グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

似ているけど違う

2023年06月07日 | 植物
昨日のブログにも載せた“立山黒部ジオパークの称名滝”に向かう遊歩道で、ガイドさんに様々な植物を紹介してもらいました。

“ブナ”を筆頭に、伊豆大島には存在しない植物が多く、それはそれで面白いのですが…

「同じ名前を持つもの」や、「ちょっと違うもの」が、より興味深く感じました。

たとえば「今が盛り」という感じで、あちらこちらに咲いていたタニウツギ。

明るい緑色の遊歩道沿いに、可愛いピンクの花が咲いているので、とても目立ち、

何度も立ち止まって、写真を撮りました。


一方、伊豆大島のニオイウツギは、白い花が、薄いピンク色に色づいてから散っていきます。

花の色が変わらないものと、変わるもの。似ているのに違うのが面白いです。

また、イタドリの姿も違っていました。
伊豆大島では、噴火後の焼け野原で、一番に芽生えるハチジョウイタドリは、茎も硬いし葉も厚く、たくましい感じですが

立山黒部で見たものは、葉っぱが薄く、何か雰囲気が違う感じ…

さらに葉の大きなオオイタドリもたくさん生えていて、形(ハート型!)と大きさの違いに驚きました。

(昨年、北海道でも見ましたが)

大島では、たまに見かけるイタヤカエデ(写真は本日撮影)は

葉の切れ込みが浅く四角っぽくて、別人のようでした(人じゃないけど)


さらに、伊豆大島で普通に見られるヨモギは、

「オオヨモギ」という名の、大きなヨモギとなって生えていました。

イタドリもヨモギも、寒いところの方が大型化するのでしょうか?

「ちょっと違うもの」は楽し〜😊


(かな)
コメント
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