グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

学んで備える

2014年08月10日 | 今日の大島
かなり疲れがたまっているのか、それともそのまんま地なのか…曜日の区別がつかなくなり、昨日、担当ではないのにブログをあげてしまいました。←(金曜日だと思っていた)
なので昨日は、私のツアー報告と、願法のキュートなイタチの報告が2回投稿されております。

では、今日もツアー報告を…と思ってツアーに出かけたら…お客様と会えませんでした。(夕方連絡がとれ、キャンセルがわかりました~)

…ということで溜まった雑用をして過ごした1日。

本日、朝9時半の長根岬です。

波に削られてだんだん細くなっていった溶岩流。今日は、左側にあるテトラポットで一度波が砕けるので、チューブを巻いた波が直接打ち付けることはありませんでした。

「人が手を入れていなければ、ここの景色も今と変わっているんだろうなぁ…」そんなことを考えながら、溶岩が海まで流れた600年以上前の景色を、思い浮かべました。

“遠い昔”といえば、最近気になっている風景があります。
新装開店した商店の駐車場の壁ですが…

先日、見事なシマシマに見とれていたら、下の方に「火山豆石?」と思われる小さな石が、いっぱいはさまっている層があることに気づきました。

これは…かつてこの近くで、マグマと水が接触する激しい噴火があったということを示すのでしょうか??

ここは三原山や地層大切断面ではなく、みんなが日々の暮らしを営むために立ち寄る商店です。

この地層が積った時の出来事を想像したら、少々茫然としました。

私たちの暮らしは全て、噴火が作った大地の上にあることを、実感できる風景だと思いました。

台風11号の通過で、あちらこちらに浸水や土砂崩れなどが起こっているようです。
住宅被害も報道されています。

どこで暮らしていても、自然の力の前に人間ができることは、ごくわずか。
シッカリ学んで,自覚して、備えねば…。

(カナ)


コメント
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