A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

DREAMS COME TRUE/リンゴ・スター/Perfume/KARA etc.@幕張メッセ 2013.3.2 (sat)

2013年03月04日 03時37分36秒 | こんな音楽も聴くんです


「are U ready ?」をキャッチコピーに「U=ユニバーサル ミュージック」と 「U=YOU(オーディエンス)」で「コンサート開催までのわくわくする気持ち」や「演奏が始まる瞬間の心地よい緊張感」などを共有し、イベントを通して出演者とオーディエンスが一緒になって心地よい空間や新たな感動を創りだすイベントを目指す「U-EXPRESS LIVE 2013」。
"日本と世界のリアル・エンタテインメント"をお届けするグローバルなライブイベント。2013年3月、いよいよ初開催!
<出演アーティスト>
DREAMS COME TRUE/RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND/KARA/Perfume/キム・ヒョンジュン/ナオト・インティライミ/FAR EAST MOVEMENT

幕張メッセはやはり遠いなと思いながら海浜幕張駅に着くと大勢の人がメッセへ向かっている。前回人波についていったらアニフェスに行っちゃったので用心しながら歩くが看板やパネル等の表示はない。仕方なく流れに乗ってゆくと無事目的の会場へ。サマーソニックやFREEDOMMUNE 0とは違う会場で10000人収容の大ホールの広さに圧倒される。子供連れを含む幅広い客層でほぼ満席。丁度Perfumeが始まるところだった。

Perfume
パフュームは「ポリリズム」の頃からずっと好きだったが中田ヤスタカ仕事ではMEGちゃんを応援していたのでライヴを観たことはなかった。機械仕掛けロボットダンスに心惹かれていたのでやっと観れて嬉しい。だだっ広いステージに3人だけ。ピンクのフワフワの衣装でテレビで観る通りの姿。大会場に響きわたるテクノビートがド迫力。40分のステージだったが「P.T.A ~パっと、楽しく、遊んじゃおう~ のコーナー」や振付け指南コーナーもあり手抜きなしのステージ。ドリカムやリンゴ・スターなど大物に比べれれば若手だが多くのロックフェス出演の実績は伊達じゃない堂々としたパフォーマンスが素敵だった。



KARA
K-POPには何故か興味を持ったことはない。曲はいいし歌も上手く容姿端麗、これ以上望めない完成度なのだが三ツ星一流レストランのフルコースのように贅沢過ぎて安食堂の定食を好むB級グルメにとっては遠い存在。打ち込みビートはパュフームや日本のアイドルと共通するのではと思っていたが日韓文化の違いだろうか微妙にずれた感触。K-POPは90年代の小室サウンドの影響が濃い。K-POPブームで割を食うのはアイドルじゃなくて安室奈美恵や浜崎あゆみのようなR&B/ディーヴァ系なのではなかろうか。辿々しい日本語がK-POPならではのエキゾチック感を醸し出す。



FAR EAST MOVEMENT
日中韓系アメリカ人によるヒップホップユニット。殆ど予備知識のないバンドだったがイケイケのビートにメイシー・グレイそっくりの女性ヴォーカリストやダンサーを引き連れて「パーティーにようこそ」と言うステージはまさにお祭り状態。「ポジティヴなヴァイブレーションを感じてくれ」と煽るステージはヒップホップ好きじゃなくても踊れるグルーヴに溢れる。全米チャートNo.1ヒットを放つ人気バンドだけにどの曲も聴き覚えがある。フェスの盛り上げ役にはピッタリ。



キム・ヒョンジュン
F.E.M.のライヴ中女性トイレに長い列が出来ていた。確かに客席には女性ファンが異様に多い。彼女たちの目当がキム・ヒョンジュンだったことは暗転した途端に一斉に立上がり緑色のサイリウムが掲げられたことで判明。10年前「冬ソナ」による韓流ブームではヨン様(ペ・ヨンジュン)の優しい笑顔とファンを家族と呼ぶ大きな愛におばさまたちがイチコロだった訳だがヒョン様?はマッチョな肉体でマイケル・ジャクソンばりのダンスナンバーを聴かせる。ファンも20~40代まで幅広い。ギタリストがタトゥー入りのメタラーでベースが花柄ワンピースの女性だったのに感動。ファンの宗教的ともいえる陶酔ぶりにアーバンギャルに通じるものを感じた。



ナオト・インティライミ
世界中を旅して歩くことで知られるサッカー好きのシンガー。自らお祭り男と称するだけあり祝祭的なアゲアゲビートと軽妙なトークの面白さは流石売れっ子。ステージ中を走り回り飛び跳ね客席乱入までするパフォーマンスはまるでSMAP+ドリフという感じ。観客全員による1万人ジャンプは壮観だった。4月に主演ドキュメンタリー映画が公開されるとのこと。



RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND
スティーヴ・ルカサー(TOTO)、リチャード・ペイジ(Mr.ミスター)、トッド・ラングレン、マーク・リヴィエラ、グレッグ・ローリー(サンタナ&ジャーニー)、グレッグ・ビゾネットからなるオール・スター・バンドを率いてのリンゴ・スター来日ツアーの最終日。矍鑠(かくしゃく)を絵に描いたようなリンゴは45年前と変わらず悪戯っ子そのままで歌いドラムを叩く。常にピースサインで「Peace & Love」とMC。「イエロー・サブマリン」をはじめとしたビートルズ・ナンバーと各メンバーの持ち歌を披露。演奏力は素晴らしく安心して聴けるし「ウッドストックでサンタナとやった曲だ」というロック史の生き証人の生歌には素直に感動する。華やかなステージはアメリカの人気テレビ番組「デヴィッド・レターマン・ショー」やグラミー賞を観ているような本場感を醸し出していた。



DREAMS COME TRUE
生吉田美和を観る日が来るとは予想だにしなかった。日本歌謡界の大スターらしく堂々としたスタージだが吉田の自然なため口MCと歌の途中に感極まったように漏らす「フゥ」っというため息が面白い。この日のセットリストは裏ドリ・ダイジェストというレア曲中心だったが元々余り知らないので違和感なく楽しめる。アンコールに大ヒット曲「何度でも」を歌い客席を大合唱の渦に巻き込む求心力に本当のエンターテイナーの神髄を観た。



ジャンルもファン層もバラバラのイベントでどうなるかと思ったが音楽=音を楽しむという本質にはジャンルも国境も関係ないことを実感した7時間だった。

何度でも
観てみてみたい
音楽を

短い人生食わず嫌いはもったいない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする