おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

チクッと前立腺がんのホルモン療法、きのう2回目でした

2023年11月15日 | Weblog

4日ぶり、降雪のない朝を迎えております。

気温はマイナス3度でただいま午前5時。

きょうは曇りのお天気で夕方から晴れ、最高気温はプラス6度の予想だ。

写真のように薪小屋と物置小屋の屋根雪が、ほぼきれいに落ちてホッとした。

そんなこんなのきのう午後、

前立腺がんの2度目のホルモン療法を真狩村の家庭医でやってきた。

といっても、3か月に1度、お腹のあたりにチクッと皮下注射するだけ。

たいした痛くもかゆくもない注射なのだ。

しつこいようですが、そもそも、その前立腺がんも「T2-C」というレベル。

前立腺内に限局(転移のない)しているステージ2ってこと。

今年の春、初めてやってみた血液検査、PSA検査の値が6.52ngだったことで判明した。

正常値は0~4ngなのだ。

フツーならたいした数値ではないので、詳しい検査などしないところ。

検査好きのおぢは2泊3日の生検手術を選択し、そしたら前立腺がんだったというお話。

そもそも痛くも痒くもない。

若いころに比べておしっこの出がちょっと悪かっただけ、単なる加齢と誰しも思うところだ。

実際、別の病気で死亡した男性を解剖したら、前立腺がんも発見されることがあるという特殊ながんだ。

言い方変えると、中年以上の男性なら、そこら中にごろごろ発見されるであろうがん。

ゆえに、医者の中にはあれは「がんではない」というお方もいると聞く。

今回選択したホルモン療法で心配されたのは副作用だ。

「乳が出てくる?」「肌がきれいになる?」などは、いまんとこない。

あるのは、更年期障害に見られる「ホットフラッシュ」と若干の「倦怠感」でしょうかね。

担当医は、お腹に6か所穴をあけて行うロボット支援手術「ダ・ヴィンチ」による切除を勧めた。

だけど、術後に尿漏れするのも、入院するのも嫌だった。

セカンドオピニオンの「陽子線治療」も、患部周辺があちこち「やけどする」というので止めた。

現在は、「ウイルス療法」に大いに期待している最中なのだ。

実用化に向けた臨床試験を去年からスタートしている杏林大学のホームページに詳しいのでよく読んでね。

これ、第5の治療法として注目される治療法。

「がん細胞だけを攻撃するウイルス」を注入して「がん細胞を次々と死滅させ」て「正常な細胞を傷つけない」というから偉い。

さらに、このウイルスが免疫細胞を強化して、転移も防ぐというからからまことに素晴らしい。

ほかにも楽天が開発中の「光免疫療法」というのもある。

近い将来、このウイルス療法か光免疫療法で完解を目指すのだ。

それまでずるずるホルモン療法を継続する予定だ。

そんなこんな、ニッポンの医療のレベルはなかなかに凄い。

きのうスポ―ツだけが国際レベルと申したのは大訂正だ。

なぜか急増した読者の皆さん、スマンね!!