A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

SEBASTIAN X/つしまみれ/ピロカルピン/FLiP~ロック女子座談会@ミューズ音楽院 2013.10.9(wed)

2013年10月11日 00時15分04秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


Skream!×MUSE音楽院特別企画
ロック女子座談会

ゲスト:永原真夏(SEBASTIAN X)/まり(つしまみれ)/松木智恵子(ピロカルピン)/Sachiko(FLiP)

今までにモーモールルギャバン、FoZZtone、グッドモーニングアメリカなど様々なTOPアーティストが登場しているSkream!×MUSE音楽院特別企画。今回はロック・シーンの最前線で活躍する女性アーティストたちに登場してもらい、バンド活動の中で女性ならではの出来事や経験を赤裸々に語ってもらう“ロック女子座談会”企画!。
この座談会に登場するのは永原真夏(SEBASTIAN X)、まり(つしまみれ)、松木智恵子(ピロカルピン)、Sachiko(FLiP)の4人の女性アーティスト。偶然にも全員ヴォーカル(フロントマン)としてバンドの最重要ポジションを担っている女性たちです。過酷な音楽業界を生き抜いている彼女たちが集まった女子座談会は普通では終わらないはず。女性目線で音楽シーンについて、バンドについて、ライヴについてなどを大いに語ってもらいます。Ustreamでの生中継も行うので、是非ご覧ください。



ライヴハウスでたまたま手にしたフリーペーパーの告知でこのイベントのことを知った。予てよりガールズ・アーティストに愛(執)着を持っていたが、本音トークを聴く機会はほとんどない。しかも注目若手バンドのセンター4人の揃い踏み女子会に立ち会えるチャンスを逃しては、女子ロッカー愛好家の名が廃る。因みに「ROCKER」であって「LOCKER」ではないのでご注意いただきたい。LOCKERに興味がない訳ではないが。

ミューズ音楽院は非常階段のJOJO広重とT.美川のトークイベントで行ったことがある。ミュージシャン養成校のノウハウを活かして、学生及び一般向けの公開講座やイベントが多々開催されているので要チェックである。⇒オフィシャル・サイトはコチラ

●SEBASTIAN X


SEBASTIAN Xは最新作『POWER OF NOISE』で突き抜けたポップロックを聴かせてくれた。特に小柄な永原真夏の迷いのないヴォーカルにはロック本来のポジティヴなエナジーが満ち溢れていて、新時代の幕開けを宣言する明快な女子ロックである。




●つしまみれ


つしまみれは7年前に観たことがある。全く未知のバンドだったが、キレキレのオルタナ・サウンドに驚愕した覚えがある。以来、オルタナ女子バンドを聴くたびに、つしまみれのようだ、と形容するようになった。赤い公園もtricotもつしまみれの種から育った果実だと感じる。来年結成15周年だというから、まさにオルタナ女子の姉御と言えるだろう。




●ピロカルピン


ピロカルピンは名前のユニークさもあり、昨年メジャー・デビューした時から気になっていた。まつきちこと松木智恵子の普段着女子の佇まいと、女子心が籠ったまっすぐな歌が印象的。




●FLiP


沖縄出身のFLiPは初めて知ったが、THE☆SCANTYやDETROIT 7に通じる艶っぽいガレージロックがカッコいい。蟲惑的なルックスとエッチなPVも二重マル。




ブランキー・ジェット・シティに憧れて女三人でバンドを始めたまり(つしまみれ)、児童館で高校生バンドを観て自分もやるっきゃないと思った永原真夏(SEBASTIAN X)、仕事の激務を音楽に癒されて一念発起した松木智恵子(ピロカルピン)、幼稚園の頃から歌手になると決めていたSachiko(FLiP)。バンドを始めたきっかけがそれぞれ異なっており興味深い。

体力面と感情面で男女差を感じることが多いと語る。楽器や機材を運ぶことがミュージシャンの宿命だが、女性だからとスタッフや対バンの男性が労ってくれて得することもあるが、逆に誰の手助けもないときは女の非力さを痛感する。月に支配される女性のバイオリズムの大きな波は、感情の安定した男性には理解できない。

女のエモーショナルな部分を武器に、自分らしさを打ち出して尖がった表現を追求すれば、CD不況とジャンル多様化の時代でも、人の心に刺さるはず。信念を持つ女性は美しい。

それぞれ第一線で活躍し、対バン経験もあるが、じっくりと音楽の話をすることはなかったので、4人にとってとても充実した時間だったようだ。美容や化粧品の話になると盛り上がる女子会ならではの雰囲気も新鮮だった。

★USTに座談会の模様がアーカイヴされています。⇒コチラ

ロック女子
本音が少し
分かるかな

分かったつもりでも理解できない。不可思議な者よ、汝の名は女なり。
コメント
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