【CD企画書】
●タイトル:好き好き大好き80's!~インディーズの逆襲トリビュート
●企画意図:若手バンドが80年代ニューウェイヴのベテラン・アーティストと共演したり彼らの楽曲をカバーしたり、当時の伝説のバンドの再結成やベスト盤・未発表音源・BOXセット等がリリースされたり、若い音楽ファンから日本のパンク/ニューウェイヴのオリジネーターへの注目が高まっている。これまでバンド単位のトリビュートや洋楽ニューウェイヴのカバー集はあったが、80年代日本のインディーズシーン全体を俯瞰する作品はなかった。1980年代と2010年代の30年間のミッシングリンクを埋めるべく21世紀(2000年以降)にデビューしたアーティストに限定し当時の代表曲を厳選したこのトリビュート・アルバムは80年代に青春を過ごした世代(40-50代)と現在のJ-Rockファン(10-20代)の両方に大きくアピールできる作品である。また80年代インディーズ・ブームの火付け役の伝説的レーベル、キャプテンレコードの復活第1弾ということも大きな話題になるに違いない。
●商品仕様:CDディスク枚数: 1/定価2500円(税込)/レーベル:キャプテンレコード
●発売日:2013年7月4日
●総合プロデュース:佐藤薫(EP-4)/マスタリング:中村宗一郎(Peace Music)
●歌詞付き/楽曲解説:サエキけんぞう×大槻ケンヂ
●アートワーク:イラスト:荒木飛呂彦(「ジョジョの奇妙な冒険」作者)/デザイン:信藤三雄(Contemporary Production)
●収録予定アーティスト/楽曲
1.きゃりーぱみゅぱみゅ/戸川純「好き好き大好き」
リード・トラックは原宿から世界へ飛び出した最注目のポップアイコンきゃりーぱみゅぱみゅ。80年代サブカルアイドル戸川純の代表曲を中田ヤスタカがどのように料理するかが楽しみ。PVの振り付けと衣装にも注目したい。
2.キノコホテル/アーントサリー「すべて売り物」
この企画のヒントになったカバー。戸川純と並ぶ80年代ニューウェイヴの歌姫PHEW率いる伝説のパンクバンド、アーントサリーを21世紀のカリスマ支配人マリアンヌ東雲率いる謎めいた女性集団キノコホテルがカバー。パンキッシュなビートと全員で叫ぶコーラスが聴きもの。キノコホテル5/1リリースのミニアルバム「マリアンヌの逆襲」に収録。
3.アーバンギャルド/プラスチックス「コピー」
トラウマ テクノポップバンド、アーバンギャルドはP-MODELがお似合いだが敢えてライバルのプラスチックスにトライ。ピコピココール&レスポンスを天馬がどのように病気に変身させるか興味深い。
4.神聖かまってちゃん/P-MODEL「ヘルスエンジェル」
の子よぉおめえがピンクのジャズマスで目ぇひん剥いて歌うのは平沢進の影響バレバレだってぇのマジで。ホントは認めたくねぇんだろー判ってんだよ。仕方ねぇから演らせてやるよ。思いっきりなりきってくれよってざけんな。アザーーーっす!
5.PLASTICZOOMS/オートモッド「デストピア」
以前ヴィジュアル系と書いたがゴス系と呼ぶべきだったPLASTICZOOMSには元祖ゴス=ジュネ率いるオートモッドをカバって欲しい。結成30周年で注目を浴びるBOOWYの布袋寅泰が参加したこの曲は今が旬。
6.でんぱ組.inc/ザ・スターリン「ロマンチスト」
アキバ系代表"ももクロの次はでんぱ組"の呼び声も高い6人組はアイドル界のスラッシュメタルと称される(私だけだが)ので過激なステージが伝説の遠藤ミチロウ率いるザ・スターリンのハードコアナンバーをカバー。切れ味抜群のダンスビートと萌え系アニメヴォイスで踊らせてくれ!
7.八十八ヶ所巡礼/筋肉少女帯「元祖高木ブー伝説」
こちらも謎の多いバンド八十八ヶ所巡礼によるニューウェイヴプログレメタル・カバー。変態性が共通する筋少と八八の相性はピッタリ。超絶ギターの見せどころもタップリ。
8.te'/グンジョーガクレヨン「Break」
残響レコード主宰kono(河野章宏)率いる人気インストロックバンドte’にはアヴァンロックの雄グンジョーガクレヨンをお願いしたい。ストイックなサウンドがポストロックに通じる。80年代の混沌を残響で再解体してほしい。
9.'N夙川BOYS/りえ&THE BLUE HEARTS「ボーイフレンド」
レコードならB面1曲目は最高に弾けたロケンローバンドによるロケンローカバー。90年代の楽曲だしインディーズでもないが、マーヤには王道ナンバーを思いっきりバタ臭いはっちゃけロックにして「まだまだ行けるかーーーっ!」と叫んでほしい。
10.嘘つきバービー/INU「メシ喰うな」
佐世保の変態3ピースバンド嘘つきバービーにはパンク詩人町田町蔵(康)の恫喝ロックナンバーを。メンバーの病気で休んでいたが半年ぶりに復活、精力的なライヴ活動を行う彼らの妖怪っぽさで飽食の時代への警鐘を打ち鳴らす。
11.下山(Gezan)/ボアダムズ「ANAL EAT」
関西アンダーグラウンド出身の下山(Gezan)の衝撃のステージを初めて観た時ボアダムズを思い出した。サウンドの隙間を埋める意味不明な電子音やサウンドコラージュに影響が濃い。ボアが最高にハングリーだった頃のジャンクナンバー。
12.トクマルシューゴ/EP-4「Coconut」
このアルバムの総合プロデューサー佐藤薫の曲をカバーするなら誰が適任かと考えたところ浮かんだのが彼の名前。アコギで歌うフォーク系シンガーだが宅録による打ち込みサウンドでEP-4のクールファンクをカバーすると面白い。
13.サイレントサイレン/アナーキー「ノット・サティスファイド」
きゃりーに続く青文字系読モバンド、サイサイには日本パンクの象徴、亜無亜危異のデビュー曲を思い切り弾けた女子力全開で歌ってほしい。腕を真上に上げて「ノット・サティスファイド!」とジャンプすればハピルン間違いなし。3番の歌詞はアナーキーが自粛した♪たった一本の~♪でお願いします(動画参照)。
14.コロボックルズ/フリクション「Crazy Dream」
まだライヴは観たことはないが「Girls Sazanami Beat Vol.5」のオープニングの怒濤のスピードナンバーに驚愕した大阪出身のトリオ、コロボックルズ。2作のミニアルバムで聴ける狂騒ビートと"小人"こと寺田恵子(vo.g)の突き抜けるヴォーカルが爽快極まりない。リズムのシャープな切れ味は初期フリクションのカミソリビートに通じる。今までになく狂おしい夢を見せてくれるだろう。
15.BO NINGEN/不失者「マリアンヌ」
不失者をカバーするという無茶な試練に耐えられるのはロンドン仕込みのこの4人組だけだろう。しかも同じく長髪繋がりのジャックスのカバーのカバーという二重螺旋構造の不条理極まりない挑戦である。まさに苦行だが異国の波にもまれて育ったロック魂で運命を切り拓いて欲しい。早川義夫とも灰野敬二とも違う"壁を越える(Line The Wall)"新たなサイケデリックの指標を築き上げるだろう。
(不失者「マリアンヌ」は58:40〜)
16.前野健太/ヒカシュー「20世紀の終わりに」
テクノ御三家と呼ばれるがヒカシューの曲には日本伝統のウェットな歌心が根付いている。それは巻上公一のカバー集ソロ「民族の祭典」「殺しのブルース」での朗々たる超歌唱で明らか。リリース当時には近未来だったが今や過去の郷愁を感じさせるデビュー曲は"ファックミー"マエケンにより骨格だけ剥き出しの歌謡フォークとして生まれ変わるに違いない。
●初回限定ボーナスCD(プロモーションにも活用)
-「好き好き大好き」リミックスヴァージョンCD:Remix by 小西康陽/Hair Stylistics(中原昌也)/ヒャダイン(前山田健一)
●宣伝案
80年代サブカルアイコン戸川純と21世紀のファッション・モンスターきゃりーぱみゅぱみゅの組み合わせを最大限にアピール
J-POP系音楽専門誌を中心にしたパブリ展開/アーティスト稼働による一般誌展開/地上波TV出演/衛星放送・CATV・FMでの特集/連動イベントでの話題作り→TVワイドショー露出
<関連情報>
-発売日はアメリカ独立記念日=Independence Dayの7月4日に設定。インディーズ=Independent Labelとの駄洒落で話題作り。また「チャート対策のため新譜発売日は水曜日」という業界の常識を敢て無視したパンクな発売日設定こそインディーズ精神に基づいた姿勢であるとの主張(開き直り・自己満足)も可能。
-ニューウェイヴほぼ30周年祭(サエキけんぞう提唱)との連動。
-秋元康が満を持して送り出すHKT48のデビューシングルは「スキ!スキ!スキップ!」。この曲のヒットで「好き好き」が流行語になることは必至。
<紙媒体>
[音専誌・カルチャー誌]
-オリコンStyle:きゃりーぱみゅぱみゅ、アーバンギャルド、キノコホテル、でんぱ組.inc等サブカルアイドル特集
-Rockin' On Japan:マリアンヌ東雲(キノコホテル)+松永天馬(アーバンギャルド)対談・表紙
-音楽と人:の子(神聖かまってちゃん)+平沢進(P-MODEL)対談・表紙
-Rolling Stone Japan:前野健太+巻上公一(ヒカシュー)対談
-Marquee:トクマルシューゴが聴く80年代ニューウェイヴカタログ
-Music Magazine:インディーズ精神を現代に継承する新世代バンド特集
-レコードコレクターズ:80'sインディーズ特集
-Top Yell:タワーレコード嶺脇社長+でんぱ組.incの激突インディーズ対談(嶺脇社長は学生時代新宿ロフト通いをしていたと語っておりインディー系ロックにも造詣が深いと思われる)
-ギター・マガジン:Katzuya Shimizu(八十八ヶ所巡礼)+橘高文彦(筋肉少女帯)対談
-ベース・マガジン:マーガレット廣井(八十八ヶ所巡礼)+内田雄一郎(筋肉少女帯)対談
-ドラム・マガジン:賢三(八十八ヶ所巡礼)+美濃介(元筋肉少女帯)対談
-キーボード・マガジン:mono(神聖かまってちゃん)+井上誠(元ヒカシュー)対談
-サウンド&レコーディング・マガジン:中村宗一郎が分析する80年代サウンド特集
-プレイヤー:瀬々信(アーバンギャルド)+立花ハジメ(プラスチックス)対談
-Rooftop:浜崎容子(アーバンギャルド)+佐藤チカ(プラスチックス)巻頭対談
-チェリータイムズ:マヒト(下山)+EYE(ボアダムズ)対談
[一般誌・ファッション誌]
-少年ジャンプ、週刊文春、月刊テレビジョン:きゃりーぱみゅぱみゅ+戸川純 対談・巻頭グラビア&表紙狙い
-AERA:遠藤ミチロウ表紙狙い
-ZIPPER:きゃりーぱみゅぱみゅ+サイレントサイレン 80年代ファッショングラビア
-KERA:きゃりーぱみゅぱみゅ+戸川純 ロリータファッショングラビア
-ゴシック&ロリータバイブル:PLASTICZOOMS+ジュネ(オートモッド)対談&グラビア
<電波媒体>
[TV]
-テレビ朝日系「ミュージック・ステーション」:きゃりーぱみゅぱみゅ&戸川純デュエット出演
-NHK TV「インディーズの逆襲」再放送
-WOWOW、スペースシャワー、スカパーでのPVオンエア、ニューウェイヴ特集番組
-話題性(レコ発イベント、好き好きネタ、独立記念日ネタ)でワイドショー露出
[ラジオ]
-リードトラック「好き好き大好き」全国FMパワープレイ確保
-JFN系・JFL系両ネットワークでの強力オンエア施策「好き好きキャンペーン」
[インターネット]
-LINE,Twitter,Facebookでの口コミ話題作り
-独立記念日ネタで2チャンネル話題作り
-ネットラジオでのSNS連動キャンペーン展開
-DOMMUNEでトークイベントシリーズ配信
<イベント・タイアップ他>
[レコ発イベント]
-東京3DAYSイベント:参加アーティスト+オリジナル・アーティスト総出演=:ZEPP TOKYO Divercityまたは新木場STUDIO COAST(→TV収録・放送→DVD発売)
-大阪・名古屋:クアトロ2DAYS
-ロフトプラスワン:80年代カルチャートークショー
-ヴィレッジヴァンガード、まんだらけ:荒木飛呂彦サイン会
[クラブ・プロモーション]
-「好き好き大好き」リミックス12"アナログ盤を配布、クラブヒットを狙う。
-LONDON NITE(大貫憲章)、club snoozer(田中宗一郎)との連動イベント
[タイアップ]
きゃりーぱみゅぱみゅ「好き好き大好き」CM(携帯・自動車・化粧品etc.)タイアップ狙い/アニメ主題歌狙い
[海外メディア]
不失者×BO NINGENの2マン海外ツアーにより欧米メディアへの露出:WIRE(表紙)/NME/Q Magazine/UNCUT/Metal Hammer(以上UK)/Rolling Stone/SPIN/Billboard/Pitchfork(以上US)/インターネット音楽サイト
●販促案
<店頭展開>
チェーン店施策
-タワーレコード「インディーズの逆襲」キャンペーン:参加アーティストおよびオリジナル・アーティスト作品含め展開
-ディスクユニオン、ローカルインディー系チェーン:オリジナル特典施策
-HMV:ニューウェイヴほぼ30周年祭連動キャンペーン
-TSUTAYA、ローカルチェーン:共通特典施策
-アキバ系コミックショップ:でんぱ組.inc握手・チェキ会
-応募特典:レコ発イベントチケット/サイン入りグッズ
<連動企画・他社商品との共同キャンペーン>
-同じ曲順でオリジナル楽曲コンピレーションCD発売
-「好きよキャプテン21世紀」キャンペーン:キャプテンレコードカタログ紙ジャケ再発シリーズ
-オリジナル・アーティストのカタログ(紙ジャケ)アンコールプレス
企画案
妄想するのは
勝手です
業界関係者各位:実現可能性・採算度外視のトンでも妄想企画なのでご興味があれば自由に活用していただいて結構です。企画料など要求しません。万が一実現の暁にはレビュー用に白盤で結構ですので音資料とジャケット写真のjpgデータをお送りいただければ幸いです。よろしくお願いしますm(_ _)m
昨年10月SOLID RECORDSからリリースされた初音ミクのキャプテンレコードカバー集。
ミクのパンクカバー集、キャプテンレコードコンピも発売中。