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日曜の朝、午前5時40分です。
晴れ間も見えますが、薄曇りのお天気で、ただいまの気温プラス16度。
きょうは曇りで昼過ぎから雨、最高気温は23度の予想だ。
半そでTシャツに加えて、きのうから自宅では短パンになりました…
さて、
鹿児島県警の生活安全部長を務めた元警視正が逮捕されるという“異常事態”ですわ。
かつてノンキャリア(ノンキャリ)の警察官が羨ましげな表情でこう話していたのを耳にした。
「あの人、出世してねぇ~ いまは正(まさ)ですからねぇ~」
「まさ」とは「警視正」のこと。
高卒で警察官採用試験に合格したノンキャリ警察官は「巡査」からスタートする。
初任地は「交番」、そして最後に上り詰める頂点が「警視正」だ。
ノンキャリの最高の階級は「警視長」とされますが、これはきわめて稀。
なので「警視正」は高卒警察官の事実上の頂点、大規模警察署の署長になることができる。
「不都合な真実を隠蔽しようとする県警の姿勢に失望しました」と言って逮捕されたのは、その元警視正だ。
今回の逮捕は、職務上知り得た秘密を退職後に漏らしたとされる国家公務員法(守秘義務)違反の疑いが持たれているという。
とはいえ、定年を過ぎているわけで、余計なことをしないでもよかったけど、義憤に駆られて県警本部の秘密を暴いた、ってのがホントのところ。
自身のキャリアにキズが付くと思った県警本部長、配下の警察官の不祥事を隠蔽しようとした。
元警視正は、やむにやまれずこれを告発しようと北海道の月刊誌の記者に詳しい内容を送付した。
これを鹿児島の雑誌に送ったら、県警はこの出版社にガサ入れして元警視正を特定、逮捕した。
正義感の強い真っ当な警察官が逮捕された。
もっとも、きのうのTBS報道特集で、道警の不正を暴いた元北海道新聞の記者はこう話していた。
警察では「若いころから正義感の強い警察官は弾かれる」
いやはや、あ然といたしました。
実際は正義感などなくてもいい、上司のご機嫌だけを伺うヒラメ警察官がいいってことらしい。
困った組織があったもんだ。
一方、大卒で国家公務員試験に合格したキャリア警察官はいきなり巡査より2段階上の「警部補」からスタートする。
キャリアは30代で大規模警察署の署長になる。
ノンキャリは定年近くにようやく警察署長だけどね。
そして出世するために、もっとも重要なのは「何事もなく過ごす」だ。
そんなことで、不祥事が連発中の鹿児島県警の東大法学部卒本部長、「しっかり隠蔽したかった」と容易に推察される。
警察官に正義は不要で、おのが出世のためには事件を隠蔽するのだ。
映画「あぶない刑事(デカ)」のふたりは70代になっても正義感満載でカッコイイ。
現実の警察は不正もみ消しで真っ当な元警察官を逮捕する暴挙だから困るのだ。
政治も政治なら警察も警察、あっちもこっちもドロンドロンのニッポン国、そうとう危ういなぁ~
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