グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

キョンに食べられたテイカカズラ・その後1

2021年03月02日 | 植物
1ヶ月前のブログに載せた「キョンに葉を食べられた(と思われる)テイカカズラ」の観察に行ってきました。

2月1日には薄茶色だった、看板奥の木々たちは…


今日は薄っすらと、明るい緑色が混ざりはじめていました。


緑色の正体は、大島を代表するパイオニア植物のニオイウツギ。

ケシ粒のような小さなタネを収納した茶色の鞘と、元気な若葉のバトンタッチが始まりました!

若々しい〜❤️

そして、すぐそばでは…

ハチジョウキブシが花を咲かせていました。


なんて見事な咲っぷり!


ほぼ満開です!


“かんざし”のように垂れ下がった沢山の小さな花が、風でユラユラ揺れていて

花の下で、しばらく幸せな時間を過ごしました。

あ、でも、今日の目的はテイカカズラの観察なので、先に進まなければ!
元気な緑が点在する木々の間を抜けると…


溶岩の奥は、1ヶ月前と変わらない薄茶色でした。


「植物はたくましいから、テイカカズラにも新しい葉が伸びているのではないか?」と思ったのですが、う〜む…。


所々にある緑の葉は「若葉」と言うよりもなんとなく「キョンの食べ残し」のような雰囲気です。

このわずかな葉では、テイカカズラが元気に成長するだけの栄養は、作れないかもしれませんね。

このまま枯れてしまうのでしょうか?

また、見に行ってみようと思います。

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする