午前6時になります。
ただ今の気温、マイナス12度と今日も冷凍庫です。
雪は降っておりません。
昨日から今日にかけての積雪は5センチほどだ。
きのう日中、薪小屋と物置小屋の屋根雪を下ろしました。
この冬3回目。
屋根雪を下すと安心感が違います。
スキっとしたので、今日は朝一スキーに出かけるのだ。
平日のスキー場、客の入りはどうなんだろか?
さて、
週刊新潮の新年特大号、五木寛之さんの「生き抜くヒント!」にこんな記述があった。
「わが国でのコロナ感染者と死者の少なさは、世界の奇跡とまで言われた。私たちも『民度の高さ』を心中ひそかに自負していた気配がある」
「どうやらそうもいかないのではと、予感するようになってきた」
~中略~
「なんとなく緒戦の勝利に酔った太平洋戦争のことを思い出すのである」
そう、
緒戦の「真珠湾奇襲攻撃」で大勝利したけど、半年後のミッドウエー海戦でから、完全に負け戦に転じたのが太平洋戦争だった。
実際、ニッポンの対コロナ戦争の雲行きは相当怪しくなってきた。
東京のきのうの感染者は1219人で、1週間連続して1000人超えだ。
ちなみに、太平洋戦争でのニッポン人の死者は310万人ともいわれるけど、米国の死者はその10分の1以下の29万人ちょっと。
ところが今回のコロナ禍で、米国の死者は太平洋戦争の死者を超えたというから大事件でもある。
そして我がニッポン国も、緒戦の勝利どころか、いまでは「東アジアで1人負け」とまで言われておる。
ダイヤモンドオンラインの記事「東アジアで1人負け、ニッポンのコロナ対策が「非科学的」と言われる根拠」はこう指摘している。
「感染拡大は、過剰な隔離を前提にPCR検査を抑制し、無症状者を放置したためだ」と、まことにごもっともなのだ!!
これは「病床不足を緩和させるために、厚労省が採った方針がPCR検査の抑制」だ。
「コロナ感染はPCR検査の結果に基づいて診断される。検査を抑制すれば、見かけ上、感染者を少なく見せることができる」
「コロナは無症状の感染者が多く、彼らが周囲にうつす。おまけに感染力が強い。だからこそ、これだけ世界中で拡散した」
「ところが、PCR検査を症状がある人だけに限定した日本は、このような感染者を『隔離』できなかった」
「これが、東アジアで日本だけが国内でコロナが蔓延した原因だ」
テレビ朝日のモーニングショーでも指摘し、WHOも「検査、検査、検査」と申してきたのに、放置したのがニッポン国政府と厚労省だ。
この間、「PCR検査は70%しか信頼度がない」と大ウソを振りまく輩も横行した。
北大病院は、去年9月29日記者会見し「PCR検査には90%の精度があると世界規模の研究により証明」した。
それ以降、PCR検査は70%しか精度がないとのヨタ話は聞かれなくなったが、PCR検査を一般レベルで行う方向にも進まなくなった。
また、民間のPCR検査施設が次々開設されていることについては、こう書いている。
「私は、この動きこそ、日本のコロナ対策の迷走を象徴していると考えている。新橋の検査センターを運営しているのが木下工務店グループだが、同社の主たる業務は工務店だ。検査会社ではない。それで、これだけのことができる」
工務店が運営するPCRセンターでもあれだけのことができる。
国にできないはずはないのだ。
先日のモーニングショーで玉川徹さんは「国も東京などでだれでも受けられるPCR検査センターを開設する」と申しておった。
「いいことジャン!!」と思ったけど、これが3月からだという。
遅きに失した「非常事態宣言」「3月にスタートするPCRセンター」これを負け戦の常とう手段である「戦力の逐次投入」と申します。
こんな政策続けるニッポンで「死んでたまるか!!」とも思う、ニセコのおぢでござる。