グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

モニターツアー「元気な火山島の石物語を探ろう」下見!

2020年10月01日 | 火山・ジオパーク
一昨日、11月1日に予定している伊豆大島「6つの物語でめぐる若くて元気な火山の島」モニターツアーの下見&打ち合わせに行ってきました。

6回のツアーの中の第2回「元気な火山島の石物語を探ろう」の下見です。


講師は伊豆大島火山を愛する火山専門家のひとり、千葉達郎先生です。
(赤色立体地図の考案者で、1986年伊豆大島の割目噴火を間近で体験した方でもあります)


この日は『砂の浜』をリサーチ。
千葉先生は「あ、こんな細長い石がある! 珍しいなぁ。普通、海の石は、丸くなるのが多いんだよ!」と楽しそうで…

一緒に歩いていると、なんだかワクワクしてきます。

海岸にある地層が「もしやカルデラ噴火の火砕サージの堆積物ではないか?」と観察する千葉先生。

みんな興味津々です。

シマシマの地層は、いろいろな証拠を積み重ねていて、読み解く力を身に付けたら、過去の様々な出来事を語ってくれます😀

が…、今回は地層ではなくて石を探さなければ!…ということで…

地層を離れて「石」探し。


みんなで「気になる石」を持ち寄りました。

赤い石、白い石、黒い石、灰色の石など様々ですが…

同じ白い石でも、少しずつ違います。

穴がいっぱい空いたこれらの石(軽石)は、マグマが冷えると白い岩になる近くの島(神津島や新島)から来たものだけだと思っていたら…「海底火山の噴火でできた石かもしれないし、もしかしたら遠い南の島から浮いて旅をしてきたものかもしれない」とのこと。

そう考えるとロマンがありますね〜!

千葉先生は目の前の石の特徴を示しながら、「これは火山弾が欠けたもの。この部分が見えている」

と図を描いたり…

「これらの石は、溶岩流のこの部分とこの部分」などと、絵を描いて教えてくれるので、とてもわかりやすかったです。

「でも溶岩流を知らない人には、どうやって伝えれば良いだろう?」ということも、みんなで意見を出し合って考えました。

石の背景が白色か黒色かで、石の色が違って見える…という発見も驚きでした。


同じ石でも、ブルーシートの上と…

黒い砂の上とでは、色が違って見えますよね?


赤黒のシマシマになった石と…


黒と灰色のシマシマの石とでは、それぞれの過去に違いがあることも教えてもらいました。


これは「知識で知っているのと体験するのとでは驚きが違う」のを、みんなで体験している時の写真です(笑)

何をしていたか知りたい方は、ぜひツアーにご参加ください(笑)
いっぱい笑って、いっぱい発見できる、楽しいツアーにしたいと思います。

まだまだ空きがありますので、ぜひご参加ください。
お友達にも、お知らせくださいね〜。
(お申し込みはこちらから!)

ところで、別件のお知らせです。
ブラタモリの放送日が決定しました!
前編が10月10日(土)19時30分〜
後編が10月17日(土)19時30分〜
「伊豆大島は世界に誇る火山愛ランド!?」のお題をタモリさんが解き明かします!
ぜひ、ご覧ください❣️

(かな)
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