グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

パワー全開

2014年08月29日 | ツアー
昨日のツアーも、始まりは雨でした。

お客様は全員雨具を持参されていなかったので、一度店によってレインウェアをお貸しすることにしました。

子ども達の分は、輪ゴムで裾上げしてサイズ調整。
準備万端整えて、出発です!

あまり無理をせず、三原山のふもとの溶岩を見て帰ってくる予定で歩き始めました。
雨に濡れた遊歩道には、ある生き物が、あちらこちらで這っていました。

ある生き物とは…これです!

そう、カ・タ・ツ・ム・リ。

「ねえ、こんな大きいのがいたよ!」


「あ!ここにもいた!!」

と、いうことで…

みんなでカタツムリ探しをしながら歩くことに(笑)。

みなさん、かなり真剣です。

子ども達は、動くものは何でも見つけ出しました。
ショウリョウバッタもこのとおり。(真ん中の男の子の指に乗っています)

雨は全く気にならないようでした。

フシグロの花が満開で、三原山のふもとまで分布を広げ、本当にいっぱい咲いていました。

昨年に比べて、かなり数が増えたような気がします。

1週間ほど前に初花を確認したナンバンギセルも、花盛りを迎えていました。

鮮やかな色の花が、あちらこちらのススキの根元で咲いていました。

子ども達はパワー全開です。
溶岩の丘に登り…


ゴツゴツ溶岩の上も3人で遠くまで探険。

そして…

この笑顔!

実は皆さん、この日のツアーで出会った2組のご家族なのですが、すっかり仲良しに…。

最後にはキジまで出てきました!
(みんなに会いにきたのかも…と思うようなタイミングでした。)

キジは左の薮に逃げこみ、子ども達が後を追いました。

「まだ、いるよ」
「え!ほんと?どこどこ??」

おお~、ホントだ!

キジは目立つ所に立って、しきりに鳴いていました。
「仲間を呼んでいるんじゃないの?」と子ども達。(そうかも…。)

さて、昨日のツアーの最後に、大島で一番美しいビーチ「砂の浜」に行きました。
黒く延びる砂浜を見た時、男の子達の両親は顔を見合わせ「ここ、ヤバいよね。」と一言。

「何がヤバいのだろう?」と思ったのとほぼ同時に、男の子達が靴を脱ぎ,裸足で海に向かって駆け出しました!

ウヒャ~!

全員、裸足になってる…。

「ウワ~!大きい波が来るから気をつけて~!」とハラハラするのは私だけで、子ども達はとても楽しそうに遊んでいました。

結局のところ、雨の代わりに海の水で全身ずぶ濡れになりました~。

元気いっぱいの子ども達の笑顔が楽しい、夏休み最後のツアーでした。
みんな、ありがとう!

(カナ)










コメント
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