A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

自由な音の記憶Vol.6:北(NORD)の導きで出会った阿部薫とスロッビング・グリッスル

2013年10月19日 00時19分42秒 | 書物について


『阿部薫写真集 OUT TO LUNCH』
写真 : 五海ゆうじ


伝説のアルトサックス奏者阿部薫没後35年、初の写真集が発売!

過激なサウンドと生き方で、70年代を駆け抜け、1978年、29歳で夭折した稀代のアルトサックス奏者、阿部薫。どこまでもスピードを追求し、他に類をみないサウンドで70年代日本フリーミュージック・シーンに強烈な傷跡を残した彼の、初の写真集『阿部薫写真集 OUT TO LUNCH』が2013年10月16日、没後35年にして、ついにベールを脱ぐ。初回限定装丁、和英並記、未発表写真多数収録。撮影は、日本のフリージャズシーンに伴走した写真家、五海ゆうじ。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------



『INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE!!!: 雑音だらけのディスクガイド 511選』
持田 保 (著)


燃え尽きるより、サビつきたい!!!

世界初、ノイズ、インダストリアル専門ディスク・ガイド。
ノイズとマシン・ビートにまみれた厳選盤511枚。

「工場産業従事者のための工業産業音楽」
スロッビング・グリッスルのデビュー作のジャケットに記載されたこのスローガンにより誕生したといわれる
「インダストリアル・ミュージック」。
ポスト・パンクやニュー・ウェイヴの流れの中でも「反音楽」「脱個性」「悪趣味」で一際異彩を放っていたこのジャンルですが、
その(反)音楽性の幅広さ、アーティストの過度なマイナー志向による作品アーカイヴの難しさなどから、
今まで所謂「ディスクガイド」が出版されたことはありませんでした。本書はそこに一石を投じるものです。
入手が容易な作品も、ほぼ入手が不可能な作品も並列に紹介し、
底なしともいえる「インダストリアル・ミュージック」の世界をわかりやすく整理、カタログ化しています。
また、コラムではインダストリアル・ミュージックのトリビアを多数紹介。
著者は長年ディスクユニオンでノイズ/アヴァンギャルドの名物バイヤーとして活躍した持田保氏。
氏の面白すぎる筆致が、本書を単なるディスクガイドとは違う「読んで楽しいインダストリアル/ノイズの本」にしています。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

期を同じくして人間存在の核心に迫るふたつのテーマを持った書籍が出版された。どちらもざっと目を通しただけで詳細なレビューはできないので、個人的な経験を綴るにとどめよう。

 

フリージャズとノイズの体験はほぼ同じ時期だった。大学に入り通い始めたジャズ喫茶とライヴハウス。ジャズ喫茶でアイラーやオーネットをリクエストしてシカとされながら貪り読んだ一昔前のジャズ雑誌でフリージャズの勉強をし、中途半端な知識を頼りにライヴハウスでサックスを吹きまくった。知り合った同好の士と組んだバンドでフリージャズとノイズのアマルガムを目指した。正確には当時は「ノイズ」という音楽カテゴリーはまだなかったので、「インプロ」と呼ぶべきかもしれない。拠点にしていた吉祥寺ぎゃていのカウンターに10数枚レコードが立てかけてあり、その中に阿部薫・吉沢元治デュオ『北・NORD』というLPがあった。阿部の名前だけは知っていたが音を聴いたことがなく、先に聴いて影響を受けていたピナコテカのNORD『NORD』の元ネタ(ほんとのルーツはセリーヌの小説)でもあり、面白いと借りて帰ったのが最初だと思う。最初の一音で身体中を電撃が走った、というのは嘘で、実はあまり印象がない。なるほどこれが伝説のサックス奏者か、とは思ったが、プレイ自体はその頃テレビタレントとして人気があった坂田明のほうが派手で面白いと思った。



90年代に映画『エンドレスワルツ』で再評価され、鈴木いづみとの壮絶な生き様はシド&ナンシーの日本版としてカルト的な人気を集める。大量の未発表音源を含めCDがリリースされ入手が容易になった。映像も動画サイトで観ることができる。しかし裸のラリーズと同様に、どんなに記録物(音源・動画・写真)があっても根源的な本質は明らかではない。実際に体験しないとわからない、とよく言われるが、実際に阿部を観た人でも「観たのは確かだがよく覚えていない」という証言が少なくない。大音量で空気を塗りつぶすラリーズとは異なり、阿部の身体的小宇宙の情念のわだかまりを吐き出す演奏は、意識レベルが通じ合う少数の人間にしか共有できなかったに違いない。もしくはロックとジャズの違いに過ぎないのか? 阿部を感じるためには聴き手の想像力が試されるのかもしれない。この写真集はLSDと同様にイマジネーション拡張の手引となるだろう。






同じく『北(NORD)』が導いたノイズ/インダストリアルは、80年代当時は「聴く」よりも「演る」ことが圧倒的に多かった。オリジネーターとされるスロッビング・グリッスルは評判の割には退屈で見かけ倒しだと思ったし、輸入盤割引コーナーの主ホワイトハウスはジャケットからして粗悪品っぽくて避けていた。サブカル誌を毎号飾ったハナタラシの物騒なライヴには嫌悪感しか覚えず、本当に足を切断して死んじまえばいいと思った。当時はレジデンツの幼児にも判る諧謔性と、灰野敬二の孤独な暗黒と、19(JUKE)の革新(確信・核心)的即物性と、非常階段の出口のない混沌以外は必要なかった。



90年代に耽溺したサイケ・レア盤蒐集の旅の果てに辿り着いた21世紀頭のノルウェー・オスロのレコード市。欧州ジャズとユーロプログレの宝庫が並ぶ中、パンク/ニューウェイヴ・ブースで掘ったレコ10数枚の値段は五桁半ばの高値。そんなにレア盤はないはずと確認すると、馴染みの殺人鬼ジャケが数万円とのこと。かつて3枚1000円でも売れなかったレコが激レアとは!それがきっかけで愛好家根性に火が付き、久しく触れなかった80'sを探す日々に突入。『ノイズ・ウォー』と『電子雑音』を頼りにノイズ・アヴァンギャルド・セールに朝から並び争奪戦に参戦。90年代ノイズバブルの名残で未だ値段は高かったが、数万円のブツも躊躇いなく購入。ネット・オークションで入札合戦に熱が入り過ぎて市場価格の何倍の値段に吊り上り何度か後悔したが、落札できず悔しい思いをした回数のほうが多い。



数年前に熱は冷めたが、こうして一冊のガイドブックを手にすると喩えようのない感慨に浸る。有名どころは勿論、B級C級含め体系的に総括した書籍は嬉しい。ざっと読んだところでは著者の主観と思い入れが強い文章に好感が持てる。何よりも持田自身がリアル・インダストリアル・ワーカーであることが本書の説得力を高めている。この本を頼りにレコ屋やオークションでプレミア盤を買いまくり、経済的危機に陥りインダストリアル・ワーカー化する若者が現れるかもしれない。それはそれでノイジーで善き哉。




★参考ブログ記事
・自由な音の記憶:フリージャズの復習~基本のキのオリジネーターたち⇒コチラ
・自由な音の記憶 Vol.4:工業人間のための工業音楽~インダストリアル・ミュージックのおさらい⇒コチラ

若者よ
過去の遺産に
最敬礼

アーカイヴ化の波はこの先どこへ向かうのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きゃりーぱみゅぱみゅ@NHKホール 2013.10.16(wed)~きゃりーちゃんの写真をひたすら貼るスレ

2013年10月18日 03時20分45秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


なんだこれくしょんツアー
~きゃりーぱみゅぱみゅの宇宙シアター~

2013年10月16日(水)東京 NHKホール































































































★きゃりーぱみゅぱみゅ、海外のテレビ番組で"峯岸みなみ問題"などについて説明⇒コチラ

★きゃりーぱみゅぱみゅも歌ってる「ヨナ抜き音階」「ニロ抜き音階」⇒コチラ













KPPP
KAWAii Pon Pon Pon
恋してピコッピクッピカッ

皆様の投稿をお待ちしています。  
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネコ動画112:モンゴロイドは機械ネコの夢を見るか? Do Mongoloids Dream of Machanical Cat?

2013年10月17日 00時31分35秒 | ネコ動画


「退化的進化(De-Evolution)」の略語を名前にしたディーヴォ(DEVO)の1978年のデビュー・アルバム『頽廃的美学論 (Q:Are We Not Men? A:We Are DEVO!)』に収録された「モンゴロイド(Mongoloid)」には「アジア系人種」のほかに「精紳遅滞者(ダウン症患者)」という意味がある。退化人種が遅れた人種を歌うシュールな曲だった。



そんな退化系モンゴロイドにおススメの電気羊ならぬ機械ネコが開発された。暴れネコ(Wild Cat)と名付けられた4足歩行ロボ。軍事機器開発メーカーBoston Dynamicsが米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)のM3プログラムから開発したという新世代軍事兵器である。



あらゆる地形を速く走るために作られたロボで、ギャロップ走法やバウンディングによる走りは、平らなところで秒速7.2メートル(=時速約26キロメートル)ほどの速さになる。紹介動画ではグラウンドを馬のように走る姿を披露。コーナリングも体を傾けて華麗にクリア。どこがネコ(Cat)かはともかく、YouTubeのコメント欄には性能を「クール」とたたえる声がある一方、「向かってこられるとめちゃくちゃビクビクするとおもう」「怖いよ」など気味悪がる意見も目立つ。エンジンがかかってから動き始めた瞬間が衝撃的。



四つ足の
退化ニャンコが
走ってく

10数年後、戦場にはこんな奇怪な機械が行き交い闘うのだろうか。その修羅場を我々モンゴロイドの末裔は生き残ることが出来るのだろうか。悪夢は寝ている間だけにして欲しい。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GIRLS!GIRLS!GIRLS!~アイドル数え歌:ゆきりん/バニビ/ドルエレ/ドロシー/アプガ/パードル他

2013年10月16日 01時28分41秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


「数女」ー数の女と書いて「すじょ」と読む。「数」は多数。転じて下等の意で、下級の遊女を指す。1686年井原西鶴が女性の愛欲生活の種々相を描いた「好色一代女」(1686)には「分里の数女」が登場する。



2012年1~3月毎週水曜日深夜に日本テレビで放映された数学♥女子学園略して「数女」は、モーニング娘。の田中れいなと道重さゆみがダブル主演を務め、Berryz工房、℃-ute、スマイレージ、ドリームモーニング娘。、アップアップガールズ(仮)、吉川友、ハロプロ研修生などハロー!プロジェクトのメンバーが多数出演するアイドル学園ドラマ。数学番長の座を目指して女子高生が数学バトルを繰り広げるスラップスティックなストーリーこそ、アイドルドラマの真骨頂。後番組はAKB48主演のバラエティ「AKBINGO!」。



英語に訳せばNUMBER GIRL略してナンバガ。1995年に福岡で結成され、2002年11月30日に解散。SUPERCARやくるりなどと共に、90年代の邦楽インディーズ・シーンを象徴するバンドとして知られる。バンド名はふたつの前進バンドの名前を合体しただけらしいが、ジャケに女子像イラストをフィーチャーし、メジャーデビュー曲「透明少女」をはじめGIRLを冠した歌詞やタイトルが多いので、かなり重症のガールコンプレックスだった模様。ヴォーカルの向井秀徳が解散後トラウマ克服のためZAZEN BOYSを名乗ったのも頷ける。

向井はインタビューで現在のアイドルブームに言及しており、ナンバガ向井がAKBをディスった、と2チャンネラーの間で話題になったこともある。
*****************************************************************************
向井秀徳インタビュー「すとーりーず・おぶ・向井秀徳」CINRA onlineより

― 話がちょっと飛躍しちゃいますけど、いわゆる売れ筋のJ-POPっていうのもわかりやすくそうですもんね。ものすごく熱狂してる人の横で、ものすごく嫌悪してる人もたくさんいるっていう。
向井:うーん……そこは普遍性ってやつですよね。唱歌とか童謡に対しては、「にくたらしい」と思う人はあんまりいないと思うんですよ。"赤とんぼ"を聴いたら、「田舎のばあちゃんどうしてるかな」とかね、郷愁の心をかきたてられるだろうし。まあ、「童謡を聴いたらノスタルジーになる」っていう刷り込みがあるのかもしれないけど。J-POPとは何かっていうのは……あんまり考えたことがないですね。アイドルグループが100万枚売れるとかもそれが何かって考えたことないし、それは音楽ということじゃなくて……。

― ビジネスというか……システム?
向井:システムだね。システムに支配されてる感じはするね。あんまり悪い意味で言いたくないけど。コンビニとか毎日行きますけど、週刊マンガ誌を惰性でずっと買ってまして、すると表紙が同じアイドルグループのメンバーで占領されてるわけですよ。これは完全に乗っ取られてるなって感じますね。
********************************************************************************

より単純に女性と数の関係を知りたいならば、現代のアイドルグループの人数を分析すれば良い。本日新作発売のアイドルを中心に、ワンツースリーとカウントしてみた。

1 柏木由紀「Birthday wedding」10/16 release


ソロアイドルの代表はきっかこと吉川友で決まりだが、AKB周辺メンバーの単独活動も目白押し。ゆきりんこと柏木由紀の「ショートケーキ」に続く2ndソロ・シングルは結婚情報誌ゼクシィのCM曲。 AKBソロは女優デビューへの布石に過ぎない場合があるので、傷つきたくなければ余り熱を上げない方が無難かも。



★ゆきりん最新インタビュー@ナタリーはコチラ


2 バニラビーンズ「プリーズミー・ダーリン」10/16 release


古くはザ・ピーナッツに始まる伝統スタイルだが、いるようでいないのがデュオ・アイドル。北欧からきた清楚なアイドル、バニラビーンズ通称バニビのレナとりちゃこは、ドラマやCM出演/イベントMC/モデルなどをこなすマルチタレントだが、あくまで軸足を歌と踊り(ポージング)に置いているので、安心して観ていられる。




3 Negicco「ときめきのヘッドライナー」11/6 release


最大人気トリオならPerfumeにとどめを刺すが、今一番面白い三人娘は新潟の名産品「やわ肌ねぎ」PRキャンペーンから産まれたNegicco。デビュー10周年を迎えて様々な人からのネギ愛を捧げられて、ときめき弾ける笑顔を見れば微笑み返しで心が照らされる。




4 Doll☆Elements「君のコト守りたい!」10/16 release


いつもあなたのお人形がキャッチフレーズの愛乙女★DOLL(らぶりーどーる)の三期生による姉妹グループがDoll☆Elements通称ドルエレ。Silent Sirenを擁するドリーミュージックからメジャーデビュー。アンダーからのNo.1を目指して、はぴるん人形起動中。




5 Dorothy Little Happy 「ASIAN STONE」10/16 release


仙台出身アイドルDorothy Little Happy(ドロシーリトルハッピー)通称ドロシーは5人組。メンバー数が奇数だとどうしてもセンターが産まれる。オズの魔法使いに由来するドロシーは、奇数の利を取りセンターを定めることでグループの重心を保っている。本作がアジア進出への布石となるか?




6 でんぱ組.inc 「W.W.D II」10/2 release


萌えキュンソングを世界にお届けするでんぱ組.incを司る数字の6=SIXは中心をA/E/Oに変えても通用するマジックナンバー。Uにしても多少はしたないが意味をなす。ダビデの星=六芒星(Hexagram)はいにしえより不思議なパワーが報告されてきた。『ピラミッドパワーを超えた奇跡の黄金六芒星』と言われる6つの力の調和とAll 4 One, One 4 Allの呪文には密接な関係がある。




7 アップアップガールズ(仮)「Starry Night/青春ビルドアップ」10/30 release


ハロプロエッグ研修課程修了生の成り上がりストーリーの主人公のアップアップガールズ(仮)通称アプがが、アイドルの枠を超えていろんなことに挑戦できるのは、ラッキーセヴンの僥倖のおかげに違いない。ニューシングルは10/30発売だが、現時点でPVはおろかジャケットも発表されていない。またもやサプライズか?




8 怪傑!トロピカル丸「チャンスの神様」7/17 release


激おこプンプン丸のようだが、命名者のつんく♂はインスパイアされたのだろうか?水産業を応援するアイドル・ユニット怪傑!トロピカル丸略称怪トロ。青春トロピカル丸(しゅんトロ)8人と純情トロピカル丸(ピュアとろ)8人の2チーム編成で活動する。つまり総勢16人だが、ジャケットは裏表に8人ずつ別れているので、ここにノミネート。




9 PASSPO☆「Growing Up」10/16 release


ガールズロックユニットPASPPO☆はデビュー当時は十人十色の10人だったが、2011年末にひとり卒業して以来9人体制で乗務。奇数の宿命で等分できないが、それを逆手に取った“万華鏡”“渡り鳥” とも表現される変幻自在のフォーメーションでパッセンジャーを少女飛行に誘う。




10 東京パフォーマンスドール release未定


アイドルネタをググっていたら懐かしい名前に再会した。東京パフォーマンスドール通称パードルは90年代に一世を風靡したダンスポップ集団。1996年のグループ自然消滅後、約17年を経た今年、新たにオーディションを行って新装開店の形で復活。10月からスタートしたTV番組「東京号泣教室」で荒巻太一 こと古田新太演じる事務所社長のもとデビューを目指す。


(注:デビュー時には9人になっていました。。)


★10月22日(火)20:00~バニビ&ドルエレが乃木坂46松村&中田「生ドル」にゲスト出演→詳細はコチラ

ワンツースリー
三つ数えて
アイドルぽん!

If 6 was 9。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MO'SOME TONEBENDER@下北沢 CLUB Que 2013.10.13(sun)

2013年10月15日 00時22分22秒 | ロッケンロール万歳!


Anniversary of 19th CLUB Que Shimokitzawa
[十究極!MIRAI-SEINEN 感謝祭!!]
no evil 新曲御披露目会
MO'SOME TONEBENDER -oneman-




下北沢CLUB Que19周年記念イベントの一環で、結成16年目のアップアップロケンロー(正)、モーサム・トーンベンダーが1年4ヶ月ぶりの15作目のオリジナル・アルバムの先行レコ発ワンマンを開催した。キャパ1500人規模をソールドアウトする実力派が150人のライヴハウスでワンマンをやるのは、常にファンを巻き込んでスポンテニアスなステージを展開し「会いに行けるロケンロー」を実践する彼らの面目躍如である。10年前に初めて観た頃はトランペットを吹くくらいだった武井の持ち技は、ライトセーバーダンス、サイリウムヲタ芸、般若面、電飾スーツ、電光掲示ヘルメットとエスカレートし、この日は遂にプレスリーのコスプレショーを披露、得意の客席乱入は超満員の為に断念したが、新作CDジャケットを飾るお祭り入道の本領発揮だった。



毎年数回ライヴに通うお気に入りバンドでありながら、モーサムの魅力を言葉にする困難さにいつも直面する。「ハイテンション」「ハデハデ」「ハイパー」「ハチャメチャ」「ハジけっぱなし」といった「ハ」で始まる形容詞を多用して祝祭的多幸感を表現しようとするが、イマイチ伝え切れないもどかしさが残る。大きな要因はモーサムが紛れも無いロケンローバンドでありながら、ロックの定型から逸脱した場外乱闘ばかり繰り返すこと。多種多様な要素をいわゆるミクスチャーとは次元の違うLEVEL 3で血肉化しモーサム流R&Rに転化するので、カミソリパンクとヘヴィロックとリリカルポップとダンスビートが入れ替わり立ち代わり出現するサウンドはカオスであると同時にコスモスでもある。ディスコグラフィーに並ぶジャケットにも一貫性はないので、20年後のロックヒストリー本では、モーサムは「躁鬱的にノイズを巻き散らした突然変異のパラノイア」と紹介されるかもしれない。しかしジュリアン・コープの後継者の研究により、モーサムこそ21世紀第一四半期の日本で最も首尾一貫した論戦を展開したアナーキスト集団だったことが証明され、再びヨーロッパを起点にジャップロック史の書き換えが行われるに違いない。



激しいモッシュで汗塗れの100分間の疲労と共に沸き上がる、もっと激しく/もっとエモく/もっと笑いを、というMx3の欲求こそモーサム(M3)マジックに他ならず、シャブ中ならぬサム中患者は増え続けるばかり。MO'SOME TONEBENDER=M(最も)S(凄くて)T(楽しい)B(バンド)という甘い誘惑から純朴な若者(笑)を守るために、社会良識派(糞)による反モーサムキャンペーン=Anti Mo'some Campaign(AMC)が検討中と噂されている(USO)。








モーサムに
気をつけなさいと
母が言う



Newアルバム
『Baseball Bat Tenderness』
2013年11月20日(水)発売
COCP-38274 ¥2,940(tax in)
・ヒューマンビーイング
・パラダイス
・FEEVEER
・ジェネレーションZ
・マッドネス
・メタリックブルー
・ポップコーンダンス
・バーニング
・LOVE&PEACE
・そしてみんないなくなった
・Happy Blue Bird
・G.O.

詳細はコチラ

●MO'SOME TONEBENDERの百々和宏(Vo, G)、凛として時雨の345(Vo, B)、L'Arc-en-Cielのyukihiro(Dr)からなるgeek sleep sheepメジャー・デビュー!



geek sleep sheep
『hitsuji』
2013年10月16日(水)発売
TYCT-30007 ¥1,260(tax in)
1.hitsuji
2.SINCE YESTERDAY
3.Good Dream


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きゃりーぱみゅぱみゅ@市川市文化会館 2013.10.12(sat)+BiS vs でんぱ組.inc

2013年10月14日 00時15分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


なんだこれくしょんツアー
きゃりーぱみゅぱみゅの宇宙シアター

2013/10/12(土)千葉 市川市文化会館



レコ発全国ホールツアーも半ば過ぎて13公演目。「つけまつける」リリース時に東京ディズニーランド・イクスピアリでイベントをやったことはあるが、千葉でワンマンをやるのは初めて。恐らく大都市以外の殆どの地方都市では初ワンマン。各地で「初めまして!」の挨拶から、その土地の見所や名物の話をしているのだろう。キャパ1500人前後のホールなので客席との距離が近く、観客との会話がスムーズにできる。ファンにとって自分の声がきゃりーに届くのは溜まらなく嬉しい。MCは苦手と語るきゃりーだが、今回のツアーで相当鍛えられたに違いない。それにしても落花生を食べたことがないというのにはプチビックリ。J-POPの一翼を担うきゃりーだから三大原則の掟に縛られるが、「ついて来いよー!」「ノっていくぜー!」といった強制的な言葉ではなく、常にですます調で優しく語りかけ、海外仕込みの「カモーン!」と煽るテクニックは押し付けがましくなくて自然に乗れる。単純な振付けで孫のお供のお年寄りも楽しそうに踊っているのを見ると、まさに遊園地のアトラクションだな、と思う。実際きゃりーはディズニーランドのキャラクター・ショーを観てヒントを得ているとのこと。



もうひとつ興味深いのは、きゃりーの最近お気に入りの言葉が「魑魅魍魎」だということ。曲名や歌詞がひらがなとカタカナばかりなので、反動で画数の多い漢字に憧れるらしい。中田ヤスタカが同名曲を書く約束をしたとのこと。



11月のニューシングル「もったいないとらんど」を期待したが、ミュージカル仕立てなので曲の追加・変更が出来ないようで聴けなかった。今後の楽しみにしておこう。


★9月7日伊勢佐木公演のライヴレポートはコチラ

●BiS/でんぱ組.inc


ほぼ同じ時間に被って、渋谷O-EastではBiS+でんぱ組incという夢のツーマンが開催された。ライヴ本番は観れなかったが、ライヴ会場限定販売シングル、BiS でんぱ組.inc「でんでんぱっしょん/IDOL」を購入。スプリット盤のお約束でお互いの曲をカヴァー。BiSがアゲ曲「でんでんぱっしょん」をデス声入りのダーティ・ヴァージョンにしたのは予想出来たが、でんぱ組が禍々しいデスメタル「IDOL」を萌えきゅんオーラ全開のアニソンにデフォルメしたのが驚異的。サブカルアイドルの両巨頭が、これほど見事に色分け出来る事実をこのシングルで初めて深く納得した。アイドルには国境も障壁もない。

★ライヴレポートはコチラ







婀異駑屡(アイドル)は
魑魅魍魎の
鬱地獄

アイドル業界は「ちみもうりょう」を漢字で書けなれば一人前と認められない厳しい世界である(USO)。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロックの未来を担う?新世代UKギターロック特集~TEMPLES/TOY/PALMA VIOLETS/PEACE etc.

2013年10月13日 02時00分46秒 | ロッケンロール万歳!


ストライプスのライヴ会場で久々に出会った知り合いが「ストライプスは絶対ロックの未来なんかじゃない」と力説し、現在の英米日のロックは凄く面白いけど日本では殆ど紹介されていない、と嘆いていた。因みにどんなバンドがおススメなのか尋ねると、「イギリスのTemplesがサイケでいいよ」とのこと。Ash Ra Tempel?それともAcid Mothers Temple?とボケておいたが後で気になりようつべで検索してみた。

●Temples


どひゃー!いきなり曼荼羅模様が渦巻く幻想庭園に浮かぶシド・バレットかロブ・タイナー(MC5)かミック・ファレン(デヴィアンツ)そっくりのカーリーヘアー。初期ピンク・フロイドやムーディ・ブルース、ストロベリー・アラーム・クロックを彷彿させるオルガン・サイケ。80'sサイケ・リバイバル期のマイ・フェイバリット・バンド、オーストラリアのTyrnaroundにクリソツ。ダンエレクトロのギターもいい。ドラマー君の童顔もええやん!さすが古い友人だけあり私の好みのど真ん中を推薦してくれたものだ。が、実はこの曲を聴いて思い出したのはBelling女子ハートだったりする。
テンプルズはイングランド中部ミッドランド出身の4人組で7"シングル2作リリース、ノエル・ギャラガーが絶賛し、今年のNME の「最優秀新人バンド」にノミネートされた。ニュー・シングルが英国でリリースされたばかり。11月末HOSTESS CLUB WEEKENDERで来日予定で、それに合わせて日本独自EPが発売される。




個人的にツボなのは確かだが、この古色蒼然としたサイケデリック・ロックのどこがロックの未来なのか?ストライプスとどう違うのか判然としない。でっかいクエスチョンマークがゆらゆらと浮かぶ迷宮帝国の中、テンプルズが所属するHeavenly Rec.のサイトへ飛ぶ。

●TOY


Heavenly Rec.には昨年のUK新人の中で特に気に入った5人組トイが所属する。彼らのサイケロックも心の琴線に触れまくり。昨年のデビュー・アルバム以来新作は出てないようだが、精力的にツアーを続け、Qマガジンの2013年最優秀新人バンドにノミネートされた。テンプルズのフラワーなアシッド感に対し、トーイはヴェルヴェッツのダークネスとジャーマンロックのミニマリズムとネオサイケのゴシック趣味の強い酩酊感溢れるサウンドが特長。特にヴォーカルの声色が、これも個人的好みのオーストラリアのネオサイケバンド、The Churchに似ていて堪えられない。




うーん、二組とも私的には「未来」よりも「郷愁」を感じるなぁ。もう少し現代ロックの勉強をしてみよう。

●Stealing Sheep


Heavenly Rec.でもうひとつ知っている名前がリバプール出身の女子トリオ、スティーリング・シープ。2010年結成の彼女たちを2年前にFMで聴いて気になり、ほしいものリストに入れたまま忘れていた。2011年の日本編集盤に続き、2012年正式デビュー・アルバムをリリースした。最初の印象はレインコーツ流れの脱力バンドだったが、2年経っても相変わらず感性のズレたふわふわロックを聴かせ本国では「甘くモダンな60'sサイケ」「限りなく美しいハーモニーに魅了される」などと評価されている。ヒッピー風ルックスを含め開放的でフラワーなイメージは日本のファンシー・ナム・ナムに通じるものがある。




Heavenly Rec. は創立24周年を迎える老舗インディ・レーベルで、エドウィン・コリンズ、セイント・エティエンヌ等のベテランが所属する。サイケとモンドの香りあるアーティストが多い。
さて、それではレーベルの枠を離れて現代UKギター・ロックの注目株を調べることにしよう。

●Palma Violets


1曲聴いただけでラフ・トレードが契約したというロンドン出身の4ピース、パーマ・ヴァイオレッツ。バンド名はヴィクトリア女王が大好きなキャンディの名前から。デビュー前にNMEの表紙を飾り、NMEアウォーズ2013にて最優秀新人賞を獲得するという熱の入れ方は、ブリットポップ時代を彷彿させる。今年2月HOSTESS CLUB WEEKENDER、8月サマソニと2度の来日を果たした。ザ・スミスやストロークス、リバティーンズ等を排出したラフ・トレードらしい労働者っぽいラフなギターロックはネオ・パンク/ニューウェイヴ・オブ・ニューウェイヴ風。グルーヴしないビートが21世紀的。




●Childhood


テンプルズと並んでプレスからアルバム・リリースを切望されるチャイルドフッド(子供時代)。2011年にノッティンガム大学の学生により結成された4人組。アラブ系のヴォーカリストのふわっとした歌はイアン・ブラウン(ストーン・ローゼズ)直系。フリースタイルのメロディにもおマンチェの影響が濃い。いかにも低予算ながら、サマー・オブ・ラヴのイメージがドッジーの「Melodies Haunt You」の続編風のPVもいい。




●Peace


バーミンガム出身の4人組ピース。平和を名乗るバンドのデビューアルバムが『IN LOVE(恋愛中)』とは冗談ぽいが至極真面目なバンドである。スウェードのブレット・アンダーソンをお手本にしたようなナルシスティックなヴォーカルが印象的。おマンチェの享楽的なビートとブリットポップの良質なメロディを共有した90年代センスが光る。彼らのドラマーもカワイイ顔をしている。サマソニと9月一夜限りの単独公演で今年2度来日。




●Wolf Alice


女子ロッカー愛好家ブログだもの女子ヴォーカルをもうひとつ。ウルフ・アリスという赤ずきんちゃんがウサギの穴へ落ちたようなバンド名(実際はイギリスの作家アンドレア・カーターの短編小説)の4人組。2010年ロンドンで女性ヴォーカリスト、エリー・ロズウェルのソロ・プロジェクトとしてスタートしたというから成り立ちはピロカルピンに近い。初期はフォークっぽかったが、メンバーが固まりロック色を強める。エラスティカやホールを引き合いに評価される。2作の7"シングルをリリース、11月にデビューEPをリリース予定。絵に描いたようなイギリス娘という風貌のエリーの奔放な歌は、「ダーティなセリーヌ・ディオン」を自称したカタトニアのケリスを思わせる。




こうして眺めると、ストライプスも含め、確かに英国のギターロックが復興しつつあるのは間違いない。どのバンドも90年代ロック=マンチェ/シューゲ/ブリットポップ/グランジを継承しているのが興味深い。現在20歳前後の世代にとっての90年代は、父親世代(40代)にとっての70年代と同じ感覚に違いない。今の40代がビートルズやストーンズやツェッペリンに憧れたように、彼らはストーン・ローゼズやマイブラやオアシスやニルヴァーナに憧憬の念を抱いている。とすれば、ブラーの『パークライフ』20周年の来年、ブリットポップが脚光を浴びる可能性は極めて高い。

話は変わるが、バンド名が皆シンプルで判り易いのがロックらしくていい。それに比べ日本の最近流行のバンド名はなんだ!そのことに触れた記事があるので参照いただきたい。⇒コチラ
ロックは「ひとこと&体言止め」。文章の細切れはロックじゃねぇっ!!!!

▼ロックじゃねぇバンドの皆様


ついでに指差しケチャも禁止!!!! お母さんから「人を指差しちゃいけません」と教えられなかったのか?

ついにくる
ブリットポップ
再評価

日本ではバンドブーム、特にBAKUの再評価を巻き起こしたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザ・ストライプス@渋谷O-East 2013.10.10(thu)

2013年10月12日 00時15分15秒 | ロッケンロール万歳!


THE STRYPES
『JAPAN TOUR 2013』




デビュー・アルバム『スナップショット』を全英5位、オリコン13位にぶち込んだストライプス、4月のショーケースを観れなかったファンの為のリベンジ・ツアーは4都市6公演が完全SOLD OUT。富士山の麓のフェスにも急遽参戦。再びテレビの歌番組に出演するというオマケつき。確かにいつまでもポールやエアロやKISSじゃなかろうし、ワン・ダイレクションやレディ・ガガじゃロック度が足りない、と焦る業界にとっては、おっさんと女子供ウケのいい美少年ブルースバンドは、CD不況の中でも特に落ち込みの激しい洋楽ロックの救世主に違いない。加熱する期待に燃え上がる満場の観客の前に現れた4人は半年前と変わらぬ成り上がり田舎少年団だった。



バックドロップの下にドラムとアンプだけのシンプルなステージは、The Birthdayのセッティングを思わせる。三つ釦のスーツ姿はThe Rolling Stones、Them、Dr. Feelgood、The Inmates、Thee Michelle Gun Elephant、The Bawdiesと引き継がれるR&Rユニフォーム。サングラスやタンバリンやハーモニカもロック・スタンダード。そんな標準仕様の中で、ひとつだけ場違いなビザールな存在に目を奪われる。テレキャスター・ベース!!!これって初めて見た。ギターのボディにベースのネックを取り付けた不格好なベースをブンブン弾き捲る姿こそ、「田舎育ちのサッカー少年が押入れで見つけた親のレコードと楽器でロック始めました」的なストライプス物語のキモに違いない。手に入るもので十分満足、オイラはオイラのロックを鳴らすぜ!と宣言するのはベース君だった。天パーふわふわヘアーを振り乱してひたすら演奏に熱中する様子は、一生感動ロケンロー娘。Drop's同様に永遠の純粋ロック少年の正しい姿である。
---レビューやツイートを見ても誰もそれに触れていないのは何故だろう?



無口なグラサン・カッコマンのヴォーカル、新世代ギターヒーロー間違いなしのギター、ありがちなキース・ムーンではなくリンゴ・スター・スタイルを貫くドラマー、そこに野球小僧転じて熱血ベース少年が加わることで、ストライプスは単なるロックの未来でも、恐るべき十代でも、ビートルズの再来でも、スカしたハイプ野郎でもなく、この世に二つとない青春を謳歌する魂の結晶体としての輝きを増すのである。



今回の来日では『The Strypes presents 全国ロックン・ロール学園祭2013』として日本のバンドとの交流会が持たれる。全国から募集して勝ち残ったバンドがストライプスと対バンできるという企画。『出れんの!?サマソニ!?』や『演れんの!?オープニングまみれ!?』がヒントだろうが、ここはやはり同じ10代バンド日本代表『BAKUとバンドやろうぜ』と共通するアマチュア応援精神に拍手を送りたい。



ストライプスに刺激されて楽器を手に取る少年少女(&おっさん)も多いと思うが、モノホンのフェンダーやギブソン手に入れなきゃ、と焦る必要はなく、自分の家にある三流メーカーの楽器でまったく問題ない。ドラムがなけりゃ電話帳や空き缶を叩けばいい。とにかく音を出すことから始めるべし。ただしカッコよさにはこだわること。「ロックは形から」の原則を順守してバンドライフをエンジョイしていただきたい。




<Set List>
1. Mystery Man
2. She’s so Fine
3. I’m a Hog for You Baby
4. What the People Don’t See
5. I Can Tell
6. Angel Eyes
7. Ooh Poo Pah Doo
8. Down the Road Apiece
9. Bad Boys Bad Boys
10. Perfect Storm
11. What a Shame
12. Home Town Girls
13. Blue Collar Jane
14. You Can’t Judge a Book
15. I Wish you Would
16. C.C Rider
17. Going Up the Country
18. Got Love if You Want It
19. Heart of the City
20. Rolling and Tumblin’

- Encore 1–
21. Little Queenie
22. Route 666

- Encore 2-
23. Around and Around

ストライプス
縞シマ模様は
着てないよ

ようつべの動画を見るとベース君はいつもビザールベースを使っている。親父さんがヴィンテージギターマニアなのかもしれない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SEBASTIAN X/つしまみれ/ピロカルピン/FLiP~ロック女子座談会@ミューズ音楽院 2013.10.9(wed)

2013年10月11日 00時15分04秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


Skream!×MUSE音楽院特別企画
ロック女子座談会

ゲスト:永原真夏(SEBASTIAN X)/まり(つしまみれ)/松木智恵子(ピロカルピン)/Sachiko(FLiP)

今までにモーモールルギャバン、FoZZtone、グッドモーニングアメリカなど様々なTOPアーティストが登場しているSkream!×MUSE音楽院特別企画。今回はロック・シーンの最前線で活躍する女性アーティストたちに登場してもらい、バンド活動の中で女性ならではの出来事や経験を赤裸々に語ってもらう“ロック女子座談会”企画!。
この座談会に登場するのは永原真夏(SEBASTIAN X)、まり(つしまみれ)、松木智恵子(ピロカルピン)、Sachiko(FLiP)の4人の女性アーティスト。偶然にも全員ヴォーカル(フロントマン)としてバンドの最重要ポジションを担っている女性たちです。過酷な音楽業界を生き抜いている彼女たちが集まった女子座談会は普通では終わらないはず。女性目線で音楽シーンについて、バンドについて、ライヴについてなどを大いに語ってもらいます。Ustreamでの生中継も行うので、是非ご覧ください。



ライヴハウスでたまたま手にしたフリーペーパーの告知でこのイベントのことを知った。予てよりガールズ・アーティストに愛(執)着を持っていたが、本音トークを聴く機会はほとんどない。しかも注目若手バンドのセンター4人の揃い踏み女子会に立ち会えるチャンスを逃しては、女子ロッカー愛好家の名が廃る。因みに「ROCKER」であって「LOCKER」ではないのでご注意いただきたい。LOCKERに興味がない訳ではないが。

ミューズ音楽院は非常階段のJOJO広重とT.美川のトークイベントで行ったことがある。ミュージシャン養成校のノウハウを活かして、学生及び一般向けの公開講座やイベントが多々開催されているので要チェックである。⇒オフィシャル・サイトはコチラ

●SEBASTIAN X


SEBASTIAN Xは最新作『POWER OF NOISE』で突き抜けたポップロックを聴かせてくれた。特に小柄な永原真夏の迷いのないヴォーカルにはロック本来のポジティヴなエナジーが満ち溢れていて、新時代の幕開けを宣言する明快な女子ロックである。




●つしまみれ


つしまみれは7年前に観たことがある。全く未知のバンドだったが、キレキレのオルタナ・サウンドに驚愕した覚えがある。以来、オルタナ女子バンドを聴くたびに、つしまみれのようだ、と形容するようになった。赤い公園もtricotもつしまみれの種から育った果実だと感じる。来年結成15周年だというから、まさにオルタナ女子の姉御と言えるだろう。




●ピロカルピン


ピロカルピンは名前のユニークさもあり、昨年メジャー・デビューした時から気になっていた。まつきちこと松木智恵子の普段着女子の佇まいと、女子心が籠ったまっすぐな歌が印象的。




●FLiP


沖縄出身のFLiPは初めて知ったが、THE☆SCANTYやDETROIT 7に通じる艶っぽいガレージロックがカッコいい。蟲惑的なルックスとエッチなPVも二重マル。




ブランキー・ジェット・シティに憧れて女三人でバンドを始めたまり(つしまみれ)、児童館で高校生バンドを観て自分もやるっきゃないと思った永原真夏(SEBASTIAN X)、仕事の激務を音楽に癒されて一念発起した松木智恵子(ピロカルピン)、幼稚園の頃から歌手になると決めていたSachiko(FLiP)。バンドを始めたきっかけがそれぞれ異なっており興味深い。

体力面と感情面で男女差を感じることが多いと語る。楽器や機材を運ぶことがミュージシャンの宿命だが、女性だからとスタッフや対バンの男性が労ってくれて得することもあるが、逆に誰の手助けもないときは女の非力さを痛感する。月に支配される女性のバイオリズムの大きな波は、感情の安定した男性には理解できない。

女のエモーショナルな部分を武器に、自分らしさを打ち出して尖がった表現を追求すれば、CD不況とジャンル多様化の時代でも、人の心に刺さるはず。信念を持つ女性は美しい。

それぞれ第一線で活躍し、対バン経験もあるが、じっくりと音楽の話をすることはなかったので、4人にとってとても充実した時間だったようだ。美容や化粧品の話になると盛り上がる女子会ならではの雰囲気も新鮮だった。

★USTに座談会の模様がアーカイヴされています。⇒コチラ

ロック女子
本音が少し
分かるかな

分かったつもりでも理解できない。不可思議な者よ、汝の名は女なり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しょこたん天使すぎる!タレントの中川翔子さんが保健所から9匹の子猫を救い里親探し中!

2013年10月10日 00時23分04秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


飼い猫のマミタスの写真をよくブログなどで紹介し、大の猫好きで知られる中川翔子さん(しょこたん)。その中川さんが長崎の保健所から9匹の子猫を保護していたことがわかった。

そして早くも、9匹のうち4匹の里親が見つかったとのこと。そして、残り5匹の里親探しは継続中であることを Twitter で明かしている。九州在住で里親希望の人には、福岡ライブでの引き渡し対応も行うとのことだ。

この子猫9匹は、このまま誰も保護されなかったら殺処分になっていたと見られている。中川さんが公開した写真では、子猫たちは自分の命の危機など、全く知らない様子で無邪気な姿を見せている。

中川さんも Twitter で今回保護した子猫の写真とともに

「長崎保健所から保護したこ。三毛ちゃんカワユス!すてきな里親さんに出会えますように!」
「長崎保健所から保護したこ!美形ばっかりお!幸せにならなきゃね! 」
「子猫の体の負担を楽にするためにも地元で里親さんが見つかるのが一番です、よろしくお願いいたします!」

と、コメントしている。



ネットユーザーからは

「しょこたん天使すぎるやんけ」
「保健所から子猫引き取って、里親まで探すしょこたんかわいい。」
「しょこたんまじでかっこいい」
「素敵やなぁ(*´꒳`*)偽善とかどうでもいい、救われた命があるということが大事!しょこたんありがとうー!! 」
「長崎県の保健所からしょこたんが猫を救ってくれた…長崎はほんと猫がやばいくらいいるもんなー家の近くに猫が大量に集まる集会場みたいな空き地あって震えた」
「しょこたん惚れ直した」

などと、中川さんの行動に感動する声が寄せられている。

なお、中川さんのツイートによると、2013年10月8日17時11分現在、まだ5匹の子猫の里親が決まっていないそうで、引き続き募集中であるとのこと。中川さんの福岡ライブ会場での引き渡しも可能であるそうだ。

引渡しに中川さん本人が現れるかはわからないが、ネットユーザーからは「猫を飼う気もないのに中川さん目当てで来る人がいるのでは?」という心配の声もあがっている。

現在、日本では年間20万匹以上の猫が、10万頭以上の犬が保健所で殺処分されているという。今回、中川さんはそのうちの9匹の命を救った。数字の上では、小さな数ではあるが、子猫の姿を見ると、この小さな積み重ねが大切だと感じられるのではないだろうか。
(Rocket News 24)






ネコ助け
皆でやれば
キャットいい

バレてもいい、モテれば。(回文)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする