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「妙立寺(別名「忍者寺」)(金沢市)」はとてもオススメ!

2018年09月03日 01時00分00秒 | イベント・外出
 いつも愛用している旅行ガイドブック「ココミル」シリーズの
ココミル金沢に落とし穴や仕掛け階段などがある忍者屋敷のような由緒正しいお寺があり、それを見学することができるとあったので金沢市の妙立寺へ行ってきました♪


↑妙立寺の地図

 場所は金沢市の野町で、金沢中心部から犀川を渡った先の野町広小路近くの寺社群の1つとなります♪
宿泊が近くの「アパホテル倉沢野町」だったので、チェックアウトして徒歩10分ほどで到着しましたね♪


↑裏手の入口

 裏手から入ってしまいましたが、妙立寺の説明がありました♪
日蓮宗のお寺で、寛永20年(1643年)に日通上人が運上街に創建したのが始まりですが、その後、藩命により石動山、新堅町へ移築され、万治2年(1659年)に現在地に転じたようです。


↑妙立寺の説明

改めて表門から入ります♪


↑妙立寺の表門

なおこの妙立寺の見学は基本的に電話で事前予約が必要で、約40分間の実地説明で大人1人1000円となります♪
ただ当日空きがあれば、お寺のインターンホンで当日予約も可能なようです。


↑予約の注意事項など

一番最初の9時のコースに参加しましたが、その10分前の8:50に本堂の前に集合しました♪


↑本堂

そして靴を脱いで下駄箱に入れ、そして1000円を支払って本堂に入ります♪
荷物は、貴重品は除いて荷物棚に置けましたね。

そして総勢20名ほどで集まり説明が始まりました♪
外国人客が1/3ほどいて、係員は所々英語で説明します。
また外国人には説明用ファイルを1人1部渡して、各説明場所で、その説明があるページ数を教えていました♪

まずは5分ほどの録音されたテープで妙立寺の説明を日本語で聞きます。
雑音が少し入っていて、かなりの年季を感じる録音です(^_^;)

 実はこの妙立寺が移築建立された時代は徳川幕府三代将軍家光の頃で、些細なことを理由に多くの諸大名が取り潰された時代だったようです。

 そのため加賀三代藩主前田利常公は、徳川家から嫁を迎え、母親を人質に出し、鼻毛を伸ばしてバカ殿を演じ、謀反などとんでもないと幕府を安心させていたようです。
 
 その一方で、多くの武士が起居できる寺院群を現在の寺町に新築し、その中心に監視所の役割を持つこの妙立寺を建てたようです。
 
 もし敵に攻められた際は、犀川を背水の陣として、そして十分な兵を置くために寺院群が建てられたようです。

 その妙立寺は、幕命で三階建て以上の建築は禁止されていたため、敵を欺くために外観は二階建てですが、内部は4階建て7層の複雑な構造で、しかも極めて頑強に造られ、台風や雪害などに十分耐えられるようです。

そしてそれぞれ10人ぐらいのグループに2つに分かれて妙立寺内の説明が始まります♪

 本堂の上の方には殿様専用のお参り場所がありました。
殿様が急にお参りに来たい時に、一般の参拝客と鉢合わせしないように造られたようです♪

 そしてこの妙立寺は部屋数が23で、階段が29もあり、その階段は隠し階段になっているものもあり、実際にその隠し階段などを見せてくれます♪
色々とよく考えられて造られています!

 それから落とし穴もあって、ただ落ちるだけでなく、その先には槍を持った下男が待ち構えていたようです・・・
凄い!


↑隠し階段を説明したパンフレット

 また最上階の物見台の望楼は各方面を遠望でき、金沢城とは光などで通信を行っていたようです。


↑加賀藩の秘策の説明のパンフレット


↑実際の望楼

 それから建物の中央に井戸がありましたが、井戸には継ぎ目がありません。
もちろん当時はコンクリートはありませんので、近隣の大きな岩をくり抜いてこの井戸を造ったようです。
それは造るのは大変だったと思います♪
すごいですね!
しかも井戸は深さ25mもあるとは、なかなか深いです。

 そして水面上には横穴があり、実は金沢城までの逃げ道にもなっていたようです。
ただ、誰も試したことがないので真相は分からないようです。
犀川があるので、実は金沢城まで通っていないかもしれないようです。


↑物見台や井戸の説明のパンフレット

それから天井が低く富士山や龍を模した部屋がある茶室や、出入口がなんと5つもある部屋、藩主が用いた豪華な部屋などもありましたね♪

たった40分の説明でしたが、この妙立寺はとても楽しめました♪

なお、別名忍者寺ですが、忍者とは一切関係なく、甲賀流でも伊賀流でもなく、ただの寺院のようです。
忍者とは違うと、くどく説明されていましたね(^_^;)
よく質問されるのだと思います♪

 それから妙立寺の隣には「願念寺」があり、そこに松尾芭蕉の句碑があって驚いたのですが、実は松尾芭蕉は最近は幕府の隠密と言われているようで、そうであるならば実は幕府には妙立寺のことはバレバレだったのではないかと思います(^_^;)


↑願念寺の説明

 妙立寺は、その仕掛け満載の建物を分かりやすい説明を受けながら楽しく見学でき、とてもオススメです!
英語でも説明があり秀逸だと思います♪

お勧めなお話(2018年上半期)

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