立山黒部ジオパークの総会前後で、ジオガイドのSさん、Oさん、事務局の方が、見所を案内をしてくれました。
その時、訪ねた場所を簡単に報告します。
富山市のまちなかに湧水
富山市内を流れる「いたち川」は、市内の東側を流れる常願寺川の用水を源流とし、西側の神通川に河口付近で合流しています。その川べりにある「延命地蔵の水」は、環境省の「平成の名水百選」となっています。

「万病に効く」という伝承もあり、案内してもらった時もペットボトルで水を汲みにくる人の姿がありました。

人が暮らす街中に、汲んで使える水があるのは、川がない若い火山の島に暮らす私にとって、羨ましい限りでした。
田んぼの脇には、山から転がってきた大石
常願寺川を少しさかのぼった富山市郊外の田んぼの脇にある「大場の大転石」は、洪水で流されてきたのだそうです!

1858年の飛越地震で起きた山体崩壊で、常願寺川に出来た天然ダムが、2週間後と2カ月後の二度に渡って決壊。土石流となって下流におしよせたときの大石。土石流では多くの被害を出したのだそう…。水の力は、すごいですね。
火山が作った高さ500mの垂直な崖
私の背後に見える垂直な「悪城の崖」は、高さ500m×長さ2,000m。常願寺川支流の称名川沿いにあります。この日に見えていた部分は火砕流が積もってできた溶結凝灰岩、雲で隠れている部分が溶岩なのだそうです。

これだけの落差になるほど火山が作った大地を削ったのは水!
やはり、水の力はすごいです😲
日本一の滝の手前には発電も砂防も
その少し上流にあるのが、日本一の落差を誇るという「称名滝」。

滝を見に行くために、駐車場から舗装された道を、1.5キロほど歩きます。

川には、土砂災害を防ぐための砂防ダムが何カ所もありましたが、

崖の手前には発電所もありました。
川が恵みでもあり、災害の原因でもあった。この地域の暮らしが感じられました。
前日が雨だったせいか、滝は水かさが増し、風に吹かれて飛んでくる波飛沫で、まるでシャワーを浴びているかのようでした。

霧で全貌は見られなかったのですが、その分、こちらに迫ってくるしぶきが迫力がありました。

帰り道、空が明るくなったので振り返ると

おお〜!!
滝のあたりに太陽の光が当たって、とても神々しい景色が広がっていました!(称名滝さん、ありがとう!)
ジオガイドさんたちは、地域のナチュラリストとして活動をされていた方が多いそうで、この日も小さな花を丁寧に観察しながら、ゆっくり進みました。
ギリギリ咲き残っていてくれたイワカガミや

小さな可愛い花が垂れ下がるツリバナなど

伊豆大島では見られない花たちとの出会いが、嬉しかったです。
美味しかった黒部川扇状地の湧水
この日の総会は、富山県入善町で行われたので、黒部川の扇状地にあった「高瀬湧水」にも寄りました。

飲んでみましたが、とても美味しかったです!
立山黒部には、こういう湧水がいくつもあり、場所によって味が違うのだそうです。
湧水、奥深い〜!!
水争いを、まあるく収める分水槽
総会後に富山市内へ戻る途中、魚津市にある東山円筒分水槽に寄りました。田んぼに引く水争いを避けるため、「円筒」状に作られています。

夕方だったので、太陽の光が水面に映って、とても美しかったです💖

雪山から流れ出す水が、何本もの川を作り、

水が人の暮らしに、恵みも、災害も、もたらす立山黒部ジオパークの物語。

ガイドをしていただいたおかげで、短い時間で「川と人の物語」を楽しむことができました。
ガイドをしてくださった皆様、ありがとうございました!!
(かな)
その時、訪ねた場所を簡単に報告します。
富山市のまちなかに湧水
富山市内を流れる「いたち川」は、市内の東側を流れる常願寺川の用水を源流とし、西側の神通川に河口付近で合流しています。その川べりにある「延命地蔵の水」は、環境省の「平成の名水百選」となっています。

「万病に効く」という伝承もあり、案内してもらった時もペットボトルで水を汲みにくる人の姿がありました。

人が暮らす街中に、汲んで使える水があるのは、川がない若い火山の島に暮らす私にとって、羨ましい限りでした。
田んぼの脇には、山から転がってきた大石
常願寺川を少しさかのぼった富山市郊外の田んぼの脇にある「大場の大転石」は、洪水で流されてきたのだそうです!

1858年の飛越地震で起きた山体崩壊で、常願寺川に出来た天然ダムが、2週間後と2カ月後の二度に渡って決壊。土石流となって下流におしよせたときの大石。土石流では多くの被害を出したのだそう…。水の力は、すごいですね。
火山が作った高さ500mの垂直な崖
私の背後に見える垂直な「悪城の崖」は、高さ500m×長さ2,000m。常願寺川支流の称名川沿いにあります。この日に見えていた部分は火砕流が積もってできた溶結凝灰岩、雲で隠れている部分が溶岩なのだそうです。

これだけの落差になるほど火山が作った大地を削ったのは水!
やはり、水の力はすごいです😲
日本一の滝の手前には発電も砂防も
その少し上流にあるのが、日本一の落差を誇るという「称名滝」。

滝を見に行くために、駐車場から舗装された道を、1.5キロほど歩きます。

川には、土砂災害を防ぐための砂防ダムが何カ所もありましたが、

崖の手前には発電所もありました。
川が恵みでもあり、災害の原因でもあった。この地域の暮らしが感じられました。
前日が雨だったせいか、滝は水かさが増し、風に吹かれて飛んでくる波飛沫で、まるでシャワーを浴びているかのようでした。

霧で全貌は見られなかったのですが、その分、こちらに迫ってくるしぶきが迫力がありました。

帰り道、空が明るくなったので振り返ると

おお〜!!
滝のあたりに太陽の光が当たって、とても神々しい景色が広がっていました!(称名滝さん、ありがとう!)
ジオガイドさんたちは、地域のナチュラリストとして活動をされていた方が多いそうで、この日も小さな花を丁寧に観察しながら、ゆっくり進みました。
ギリギリ咲き残っていてくれたイワカガミや

小さな可愛い花が垂れ下がるツリバナなど

伊豆大島では見られない花たちとの出会いが、嬉しかったです。
美味しかった黒部川扇状地の湧水
この日の総会は、富山県入善町で行われたので、黒部川の扇状地にあった「高瀬湧水」にも寄りました。

飲んでみましたが、とても美味しかったです!
立山黒部には、こういう湧水がいくつもあり、場所によって味が違うのだそうです。
湧水、奥深い〜!!
水争いを、まあるく収める分水槽
総会後に富山市内へ戻る途中、魚津市にある東山円筒分水槽に寄りました。田んぼに引く水争いを避けるため、「円筒」状に作られています。

夕方だったので、太陽の光が水面に映って、とても美しかったです💖

雪山から流れ出す水が、何本もの川を作り、

水が人の暮らしに、恵みも、災害も、もたらす立山黒部ジオパークの物語。

ガイドをしていただいたおかげで、短い時間で「川と人の物語」を楽しむことができました。
ガイドをしてくださった皆様、ありがとうございました!!
(かな)