グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

雲の中のジオツアー

2014年08月12日 | ツアー
山は霧、海は晴れ…真夏の島らしい天気の中で、ツアーを続行中です。

昨日のツアー。

まずは濃霧の裏砂漠に向かいました。

ガクアジサイの葉がキラキラ。


枯葉もキラキラ。

そしてカタツムリが何匹も横断中。

マムシグサ(イズホソバテンナンショウ)の実もキラキラ。

霧の水分をタップリ含んだ森は、キラキラがいっぱいです。

お客様が足もとの穴だらけの黒い小石(スコリア)を拾って、珍しそうに写真を撮っていました。

スコリアにかなり関心を示してくれたので「?」と思っていたら、理科の先生なのだそうです。
(納得)

裏砂漠は濃霧&風でした。

いつもの如く、風と霧を楽しんでいたら、足もとに黄緑色のバッタを見つけました。

下半身を地面に埋めて、産卵しているのでしょうか?


水滴が体にいっぱいついているので、かなり長い時間、霧の中でジッとしていたのかもしれません。
まるでキラキラの宝石を身にまとっているかのようです。

濃霧と風の世界にたった1匹で、命を次の世代につなぐために戦っているバッタ。
…尊敬します。

裏砂漠のあとは、キラキラの海へ!


裸足になって海と戯れる…の図。

とても楽しそうでした。

こんなものも、発見してくれました。

鈴なりのアオバハゴロモ!

「植物の葉かと思いました。」とお客様。
確かに葉に見えなくもないかも…。

地層大切断面の前では「あ、不整合…」とシマシマのパターンがずれている箇所を自ら発見。
最初に不整合面に注目する人は、ほとんどいません…さすが理科の先生です!

皆さんで協力して「不整合」を作ってくれました。
いい線いってますよね!

そして地層に背を向けて、海の方を眺めると…
大島の南に浮かぶ「利島」にも、白い雲がかかっていました。

「島曇りだ!」とお客様から声があがりました。
そうそう、ああいう雲の中を歩いていたのですよね。

まだしばらくは「雲の中のジオツアー」楽しめそうです。

(カナ)








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