Blue Note Tokyo’s 25th anniversary year special program
上原ひろみソロ
ブルーノート東京25周年記念ライブシリーズ
世界を舞台に活躍する人気ピアニスト ソロでのスペシャル・ライヴ
2012年にはアンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップスとの“ザ・トリオ・プロジェクト”で出演。無限に広がる音楽世界で超満員のオーディエンスを圧倒した上原ひろみが「ブルーノート東京25周年スペシャル・ライヴ・シリーズ」の一環として再登場、ソロ・ピアノの世界を繰り広げる。バークリー音大在学中の2003年にワールド・デビューを果たし、2011年にはスタンリー・クラークとの共演アルバムがグラミー賞に輝いた。卓越した音楽性とテクニックは故オスカー・ピーターソンからも賞賛され、ミシェル・カミロ、矢野顕子、熊谷和徳等、各界のトップ・ランナーとのコラボレーションでも話題を集める上原ひろみ。彼女の魅力のすべてが、このソロ・ピアノ公演で味わえることだろう。
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JOJO広重ソロの翌日に上原ひろみソロを観るとはそろそろ独り立ちの季節らしい。
昨年11~12月トリオ編成日本ツアーで全国ラーメン紀行と緊縛の集いにてのべ7万人の聴衆を精神的亀甲縛りの責め苦に陥れたジャズ界のアイドル上原ひろみの単独飛行。日本でのソロ公演は2年ぶりだという。5000人キャパのホールを連日ソールドアウトにする人気者を400人のジャズクラブで観られる貴重な機会なので全6公演は即日売り切れ。整理番号発行時間の2時間前に行ったら既に50人近い列。昨年の八代亜紀公演よりも倍の客足の早さ。上原の人気の高さとファンの熱意を実感する。
最新アルバム「MOVE」が3月に全米リリースされ名門ジャズ誌「ダウンビート」表紙に登場。日本人アーティストが同誌の表紙を飾るのは秋吉敏子以来実に33年ぶり2人目という快挙。今海外で話題の日本人アーティストと言えばきゃりーぱみゅぱみゅとBO NINGENだが上原はもっと前から海外で勝負していた先輩格である。言葉のないインストということもあるが本人を見れば一目瞭然のように日本人でもとりわけ小柄な童顔の少女である。大きなキーボードを背負って世界ツアーする姿は21世紀の女工哀史として日本中の共感を呼んだが10年後に世界的メディアの顔になるとは21世紀の下克上か?いやまだまだ上原は発展途上なので早計な判断を下すのは早い。
そんな上原のステージはとにかくピアノを弾くのが好き好き大好きな気持ちと100%のじぶんを解放した生命の喜びに満ちたものだった。彼女のプレイはうるさ方のジャズマニアから「早いだけでジャズる心がない」と揶揄されることも多いようだが本人にとってはピアノが弾ければジャズでも何でも構わないのではなかろうか。「ピアノは口ほどにものを言う」と語っていたが洒落ではなくマヂでその通り。父性本能をくすぐる舌足らずなMCは魅力だがピアノに語らせた途端心のダムが決壊して津波のように溢れ出す七色の感情。椅子の上でピョンピョン飛び跳ね随所に漏らす「Uh!」「Ah!」という溜め息混じりの声は広重の「行くぞー!!!」というノイズ開始の合図やBO NINGENのMo-Chan(ds) の「ウォーッ!!」という叫びと同じく居合い抜きの気合いである。緊縛トリオ演奏は3者三つ巴の死闘の「気」が出口を求めている渦巻くが、ソロ演奏では上原の「気」が障害物なしに拡散するので聴き手の身を縛ることなく駆け抜ける。広重ソロに通じる風通しの良さが爽快極まりない。「私にとってピアノはオーケストラ」と語って演奏した「ラプソディー・イン・ブルー」は激しさで有名な名指揮者メンゲルベルクを彷彿させるハードコアプレイだった。ロックフェスさながらの観客のスタンディングオベーションに拳を突き上げ応える上原に燃える闘魂を見た。四角いジャングルのステージを去る上原に熱狂する聴衆はナポレオンの凱旋を迎えるパリ市民さながらだった。
【イベント企画書】
4月7日(日)日比谷野音にて熱狂間違いなしの「カオスフェス2013」が開催される。混沌祭にはやはり非常階段の出演が望まれるが残念ながら今回は実現しそうもない。そこで今朝5時48分にトイレの中で思いついた「カオスフェス第2回」の企画案を提案したい。
「カオスフェス2013 in Summer」@日比谷野外音楽堂
日時:2013年8月18日(日)
Line Up:
●きゃりーぱみゅぱみゅ
世界に飛び出すKAWAiiポップアイコンきゃりーぱみゅぱみゅ。戸川純のカバーは無理そうだが異文化交流戦には原宿代表として欠かせない存在。真夏の野音に忍者ルックで爽快なにんじゃりばんばん旋風を巻き起こす。
●上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat. アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス
ジャズ界のアイドル上原ひろみをジャズヲタに独占させるのは独禁法違反。フジロックをはじめ海外の野外フェス出演経験も多い上原のハードコアサウンドにOi Oi盛り上がるパンクス&アイドルヲタの姿が目に浮かぶ。
●非常階段 feat.坂田明
惜しくも第1回出演出来ず涙を飲んだ彼らのリベンジ出演が決定。元祖カオスは間違いなくマル非。ジャズもアイドルもボカロも全て巻き込む雑食性はファンならずとも万歳三唱。「本当の混沌とは何か」をテーマにした夏仕様(美川が水着コスプレ)ノイズをぶちかます。
●カヒミ・カリィ&ピチカート・オーケストラ feat.小西康陽/小山田圭吾/八代亜紀/大友良英/ジム・オルーク
高校野球に象徴される夏のイメージは汗と涙だがオシャレなサマーも欠かせない。渋谷系アーティストが集合した特別編成楽団によるイェイェでマドモワゼルなステージ。クラブシンガー時代に戻った八代のマダムな歌とカオス系大友+オルークの組み合わせの妙。
●BO NINGEN
サイケ系代表ロンドン出身日本人4人組の再来日ステージ。冬のツアーが大好評、最終公演が終わるや否や次の来日を望むツイートが飛び交った彼らはJOJO広重との共演の約束が真夏の野音で実現。激しさ150%のステージはマル非に負けない混沌を生む。
●特別出演:クリスチャン・ヴァンデ&マグマ(フランス)
第1回カオスフェスはオヤジパワーのカオスに欠けていたのでプログレマニア狂喜のフレンチプログレの大物を招聘。リーダーのヴァンデは年相応の体型になったが伝説バンドの常で告知には40年前の写真の使用を徹底する。
●スペシャルセッション「BOひろみきゃりー階段 feat. クリスチャン・ヴァンデ」
メンバー:
・きゃりーぱみゅぱみゅ(vo)
・上原ひろみ(p)
・Taigen Kawabe(b/BO NINGEN)
・JOJO広重(g/非常階段)
・T.美川(electro/非常階段)
・カヒミ・カリィ(space whisper)
・坂田明(sax)
・クリスチャン・ヴァンデ(ds/マグマ)
★演奏曲:ゴング「ユー・キャント・キル・ミー」
フェスのお楽しみスペシャルセッションは原宿+渋谷+ノイズ+プログレ+ジャズ+サイケのカオス演奏。楽曲は通のプログレファンにお馴染みナンバーなのでうるさ方の年配出演者とおやじファンにも納得いただけると思う。ラジオ告知で「BOひろみ」を「GO!」と聞き違えたオバさまファンが押し寄せる可能性もアリ。
*お詫び:野外イベントのためファンの皆様お楽しみの非常階段ファン・イベントはありません。ご了承下さい。
これ以上
妄想しては
危険DEATH
打ち上げは美川幹事の飲み組とJUNKO幹事のカラオケ組に分かれて。。。。。
ってもうダメだぁぁ。死 ((((;゜Д゜)))))))