グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

「!」がたくさん

2015年09月27日 | ツアー
今日は三重県から来島されたご家族と、霧の樹海を歩きました。
歩き始めに私たちを迎えてくれたのは…

森の木々につり下げられた、キラキラ輝くハンモック!

…のような蜘蛛の巣(笑)

そしてツヤツヤの「今、土から出てきました~」という風情のキノコ!

女性陣は「大のキノコ好き」らしいので、森が歓迎してくれていたのかもしれません。

みんなで写真を撮りながら…


そして時々、撮った写真を見せ合いながら…

いつもの1.5倍~2倍ぐらいの時間をかけて、ゆっくり歩きました。

小さなカタツムリは、あちらこちらに見つかりました!


足元の枯れ葉の上でも見つけたので、ちょっとイタズラ。

華やかにしてみました(笑)

白い小さなシュスランの、花の背後にキラキラ~。

渦を巻いているような蜘蛛の糸が豪華でした。

ナガコガネグモが、イチモンジセセリ(蝶)を捕らえていました。

こんなに大きなシマシマのクモ、今まで見かけなかったような…。
クモも日に日に成長しているのですね。

お客様が枯れたツツジの上に、小さなハエトリグモを見つけてくれました。

教えてもらってもしばらくは、どこに居るのかわからないほど周囲に溶け込んでいました。

写真を拡大したら、ぬいぐるみのようでした!

(願法の大好きなハエトリグモです)

森を抜けると、年に数日『ツツジ祭り』が開かれる広場がありますが、今日はここが『キノコ広場』になっていました!

地面一面に広がるキノコ。

「キノコグッズがあると買ってしまう」ほどキノコ好きのお母さんと娘さんは、熱心に写真を撮られていました。


森を歩き終わって駐車場に戻ってきたら、センニンソウの花の横にサラグモの仲間の巣があって…

大きな水滴がいっぱい乗っていて、そりゃ~もう華やかでした。

交代で写真を撮っていたら、娘さんが「白とピンクの蛾がいる!」と教えてくれました。

…え?
どこに蛾??

その『白とピンクの蛾』は、センニンソウの白い花にとまっていました。

おお~、なんて美しい!
初めて見る蛾でした。

調べて見たらアカスジシロコケガという蛾で、伊豆諸島は分布域に入っていませんが…最近入ってきたのでしょうか?

幼虫は地衣類を食べるそうなので、溶岩地帯が地衣類で覆われている大島は幼虫にとって住みやすそうではありますが…

森以外では、初めてアズチグモの捕食シーンを見ました。
「葉っぱから黒い虫のようなものがぶら下がっているなぁ」と思って葉をめくってみたら…

しっかり獲物をつかんで離さない小さなクモがいました。
こうやって、人目につかないところで狩りをしているのですね。

「!」の風景が盛り沢山の、楽しい半日ツアーでした。

(カナ)



コメント
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