A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

MO'SOME TONEBENDER@下北沢 CLUB Que 2013.10.13(sun)

2013年10月15日 00時22分22秒 | ロッケンロール万歳!


Anniversary of 19th CLUB Que Shimokitzawa
[十究極!MIRAI-SEINEN 感謝祭!!]
no evil 新曲御披露目会
MO'SOME TONEBENDER -oneman-




下北沢CLUB Que19周年記念イベントの一環で、結成16年目のアップアップロケンロー(正)、モーサム・トーンベンダーが1年4ヶ月ぶりの15作目のオリジナル・アルバムの先行レコ発ワンマンを開催した。キャパ1500人規模をソールドアウトする実力派が150人のライヴハウスでワンマンをやるのは、常にファンを巻き込んでスポンテニアスなステージを展開し「会いに行けるロケンロー」を実践する彼らの面目躍如である。10年前に初めて観た頃はトランペットを吹くくらいだった武井の持ち技は、ライトセーバーダンス、サイリウムヲタ芸、般若面、電飾スーツ、電光掲示ヘルメットとエスカレートし、この日は遂にプレスリーのコスプレショーを披露、得意の客席乱入は超満員の為に断念したが、新作CDジャケットを飾るお祭り入道の本領発揮だった。



毎年数回ライヴに通うお気に入りバンドでありながら、モーサムの魅力を言葉にする困難さにいつも直面する。「ハイテンション」「ハデハデ」「ハイパー」「ハチャメチャ」「ハジけっぱなし」といった「ハ」で始まる形容詞を多用して祝祭的多幸感を表現しようとするが、イマイチ伝え切れないもどかしさが残る。大きな要因はモーサムが紛れも無いロケンローバンドでありながら、ロックの定型から逸脱した場外乱闘ばかり繰り返すこと。多種多様な要素をいわゆるミクスチャーとは次元の違うLEVEL 3で血肉化しモーサム流R&Rに転化するので、カミソリパンクとヘヴィロックとリリカルポップとダンスビートが入れ替わり立ち代わり出現するサウンドはカオスであると同時にコスモスでもある。ディスコグラフィーに並ぶジャケットにも一貫性はないので、20年後のロックヒストリー本では、モーサムは「躁鬱的にノイズを巻き散らした突然変異のパラノイア」と紹介されるかもしれない。しかしジュリアン・コープの後継者の研究により、モーサムこそ21世紀第一四半期の日本で最も首尾一貫した論戦を展開したアナーキスト集団だったことが証明され、再びヨーロッパを起点にジャップロック史の書き換えが行われるに違いない。



激しいモッシュで汗塗れの100分間の疲労と共に沸き上がる、もっと激しく/もっとエモく/もっと笑いを、というMx3の欲求こそモーサム(M3)マジックに他ならず、シャブ中ならぬサム中患者は増え続けるばかり。MO'SOME TONEBENDER=M(最も)S(凄くて)T(楽しい)B(バンド)という甘い誘惑から純朴な若者(笑)を守るために、社会良識派(糞)による反モーサムキャンペーン=Anti Mo'some Campaign(AMC)が検討中と噂されている(USO)。








モーサムに
気をつけなさいと
母が言う



Newアルバム
『Baseball Bat Tenderness』
2013年11月20日(水)発売
COCP-38274 ¥2,940(tax in)
・ヒューマンビーイング
・パラダイス
・FEEVEER
・ジェネレーションZ
・マッドネス
・メタリックブルー
・ポップコーンダンス
・バーニング
・LOVE&PEACE
・そしてみんないなくなった
・Happy Blue Bird
・G.O.

詳細はコチラ

●MO'SOME TONEBENDERの百々和宏(Vo, G)、凛として時雨の345(Vo, B)、L'Arc-en-Cielのyukihiro(Dr)からなるgeek sleep sheepメジャー・デビュー!



geek sleep sheep
『hitsuji』
2013年10月16日(水)発売
TYCT-30007 ¥1,260(tax in)
1.hitsuji
2.SINCE YESTERDAY
3.Good Dream


コメント
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