グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

森を歩きました。

2021年03月07日 | 植物
昨日は取材にいらした方たちと、大島の“森”を歩きました。
午前中は巨木がある森を数カ所。午後は240年前に流れた溶岩の上の森へ。

最初に行ったのは「波治加麻神社」

霧の中の杉の木が、なかなか素敵な雰囲気でした。

この神社には、地域のために働いた25人の若者を祀る日忌様(ひいみさま)の祠があり、その横に立派なタブノキがあります。

縦横無尽に地面を這う根が、見事だなぁといつも思います☺️

足元を見たら、ウラシマソウの元気な若葉が「お化けだぞ〜」って言っていました(ほんと?笑)


移動中、お客様が教えてくれた風景。

椿の花を敷き詰めたかのような小道が、なんともゴージャスですよね😁

続いて樹齢800年越えと言われるオオシマザクラの古木「桜株」へ。

空に向かって伸びた枝先には、白い花がチラホラ咲いていました。

足元のウラジロの若葉に乗った水滴が、なんとも言えない可愛さでした💕


次に行ったのが「仙寿椿」と呼ばれるヤブツバキの古木。

日本ツバキ協会の資料には「樹齢300年、枝分かれせず真っ直ぐと伸びた姿は大変神々しい」とあります。地域の人が自慢に思う木、素敵ですね❣️☺️

そして午前中最後の訪問地は愛宕山でした。

かつて火口があった場所を左右から木が覆い、居心地のいい空間が広がっています。

ここでの私のお気に入りは、タブノキの巨木です。

真下に立って、木の幹に沿って上を見上げると…
高さ20mほどの巨木たちが、頭上を覆っています!

光を奪いあう木々たちの声が、聞こえてきそうな気がしました☺️

午後からは240年前に溶岩に覆われた大地の上の森(通称「樹海」)を歩きました。

巨木の森とはかなり雰囲気が違うけれど、木々たちのたくましさが感じられる森です。
真っ赤に熟したアオキの実の水滴が可愛くて、思わず写真を撮りました。


そして、7年前の台風の崖崩れ現場を見上げたら…

たくさんの真っ赤な花をつけた、崖下の椿の木に気がつきました!
本当に見事な咲っぷりでした❣️

ところで昨日の仕事は、伊豆大島の自然の魅力をお伝えする「ある企画」のための準備でした。

噴火や台風の影響を受けながら、たくましく暮らす島の生きものたちの魅力を、しっかり表現したいなぁと思っています☺️

(かな)
コメント
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