グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ジオパーク全国大会(隠岐)用ポスター

2013年10月01日 | 火山・ジオパーク
夏の仕事が一段落した後とりかかったジオパーク全国大会用ポスターが、ほぼできあがりました。

昨年10月~今年9月までの1年分のジオパーク活動をまとめ、10月15日から隠岐で行われる全国大会で発表する予定です。

で、今日のブログでは、ポスターにまとめた内容を報告します。(写真の多くは、ポスターに使ったものを掲載しています。過去にブログに使ったものと重複しますが、ご容赦ください~。)

1、ジオツアー
365日、常時開催の有料ジオツアーが行われ、1名からの団体までいつでもガイドが受けられる体制が整っているのは伊豆大島ジオパークの特徴の1つです。

昨年のゲスト数を各ガイドに問い合わせて集計したら、個人、団体あわせて延べ人数が1500人ぐらいでした。1500人の人々は、伊豆大島のジオに接して何を感じたのでしょうか?

2、ジオパーク研究会
「会員が相互に楽しくジオを学びあう」ことを目的に活動中のジオパーク研究会。
全員が企画運営に参加する勉強会を計11回開催。

内容はフィールドワーク5回、火山博物館学習、講演4回(津波防災。国立公園とジオパーク、南三陸町津波体験←津波被災者が講演、火山防災)、大島の水に関する朗読劇と島民体験談。

フィールドワークの参加者は毎回20名前後、室内勉強会は毎回30名前後でした。

「全員が会の運営に関わる」という方針も話し合いから生まれたもの。
この会が伊豆大島ジオパークの基礎作りをしてくれていると感じています。

3、山頂ジオパーク展
毎週末と椿祭り期間中毎日、15名のガイドが交代でバーチャルジオツアーと写真解説を行い、ジオを語っています。

年間来場者数 約5700名 
3年目に入る継続的な活動です。継続は力なり~。

4 理科の校外学習
「大島を知ろう」火山博物館館内学習 島内小学校6年生 3校合計 約70名
「ジオサイトで学ぼう」学区ごとのジオサイト巡り 島内中学校1年生 3校合計 約70名 

この学習会には、ジオパーク推進委員会よりガイドが派遣されました。
地元の子ども達が「大島スゴイ!」と思ってくれていたら嬉しいです。

5 気象庁の取り組み
気象庁の火山観測にガイドが参加、観測と防災を学びました。
7回実施、ガイド・ジオパーク関係者19名参加。

実際に現場を見ることで、噴火とどのように人間が向きあっているのかを、ガイドが語れるようになりました。防災講座、気象庁火山課長とのダイレクトトークも実施されました。

6 ジオパークガイドセミナー
ジオガイドとしてのスキルアップと、他地域のジオパークから学ぶことを目的に全6回のセミナーを開催。参加者数は、述べ154名でした。

「ジオパークはネットワーク」
自分の地域だけではなく、他地域を学ぶことでジオの楽しさ倍増です!

7 ロゲイニング大会
地図とコンパスを使ってジオサイトを回り、得点を競うゲームが大人気になりました。
大会参加者約200名

(写真提供・大島観光協会)
すごく楽しかったようで、参加者からは来年以降の開催を望む声が多く聞かれました。

8 ジオデータミュージアム
ローカルwikiの仕組みを取り入れた“伊豆大島ジオデータミュージアム”を作成、公開。
http://oshima-gdm.jp
マッピングパーティという地図作りも実施しました。
(忙しさがピークを過ぎたら編集会議、開かなくちゃ。)

9 その他
伊豆大島ジオパークDVD製作→現在東海汽船の船内で放映中。
タクシー&バス運転手さんたちとの勉強会→パンフレットを元に相互に学びあいました。
地学史研究会フォーラム&ジオツアー→島民の噴火体験も語られました。
島内外のジオパーク講演複数回。各種取材&見学対応、等など…。

こうやって1年分をまとめると、ずいぶん皆で頑張って来たなぁ~とシミジミ…。
大島は「様々な人の思いとともに成長するジオパーク」なんだなぁ、と思います。

ポスターはto-onの千葉さんが、素敵なデザインに仕上げてくれました。
いずれ同じポスターが役場やジオパーク展に貼られると思うので、島内の読者の方はご一読ください。

ということで、この先も楽しみながら頑張ります!

(カナ)










コメント
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