おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

W杯とニッポン人

2006年06月28日 | Weblog

午後からようやく夏らしい日差しが戻ってきた。
今年は夏がないのでは?と心配するほどの天候不順じゃ。
なにより湿気が多いってのが、道産子には辛い。
爽やか北海道は何処へ…なのじゃ。

ここんとこ、すっかりお疲れのおぢゆえ、W杯はLIVEでは見ておらん。
だけど、W杯のニュース見てると、あと100年かかるね。
W杯決勝でニッポンが戦う日が来るのは、と思う。

先週号の週刊文春で小林信彦氏は、オーストラリア戦前のニッポンの様子を、「…フツーの人々が、マイクの前で日本楽勝を弁じている。信じない人間は日本人じゃないといわんばかりにね。これはもう、太平洋戦争開始の時と同じである」と述べておった。

ラジオで試合を聞いておった氏は、日本完敗ですとのアナウンスに「これは必ず妙な説明が入るぞと思っていたらコメンテーターが『向こうの身体能力に立ち向かうには、日本は精神力しかありません』と神がかってきた。これは典型的な<戦時中の精神論>である」と喝破しておった。

ニッポン人のメンタリティーってのは、60年前となんも変わっておらん。
あるお方は自身のブログで「W杯ニッポンは3連敗、予選敗退」と書いたら、「非国民だ」と抗議のメールが殺到したと言う。

あまりに戦前と酷似しておって気味が悪い。
おぢに言わせれば、ついこないだの選挙も同じじゃ。

「郵政民営化」をバカの一つ覚えに唱えておったアンポンタンを熱狂的に支持しておったあの異常さ。
国力、戦力の違いを横に置いて、「神風が吹いて、鬼畜米英に勝つ」と思っておったアホさ加減。
なんにも変わらんワイ。

冷静に物事を判断するってことができんのかねぇ、ニッポン人てのはさ。
まぁおぢもそのニッポン人なんだけどね。

ブラジルの試合を見て感じるのは、「雄牛かバファローが、猛スピードで走り回るイメージ」だ。
ニッポン人なら、ラグビー選手クラスの体格で走る走るって感じ。
こりゃもうラグビー選手をサッカー選手に仕立てた方が早いんじゃないの?

…とど素人は思っちゃう。
11人揃って牛みたいな選手じゃ困るけど、1、2人はいないとねぇ~
技術があっても、ひ弱な中村俊介タイプじゃW杯は勝てん気がするけどどうじゃろ?

ドイツ大会もいよいよ佳境じゃ。
4年後は、必ずアフリカに行こうと思っておる。

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