薄曇りの午前6時、気温はな、な、なんと一桁プラス8度だ。
ほぼ予報通りの寒さですが、霜は降りてません。
秋が深まるいつもの北海道です…
そんなこんな、
きのう「背中が痛い」と書いたら以下のメールが届いた。
かつての職場の先輩が心配してくれたのです。
憎まれっ子世に憚っておりますが、悪いけど、中には心配してくれる人もいるのだよ。
…ってことで、「健康のためなら死んでもいい」とうそぶくおぢ、とりわけ循環器系の病気には敏感だ。
今年の春も、上肢と下肢(四肢)の血圧を計測するABI(Ankle Brachial Pressure Index)検査をした。
これは動脈硬化の進行度を調べる指標のひとつ、実に簡単な検査だ。
ようは「横になった状態で両腕・両足の血圧を測定すると、足首の方がやや高い値になる。ところが、血管に詰まりがあると、そこから下流の血圧が低下しABIも低くなる。ABIが0.9以下の場合にその動脈が狭窄していると判断され、動脈硬化の進行が疑われる」のだ。
毎年検査してますが、悪いけど、いまんとこ異常はない。
ですが、コレステロール値と中性脂肪の値が高いこともあり「DHA・EPA製剤」を処方してもらっている。
血液検査で上限を超えているのは、このコレステロール値と中性脂肪の値だけ。
また、ある旧友からは、きのうブログで紹介した「桂皮複合消炎剤ゼスタッククリームは、ステロイドが使われてないか?」と心配して電話が来た。
これも調べて心配ないと答えた。
聞くところによると、ある旧友は冠動脈のステント治療を2本したという。
ようは「狭心症か心筋梗塞」で死ぬところだったってこと。
別の旧友は「大動脈瘤」があると聞いた。
いずれも糖尿病予備軍で血管の病だ。
生活習慣を改善せずに放置したためと推察される。
糖尿病予備軍は、痛くも痒くもないからねぇ、、、
「肥満→糖尿病とその予備軍→動脈硬化、そこから心筋梗塞、脳梗塞、大動脈解離、大動脈瘤」は恐怖のドミノ倒し。
昨今は「メタボリック・ドミノ」といいます。
ようはご飯をたくさん食べるなど「糖質過多」が原因でこうなる。
動脈が硬化して血管がボロボロってこと。
まずは頸動脈のエコー検査をしましょう。
当ブログを調べたら、おぢは2014年の検査で「頸動脈にプラーク」が溜まってたと判った。
そこから「DHA・EPA製剤」を処方してもらって、プラークは丸1年できれいに消えた。
ご承知のように血管はつながっているので、1カ所だけ詰まるなんてことはない。
詰まったなら、あちこち詰まると考えた方がいい。
血管内のプラークが脳で詰まれば脳梗塞、いきなり死んだり、運悪く半身不随で寝たきりにもなる。
心臓の血管が詰まれば心筋梗塞、昨今はステントで血管を広げて九死に一生を得るけど、これも再発がある。
大動脈解離は、3層構造の大動脈の真ん中の層の膜に血液が流れて、層が剥がれていく病。
大動脈瘤は似たようなもんで血管にこぶができる病。
いずれも血管が破裂すると、いきなり強烈な痛みとともにアジャパーだ。
ようするに、血管の病は突然、いきなり死に至るのでヤバいというお話でした。
とりわけ肥満気味の糖尿病予備軍の皆さまは、まずは「頸動脈のエコー検査」から。
自分の血管がどうなってるか知るのがいい。
糖質摂りすぎの生活習慣が原因という、しょうもない病で死なないようにしましょうね!!
「プラークは取れないと言う医者」信用できません。おぢは家庭医の処方に従っただけで、プラークは1年で消滅です。お試しくださいませ。