。古い仕事観のもとでは、やる気と野心と強い競争心があれば成功できると考えられてきた。しかしこれからは、高度な専門技能を習得し、そのうえで多くの人と結びつかなければ成功できない。知的資本と人間関係資本を組み合わせる必要があるのだ。なぜ、そういう必要があるのか。理由は明快だ。あなたが築いた専門的な能力やノウハウ、人脈は価値あるものだが、それだけでは十分でない。グローバル化が進展し、世界中の人々が結びつく時代には、イノベーションと創造性がきわめて重要になるが、真のイノベーションと創造を成し遂げようと思えば、大勢の人たちの能力とノウハウ、人脈を統合することが不可欠なのだ。

・ポッセに関して重要な点は次の3つだ。
*ポッセは比較的少人数のグループで、声をかければすぐ力になってくれる面々の集まりでなくてはならない。また、メンバーの専門技能や知識がある程度重なり合っている必要がある。専門分野が近ければ、お互いの能力を十分に評価できるし、仲間の能力を生かしやすい。
*ポッセのメンバーは以前一緒に活動したことがあり、あなたのことを信頼している人たちでなくてはならない。知り合ったばかりの人ではなく、あなたのことが好きで、あなたの力になりたいと思ってくれる人であることが重要だ。
*充実したポッセを築きたければ、ほかの人と協力する技能に磨きをかけなくてはならない。他人に上手にものを教え、多様性の強みを最大限生かし、たとえバーチャルな付き合いでもうまくコミュニケーションを取る技能が不可欠だ。

・ビッグアイデア・クラウドは、どうすれば築けるのか。ビッグアイデア・クラウドはあくまでも自然発生的に生まれるもので、誰かが指揮命令して結成させられるものではないが、人的ネットワークの形成を加速させたり、人的ネットワークの形態や方向性にある程度影響を及ぼしたりすることは可能である。意識すべき点は3つある。第一は、普段あまり行かない道を歩くこと。いつもと違う世界に足を踏み出し、知人の範囲を広げ、自分と違うタイプの人っちを人的ネットワークに取り込むのである。第二は、人との付き合いの面でカメレオン人間になること。自分ときわめて異なるタイプの人たちのグループに加わるときは、そのグループの流儀に合わせて自分のスタイルをある程度変更するつもりでいるべきだ。第三は、「プッシュ(=押す)」ばかりでなく、「プル(=引き寄せる)」を心がけること。多くの人の名前を覚え、多くの人と接するだけでなく、多様な人たちに自分に興味をもってもらい、向こうからアプローチしてもらう必要があるのだ。

・イギリスの雑誌「モノクル」が毎年発表している「住みやすい都市ランキング」には、コペンハーゲン、ミュンヘン、チューリヒ、ヘルシンキ、ウィーン、ストックホルムなど、ヨーロッパの主要都市が多く含まれている。カナダではモントリオールとバンクーバー、オーストラリアではメルボルンとシドニーの評価が高い。アジアでは、日本の福岡と京都がランクインしている。

・私たちはこの先、働き方に関してどういう選択をすればどういう結果がもたらされるかを明確に意識したうえで、自分の選択をじっくり考えるようになる。古い約束事に基づく働き方を望む人が完全にいなくなるとは言わないが、そういう人は減るだろう。Y世代を中心に、お金と消費以外の要素を働き方の中核に据えることを望む人が増えていく。選択肢が広がり、個々の選択の割きに待つ結果がいっそう明らかになるにつれ、充実感を味わえて、バランスの取れた働き方を望む人が多くなるに違いない。この「シフト」を成し遂げるのは簡単ではない。多くの企業が古い約束事を望ましいものと考え続ければ、会社を動かす企業文化との間に摩擦が生まれることも予想できる。企業や社会には、人々が迷路の外の世界をのぞき見ることを妨げる側面もあるだろう。それでも、壁の外の世界をのぞき見て、古い約束事以外の選択肢を知りたいと思う人は増えるはずだ。働き方を選択する際は、なにを優先させ、なにを諦めるかを決めなくてはならない。その判断をくだすに当たり、マイカーやマイホームなど、古い約束事のもとで重んじられていた高額商品の購入を諦めるという決断をする人も増えるだろう。長い間、マイカーとマイホームは私たちの自我を構成する重要な要素だった。それが一種の社会的標識にもなっていた。プラダのバッグやBMWの車、アップルのiPod・・・古い約束事のもとでは、こうした所有物によって、その人が社会でどういう地位にあるかが判断される。しかし、仕事に関する新しい約束事が広がれば、なにを消費するかより、どういう経験を生み出すかによって、職業生活の価値が評価されるようになるかもしれない。そういう変化が起きたとき、私たちの消費のあり方はどう変わるのだろうか。モノを消費する量が減るかもしれない。そういう変化を遂げることが不可欠だと考える論者もいる。たとえば、可動性と柔軟性がますます重要になっているのに、マイホームを所有しているせいで、経済的にも地理的にも身動きが取れなくなっている人が多いという指摘がある。それに、とくにアメリカでは、自動車移動のせいで人と人のふれあいが失われ、都心が殺伐とし、郊外が活気をなくしている面もある。モノの消費を減らすとすれば、どうやって生活の質を維持すればいいのか。一つの方法は、さまざまな資源をシェアすることかもしれない。クラウド上ではすでに、複雑なITプログラムやシステムがシェアされていて、いつでも必要なときにダウンロードして利用できる。ヨーロッパの多くの都市では、カーシェアリングも実現している。私が住むロンドン郊外のプリムローズヒル地区には、必要なときだけ共用の自動車とオートバイを利用できるサービスがある。一部の人が提唱しているように、家をシェアすることにより自己再生のコミュニティを築く人も増えるかもしれない。


<目次>
プロローグ 働き方の未来は今日始まる
序章 働き方の未来を予測す
第1部 なにが働き方の未来を変えるのか?
 第1章 未来を形づくる5つの要因
  要因1 テクノロジーの進化
  要因2 グローバル化の進展
  要因3 人口構成の変化と長寿化
  要因4 社会の変化
  要因5 エネルギー・環境問題の深刻化
  自分自身の未来予想図を描く
第2部 「漫然と迎える未来」の暗い現実
 第2章 いつも時間に追われ続ける未来-3分刻みの世界がやって来る
  <ジルのストーリー>2025年、ロンドン
  <まだ時間が細切れでなかった時代>1990年の1日
  時間に追われることの弊害
  時間に追われる未来を生む要因
  時間に追われない未来をつくる
 第3章 孤独にさいなまれる未来-人とのつながりが断ち切られる
  <ローハンのストーリー>2025年、ムンバイ
  <アモンのストーリー>2025年、カイロ
  <人とのつながりがあった時代>1990年の1日
  同僚との気軽な関係の消滅
  家族との関わりの希薄化
  家族と家庭はどう変わってきたか?
  孤独にさいなまれる未来を生む要因
 第4章 繁栄から締め出される未来-新しい貧困層が生まれる
  <ブリアナのストーリー>2025年、オハイオ州
  <アンドレのストーリー>2025年、リエージュ
  豊かさの新しい決定要因
  「勝者総取り」社会で広がる格差
  劣等感と恥の意識が強まる
  ナルシシズムと自己アピールの時代
  繁栄から締め出される未来を生む要因
  暗い過去を抜け出す道はあるのか?
第3部 「主体的に築く未来」の明るい日々
 第5章 コ・クリエーションの未来-みんなの力で大きな仕事をやり遂げる
  <ミゲルのストーリー>2025年、リオデジャネイロ
  <コ・クリエーションが活発化する前の時代>1990年の1日
  多様性はイノベーションの触媒
  コ・クリエーションの未来を生み出す要因
 第6章 積極的に社会と関わる未来-共感とバランスのある人生を送る
  <ジョンとスーザンのストーリー>2025年、チッタゴン
  <共感の世界が訪れる前の時代>1990年の世界
  バランスの取れた生活を実践する
  積極的に社会と関わる未来を生み出す要因
 第7章 ミニ起業家が活躍する未来-創造的な人生を切り開く
  <シュイ・リーのストーリー>2025年、河南省
  ミニ起業家たちの「生態系」
  ミニ起業家と創造性の未来を生み出す要因
第4部 働き方を<シフト>する
 第8章 第一のシフト-ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
  なぜ、「広く浅く」ではだめなのか?
  連続スペシャリストへの道
  高い価値をもつ専門技能の三条件
  未来に押しつぶされないキャリアと専門技能
  あくまでも「好きな仕事」を選ぶ
  高度な専門技能を身につける方法
  移動と脱皮で専門分野を広げる
  セルフマーケティングの時代
  自分の刻印と署名を確立する
  カリヨン・ツリー型のキャリアを築く
 第9章 第二のシフト-孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
  未来に必要となる三種類の人的ネットワーク
  ポッセを築く
  ビッグアイデア・クラウドを築く
  自己再生のコミュニティを築く
 第10章 第三のシフト-大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ
  バランスのとれた働き方を選ぶ勇気
  仕事の世界の「古い約束事」とは?
  「古い約束事」が崩れはじめた
  お金と消費に最大の価値を置く発想
  なぜ、私たちはお金と消費が好きになったのか?
  消費より経験に価値を置く生き方へ
  重要なのは選択肢を理解すること
  自分で自分の未来を築く
  <シフト>を実践する
エピローグ 未来のために知っておくべきこと
  子どもたちへの手紙
  企業経営者への手紙
  政治家への手紙
 訳者あとがき


面白かった本まとめ(2013年下半期)

<今日の独り言> 
Twitterをご覧ください!フォローをよろしくお願いします。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする