■モデル (50音順)
AKIRA、青柳文子、赤澤奈津実、阿知波妃皇、池田彩夏、井上恭介(おしゃれキング)、岩井拳士朗(おしゃれキング)、EVA、海老原りさ、江本るり江、上岡由佳、上野瞳、荻野可鈴、小澤楓、笠原美香、金井政人(BIGMAMA)、鎌倉弘樹(おしゃれキング)、北村諒(おしゃれキング)、木村ミサ、木村優、古関れん、児玉益美、近藤亜美、後藤さくら、SAKI、佐藤さき、柴田紗希、柴田ひかり、瀬戸あゆみ、小鳥遊しほ、松拓人(おしゃれキング)、武智志穂、田中里奈、谷口朝香、とくいちょま、中川翔子、中田クルミ、野崎智子、橋田昌美、早坂夏海、ベック、星名桜子、POCHI、三科光平(おしゃれキング)、三戸なつめ、皆方由衣、宮下ゆりか、三好あんな、村上東奈、村田倫子、やのあんなゆら、YuRi、横田ひかる、米重晃希(おしゃれキング) and more!!!
アイドルDJユニット、くりかまき。フロアはほぼ全員ヲタ系男子。カワイイ女子は後列に佇んでいる。前半はDJセット。サカナクション、いきものがかり、Men With A MissionなどのJ-POPときゃりーぱみゅぱみゅ、Perfume、ももクロのアイドルソングに乗せてOi!Oi!と過熱する。J-POPの三大原則「盛り上げ・楽しませ・元気を与える」がエクストリームに実践されている。DJで盛り上げておいて、後半は歌と踊りのライヴセット。ますますヒートアップした狂騒状態に、クラブ仕様PAの大音量が油を注ぐ。この熱さは原宿や秋葉原じゃなくても場所を問わず通例に違いない。
Octoberの語源ははラテン語で「第8の」という意味の "octo"に由来する。紀元前46年まで使われていたローマ暦では、現在の3月が年始であり、3月から数えて8番目という意味である。日本名は神無月。「神は存在しないGod is not exist」ではなく、神な月(かみなづき/神の月)、または雷無月(かみなしづき/雷のない月)が語源である。ネ申は毅然としてここにおられる。
ブラッドベリにインスパイアされたのが、ロサンゼルス出身のサイケバンド、オクトーバー・カントリー。1968年の唯一の作品『October Country』は叙情的で繊細な旋律、甘酸っぱさと切なさを感じさせるメロディ、透明感があり瑞々しいコーラスに溢れた秀逸なソフトロック。仕掛け人はWest Coast Pop Art Experimental Bandのマイケル・ロイド。ロイドはSidewalk Productionという如何わしい制作プロダクションで幾つもの架空のバンドを手掛けており、このバンドも実質はスタジオ・ミュージシャンの覆面ユニット説が根強い。Sidewalkには全米ポップス界一のインチキ・プロデューサー、キム・フォーリーも所属していた。サイケ・ポップの名曲「October Country」はロイド&フォーリーによる別の架空プロジェクト、The Smokeのアルバムにも収録されている。聴き比べるとオケがほとんど同じなので、使いまわしかもしれない。
アイドル村発、でんぱ組.incの新曲は今年1月の6thシングル「W.W.D(ワールド・ワイド・でんぱ組)」の第2章「W.W.D II」。ここまで赤裸々に歌っていいのか?と思うほど分かり易い痛い歌詞が涙腺を直撃する問題作。前作「でんでんぱっしょん」の明快なカタルシスを期待すると見事に裏切られる。この曲ででんぱ組を知った人は、なんて自虐的なアイドル!と驚くかもしれない。初っ端の「よっしゃぁ、いけないぞぉぉぉ......(泣)」でメゲなければ、ハッピーエンドへと走り出すお!となる。ALL FOR ONE, ONE FOR ALL!!という呪文の唱和によりLEVEL 3へレベルアップできるかも。REMIX盤に収録のBO NIGEN REMIXはBiS階段以上の極悪ノイズ炸裂で必聴!
解散から10年を経たロケンローレジェンド、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(以下TMGE)が2003年9月25日に京都磔磔で行ったライブ映像が『BURNING MOTORS GO LAST HEAVEN II LAST HEAVEN TOUR 2003.9.25 at KYOTO TAKUTAKU』としてDVD化された。この解散ツアーのラストギグは幕張メッセに37000人動員したというから、その百分の一のキャパでのギグはすぐに伝説となりファンや関係者の間で語り草になっていた。とにかく90年代後半から解散までのTMGEの人気は凄まじかった。1998年のフジロックを含め何度か観た中で最も印象に残ったのは、フジロックと同年にMTV JAPAN主催で再開発中の湾岸地区の空き地で開催された野外フェス。ザ・シャーラタンズがトリを務めたフェスでトリ前に出たのがTMGEだった。会場でのアルコール販売がなく、散々文句を垂れてふてくされてた観客がTMGEの登場と共に一気に爆発し津波のように前へ押し寄せた。形だけの柵やフェンスはなぎ倒され、ブロック指定も何もなくなり、暴徒化したモッシュの渦はカオスそのものだった。シャーラタンズ目当てだった我々は呆気にとられたままそれを眺めるしかなかった。TMGE終了と共に殆どの観客は会場を去り、おかげでトリは最前列で楽しめた。
元祖ファンパンクのトイ・ドールズは、ハードコア中心に政治色の高まるパンク・シーンに、Enjoy Punk Rock!と声高に宣言して、コミカルなルックスとサウンドで笑いをもたらした大バカものだった。「Yul Brynner Was A Skinhead」(ユル・ブリンナーはつるっパゲ)、「My Girlfriend's Dad's A Vicar」(俺のガールフレンドの親父は教区牧師)といった人を食ったタイトルのオリジナル曲もよかったが、誰でも知ってる有名曲のパンク・カヴァーが最高だった。デビュー・アルバムからの大ヒットが童謡「Nellie the Elephant」、邦題「ネリーだゾウ」。元気いっぱいの行進曲が面白く自分のバンドでカヴァーしてオープニング・テーマとして演奏していた。後にメンバーのオルガが今年結成25周年を迎えるロリータ18号のプロデュースをしたのも懐かしい。
以上の考察の結果、ゾウを歌うことのは海外での成功の大きなチャンスに結びつく可能性がある。ただし海外にうつつを抜かしている間に、日本国内での知名度・人気が急速にダウンする可能性があることを肝に命じていただきたい。ONE FOR ALL, ALL FOR ONE(一人はみんなのために、みんなは勝利のために)を心に刻んでロケンローに生きて死ぬのが夢です。
次第に音が整理され聴き易くなると同時にヴォリュームもアップする。徐々に絶頂へ導く巧みな愛撫に脱力。新曲中心の中間部は正直言って眠くなったが、「This is the last song」とのMCについに来たよ!という安堵と不安に入り交じった緊張が会場中に走る。疾走ガレージロック・チューンを二周りやったところでスイッチオン。ゴゴゴゴというストームが遠雷のように鳴り響く。最初はこの程度?という音量だが、雷が近づくように徐々に圧力が増し、厚いクッションのような音波に全身が包まれる。空気の重みを肌で感じるが耳栓は必要ない優しい轟音。ステージ上では4人がPAから出る音とは無関係な動きを繰り返している。夢の中で壊れかけのテレビの画面を眺めているような気がする。目を瞑り音の毛布に潜り込むと、途端にビートが浮き出て遠い昔に聴いた覚えのあるリフが始まる。トンネルを抜けたら、そこはロックだった。この至福体験は、レコードやCDやDVDでは体感不可能。文字通りライヴそのものの生命体験(LIFE EXPERIENCE)に「生きてて良かった」と思えた奇蹟の夜だった。
●My Bloody Valentine Setlist
1.Sometimes
2.I Only Said
3.When You Sleep
4.New You
5.You Never Should
6.Honey Power
7.Cigarette in Your Bed
8.Only Tomorrow
9.Come in Alone
10.Only Shallow
11.Thorn
12.Nothing Much to Lose
13.Who Sees You
14.To Here Knows When
15.Wonder 2
16.Soon
17.Feed Me With Your Kiss
18.You Made Me Realise
●灰野敬二 Live Schedule Peter Brötzmann & Keiji Haino
2013.10.07(Monday) Keiji Haino: SOLO@Barnevelder Movement/Arts Complex, Houston,TX
2013.10.09(Wednesday) Peter Brotzmann/Keiji Haino: DUO@Rice Media Center, Rice University,Houston,TX