グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

下見の下見

2020年10月06日 | 火山・ジオパーク
今日は今月末に予定しているモニターツアー第1回「火山島の"光"を写そう!」の、下見の下見に行ってきました。

ツアーの日と、今日の日没時間の差から、太陽の位置を計算してスケジュールを組み、伊豆大島が若い火山の島だから見ることができる“光”を探してきました。

出発の時の天気。

どの天気予報も「晴れ」となっていたのに、雲が多かったです😅

一緒に歩いたジオガイドの金川さん(波浮でカフェと宿とジオガイドをしつつ押し花も教えているスーパーウーマン)が、山を登りながら、小さなキラキラをいっぱい見つけてくれました。

オオバヤシャブシの葉っぱに空いた穴から見上げる空のキラメキ❤️

(オオバヤシャブシは、噴火後の荒れ地を栄養のある土壌に変える役割を持つ植物です)

敵の少ない島で暮らすうちに、茎の刺を無くしていったと言われるサルトリイバラの実。

ツヤツヤでした❤️

噴火後の荒れ地でたくましく生きるオオシマザクラの紅葉は、金川さんが大好きな風景とのこと。

風に揺れる様々な色は、とても美しかったです😀

逆光の葉も綺麗だけれど、順光の葉も綺麗でした。

茎もピカピカだし!!

遊歩道のススキも、どんどん見事になってきました!


体を張って(?)写真を撮る金川さん❤️

きっと素敵な写真が撮れたと思います!

予定通り、太陽が島の西側の海を輝かせる時間に、山の上に着きました。

斜め上から照らす光が、溶岩の凹凸を浮き立たせ、迫力満点!

「光」に注目して歩いただけで、いつもと違う雰囲気の、新鮮な景色が目の前に広がっていました!


三原山に、また惚れ直しました〜❤️


ヒカゲノカズラ(原始のシダ)が、元気よく伸びて、溶岩を乗り越えようとしていました。

輝く岩に、輝く緑!

輝く海は、この時間の狙い通りの風景ですが…


荒れ地に「島」のようになって生きるススキの輝きも素敵で…

どっちを主役にして良いのやら、迷いまくり(笑)

下山中のシマヘクソカズラの実も、ピカピカでした!


そして黄金の海のように見える…はずのススキの原に、ほぼ予定時間通りに到着しましたが…

残念ながら、太陽が雲に隠れてしまいました😅

帰り道では、打ち上げ花火のようなススキを楽しみながら、ツアーの時間配分やコースを相談しつつ歩き…


歩き終わった時は、ちょうど夕焼けでした。


夕方の光って心惹かれますね〜。

ツアー当日が晴れさえすれば、時間帯はちょうど良いようです。

でも道脇の小さなキラメキが楽しすぎて、人数が増えたら時間内に歩けないのではないか?
または、遠くまで歩く必要もないのではないか?などなど、色々課題も見えました。

これからさらに、打ち合わせや本番の下見で、皆さんに「若い火山島ならではの光」を楽しんでいただけるように磨き上げます❣️

え?
晴れなかったらどうするって?

大丈夫なんです!
その理由は…明後日のブログをご覧ください〜😊

(かな)
コメント
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