グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

カタツムリと遊べる島で…。

2014年08月31日 | ツアー
昨日と今日、全く同じコースでツアーを行いました。
森~溶岩流を往復するコースです。

昨日は、今年の夏ダイビングの店を手伝ってくれているSさん(元・美術の先生)の教員仲間の方達と歩きました。

ハチジョウイヌツゲのクネクネの森を「素敵!」と言ってくれたので…

なんだか自分を誉められたような、嬉しい気分になりました(笑)。

皆さんとても楽しそうで、5分に一度は笑っていたような気がします。

ゴツゴツ溶岩の上でも、この笑顔!

「お祈りする犬」のような溶岩の前では、全員でポーズ!

この人数で、ここでお祈りしたのは初めてかも…。
(皆さん似ているのがスゴイです)

霧の日ならではの雰囲気を楽しめる休憩場所を見つけました。

地面があまりゴツゴツしていなくて座りやすい場所です。

霧が動くので、目の前の景色も濃淡を変えるのが面白いです。

この景色を前にお茶…なかなか贅沢な気分です。

樹海では全員で「妖精のポーズ!」



クネクネの木の間を、クネクネ曲がりながら歩く…の図。

本当~に楽しそうでした。

そして今日は、2泊の予定で山をメインに来島した、ご夫婦と歩きました。
歩き始めてすぐ、「スゴイ!」と驚かれていたのが、この風景です。

ハチジョウイヌツゲの新しい枝が、切り株からニョキニョキ再生を始めていました。
「生きるぞ~!」という、イヌツゲの声が聞こえてきそうな気がしました。

この風景も、不思議だったようです。

「なんで木が全然はえていない所があるのか?」と…。
スルドイ質問です!(実は私も長年ずっと、疑問に思っているのです)
みんなで「解けない謎」をしばらく楽しんでから、ゴツゴツ溶岩地帯へ移動しました。

昨日と同じく「お祈りする犬」で写真をとりましたが、今日は…

お客様のアイデアで、こんな撮り方になりました。

昨日と同じ場所で休憩。

私は、このぐらいの霧の濃さが一番好きです。
墨絵のような世界に,動物がいっぱい見つかります。

ハトも!


プレーリードックも!


そして樹海では、キノコがニョキニョキ生えていました。
折れた枝の隙間から、樹皮を押しのけて出て来たキノコ。


オレンジ色の可愛いキノコも。

あちらこちらから、ニョキニョキ出てきていました。

フレッシュなキノコは美しいです。

たった1日の差で、森のキノコが倍増した感じでした。
毎日違う発見があるツアー。

でも、この生き物との出会いは共通していました。

道を横断するカタツムリ(ミスジマイマイ)!

ほとんどのお客様が「最近全然カタツムリを見なくなった。昔はいっぱい居たのに。」とおっしゃいます。

都会では、なにが起きているのでしょうか?
カタツムリが全然いなくなるって、なぜなのでしょう?

昨日の先生達は「子ども達はカタツムリを見たことがないから『でんでん虫むしカタツムリ。お前の頭はどこにある?角だせ、槍出せ、頭出せ~。』っていう歌がわからないんですよ。だから絵(写真だったかも?)を見せるんです。」と教えてくれました。

島に住む私たちにとってはごく普通の環境ですけれど、こうやってカタツムリと一緒に遊べる環境は、貴重なのかもしれません。


どうかいつまでも、元気なカタツムリと出会える島でありますように。

(カナ)

コメント
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