2度寝してついさきほど起床しております。
まもなく時刻は7時になるところ。
気温はマイナス2度と、寒さは久々に緩んでおります。
屋根に乗ったままの雪が、ドドドッと断続的に落ちました。
この暖気で屋根に残った雪が全て落ちてくれると嬉しいのですが、どうだろか???
写真はきのうのニセコグラン・ヒラフスキー場だ。
平日はガラガラに空いております。
深雪天国だ!!
さて、
数年前から言われておる「安いニッポン」です。
デフレが長期化したことで起きたことです。
逆のインフレだったバブルのころ、「高いニッポン」は山手線内側の地価でアメリカ全土が買えたとされる。
国民所得は世界2位となり、三菱地所はニューヨークのロックフェローセンターを買収した。
ソニーはコロンビア映画を買った。
これがニッポンのピークだった。
いまは、すっかり安い国になり下がった。
デフレの長期化で企業は価格を製品に転嫁期できなくなった。
そのおかげさんで、従業員の賃金は上がらなくなり、物価も上がらないという負の連鎖が延々続いております。
安いニッポンのおかげさんで、インバウンド客は増えて、外国人は世界から見てチョー割安なご当地の土地を買い漁った。
ご当地の地価はそれでも世界の一流リゾートより割安だというのだ。
“世界標準”に合わせて地価はさらに上がる可能性もある。
2ちゃんねる創始者のひろゆきさんが上梓した「叩かれるから今まで黙っておいた『世の中の真実』」には興味深い発言がある。
ダイソーの商品価格を比較したデータによると、ニッポンでは「100円ショップ」だけど、中国では153円、シンガポールでは158円、アメリカでは162円と、どの国も日本より50円以上高い。
ブラジルに至っては、215円と日本の2倍以上。
ニッポンが安い国だから、世界の人々が「行きたい国」になったのだ。
世界競争力ランキングによると、2020年の日本は、前年から4つ落ちて63カ国中の34位。
1位シンガポール、2位デンマーク、3位スイス……と続き、香港は5位で、中国は20位、マレーシアでさえ27位でタイも29位だ。
こうした国が日本より上位にいるわけで、ニッポンの国際競争力、そうとう情けない。
バブル崩壊以降、ボーっとしておる間にニッポンは世界から取り残されてしまった気がする。
なんとか「高いニッポン」を目指していただいて、「安い国」へと旅行したいけど、そんな時代は果たして来るんだろか???