「『鈴木先生、有難いお話ですが今は黙っていた方がいいと国対からの、上からの指示なのです。それに従うしかないんです』と、弱気な言いぶりだった。」
上記は鈴木宗男氏のHP「ムネオ日記」に掲載された、自殺する5日前の松岡農水相の発言じゃ。
「国対」が誰なのか、「上から」は誰を指すのかねぇ。
それにしても、10日ほど前には松岡農水相の地元有力者で地元秘書ともいわれる男が、謎の自殺をとげている。
さらに今日は緑資源機構の前身にあたる旧森林開発公団元業務担当理事が飛び降り自殺しておる。
後者は、どうやら東京地検特捜部から事情聴取を受けていた。
29日も午後から聴取の予定だったそうな。
松岡大臣の自殺もやはり「緑資源機構」がらみってことだろう。
だとすれば、安倍お坊ちゃんが東京地検の動きを知らんはずはない。
っていうか、東京地検が捜査に着手するという情報は、当然総理大臣に上がっておる。
右手で内閣延命のために松岡をかばい、左手で松岡を追い詰めておったってことか。
どうにも汚いやり口じゃ。
だから自殺を選ばざるをえなかった。
つまり、大臣を辞めると内閣はもう持たない、なにせ二人目じゃ。
一方、大臣に留まったまま逮捕されれば、これまた内閣に傷が付く。
死ぬ以外の選択肢はなかったってこと。
自民党の「国対」「上から」、ちょっと背中を押されたら、首くくるしかなかったんだろう。
石原慎太郎の「何があったか知らないが、死をもって償ったという意味では、彼もサムライであった」は単なるトンチンカンに過ぎない。
これで「緑資源機構」をめぐる問題が、闇から闇に葬られると、誰かがどっかで高笑いってことかね。
ところで話はゴロンと変わるけど、兜町の鉄火場とりわけ新興市場が元気になりだした。
上にも下にも行き過ぎるのが資本主義。
ここんとこの新興市場は下に行き過ぎておったけど、これから急速に戻す場面じゃろね。
新興市場、ここは買い時でござりましょうかぁ?