『でんぱ NINGEN BOYS』supported by EYESCREAM
―BO NINGEN『Line The Wall』リリースパーティー ―
Line Up:BO NINGEN/N'夙川BOYS/でんぱ組.inc
ロンドンを拠点に活動する日本人男性4 人組サイケデリックロックバンド“BO NINGEN”。海外メディアやアーティストからの支持も厚い彼らの2ndアルバム『Line The Wall』の日本盤発売を記念して「ファッション・ミュージック・カルチャー」とクリエイティブなトピックを発信し続ける雑誌『EYESCREAM』サポートによる、リリース&来日ツアーの東京・大阪追加公演が決定!
3月9日(土)大阪JANUSはN`夙川BOYS、DOBERMANと共演する「犬 NINGEN BOYS」、3月14日(木)渋谷WWWはでんぱ組.inc、N`夙川BOYSと共演する「でんぱ NINGEN BOYS」と題したアルバムのリリースパーティー。『Line The Wall』(壁に線を引く)というアルバムタイトルから<壁を超える>をキーワードにそれぞれのジャンル/カルチャー/国内/海外/インディー/メジャーと常識の壁を突き破る3アーティストが共演する。
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アイドル+サイケ+ロケンローの異色の3マン・ライヴ。実はBO NINGENは2009年にロンドンでN’夙川BOYSと、2012年1月に原宿ででんぱ組.incと対バンしており、でんぱ組.incとN’夙川BOYSも今年の雛祭りイベントで共演したと知り深い縁が結実したトライアングル・イベントだと納得した。それぞれ各ジャンルの個性派揃いであり新進気鋭の若手というスタンスも共通している。「でんぱNINGEN BOYS」というネーミングは「原爆スター階段」みたいだがキャッチーでいい。当然発売と同時にソールドアウト。受付で例のお目当てのバンドさん調査があったが男性の殆どは「でんぱ組」と答えていた。
●N'夙川BOYS
ノリの良さそうなヲタ系ファンとロック好きな女子が入り交じりWWWは一種異様な熱気に溢れている。出演順はマル秘だったがステージセットを見れば一目瞭然。トップはN’夙川BOYS。キノコホテルとの2マンに続き2か月連続のWWW。シンノスケBoyが黄色のヒラヒラシャツで登場しフライヤーを撒く。「行けるかーい!」とマーヤLOVE。リンダdadaの赤いリボンがキュート。観客の大歓声に迎えられロケンロー爆撃開始。お祭り騒ぎが身上の彼らだがこの日はいつも以上にハイテンポ。ホワイトデイに因んでキャンディーをばら撒き「Candy People」に突入。マーヤが客席にダイヴし最後列まで客の上を歩いてきて煽る煽る。会場全体が揺れる盛り上がり。イベント初っ端からこんなに盛り上がって大丈夫?と心配になるほどだが、この日のお客さんは元気が有り余っていた。♪タイゲン・ボーイ♪と歌っているように聴こえるのでBO NINGENのTaigenがお気に入りという「TRY AGAIN ~boys and girls~」も特別に演奏。45分のステージを熱狂度ピークのまま突っ走った。3月20日ベスト盤「THANK YOU!!」リリース。
<Set List>
01.プラネットマジック
02.24hour
03.FUN HOUSE
04.TRY AGAIN ~boys and girls~
05.Candy People
06.物語はちと?不安定
●でんぱ組.inc
続いてでんぱ組.inc。1月のZepp Tokyoワンマンはチケットが取れず涙を飲んだので今回間近で観れるのが嬉しい。初めてのW.W.D.仕様のカラフル衣装が眩しい。推しメンのもがたんぺ(最上もが)をはじめ皆アニメから飛び出してきたようにキュートで可愛くって笑顔と元気いっぱいでさいこー!若いっていいな!サイリウムを振る女性ファンもいてこの場ではバンドもアイドルも関係なし。楽しんだ者勝ちである。セトリはヒット曲ばかりで改めて曲の良さ・アレンジの巧みさに舌を巻く。何より感動したのはばっちりきまる6人の踊りと振り。秋葉原ディアステージで数限りなくライヴをこなすエンターテインメントのプロだけあり飽きることがない。アニメ声のMCはやはり誰が話しているのか判別できないがそれも含めて完璧なライヴだった。5月29日ニュー・シングル「でんでんぱっしょん」リリース決定!
<Set List>
01.わっほい?お祭り.inc
02.でんぱれーどJAPAN
03.キラキラチューン
04.Sabotage
05.W.W.D
06.くちづけキボンヌ
●BO NINGEN
サイリウムが乱舞するでんぱ組.incのノリは予想通り素晴らしかった。終演と共に汗だくの男子軍団が一斉にホールの後ろへ移動したのでBO NINGENを近くで観るために前列へ。2月のClub Asiaでは前髪ぱっつん女子が目立ったがこの日はでんぱ組流れの男子が多い。バックスクリーンにサイケ映像を投射したのは元映画館の特性を活かしとても効果的。(いつもそうだが)Taigenがツイッターで「本当に楽しみでたまらないからこそ、絶対に良いライブにしてやる。良いイベントにする。覚悟はできています。」と宣言していた通り(いつもそうだが)手抜きなし超ハイテンションの演奏が炸裂。前列は激しいモッシュの嵐。(いつもそうだが)息も絶え絶えのTaigenのMCがさらにテンションを高める。未発表の新曲「Slider」でもオーディエンスの盛り上がりは変わらない。こういう広いステージで観るとBO NINGENがハードサイケだけではなくクラブミュージックの種子を宿していることが良く分かる。延々とワンコードで突き進むインタープレイはそのままクラブユースOKのサイケデリックトランス。ラストナンバー「Daikaisei」に幻惑されたまま楽器ブン投げの大団円を迎えた。
<Set List>
01.Henkan
02.Nichijyou
03.Slider
04.Koroshitai Kimochi
05.Chitei Ningen Mogura
06.Natsu No Nioi
07.Daikaisei Part II,III
●でんぱ NINGEN BOYS
(夢眠ねむオフィシャルブログから無断転載)
しかしこの日はこれで終わりじゃない。イベントタイトルに偽りなし三つ巴のセッションが実現!まずはBO NINGEN+N'夙川BOYS=NINGEN BOYS。しんのすけboyは星形ギター。BO NINGENの「Jinseni Ichido kiri」をセッション。マーヤは「ホワイトデイも一度きり!」とシャウト。ヘヴィなリフに乗ってTaigenとマーヤとリンダが「人生一度きり!」と叫びまくる。大波を打つ客席にマーヤがダイヴ、さらにTaigenとディープキス。混乱と狂喜が爆発する10分間に続いて+でんぱ組.inc=でんぱ NINGEN BOYS!門限のため帰宅したピンキー(藤咲彩音)を除くでんぱ組の5人はラップで参加。アニメ声の高周波ラップがノイズの嵐を引き裂く。えいたそ(成瀬瑛美)がフリースタイルでN'夙川BOYSとBO NINGENのメンバー紹介。これが上手い。ラップは意外に難しいしアドリブのフリースタイルは熟練なくては出来ない。えいたそ流石!凄い!ただモンじゃねぇ!Taigenがこの3組でロンドン公演すると宣言。どのバンドがお目当てかは関係ない。会場にいる全員がでんぱ NINGEN BOYSになりきり最高の笑顔が弾けた一夜だった。
<Set List>
En1.Jinsei Ichido kiri(BO NINGEN×N'夙川BOYS)
En2.△(BO NINGEN×N'夙川BOYS×でんぱ組.inc)
→ライヴ写真はコチラ
この3者
ハンパじゃないぜ
サンカクだ
BO NINGENは3月20日渋谷タワーレコードでライヴ。その模様はTower Recordommuneで生配信される。
<BO NINGEN“Line The Wall Play All”>
日時:2013年3月20日(祝・水) 20:00 開演
会場:タワーレコード渋谷B1F「TOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA STUDIO」