グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

クールチームとホットチーム

2024年07月24日 | ツアー
一昨日、東洋大学京北中学校の3年生たちの夏休み合宿を、ガイド2名で案内しました。
(もう1名のガイドは、ジオガイド3期生の菊地真一さん)

生徒さんの体力差によって、ガシガシ歩いて火口一周をする「ホットチーム」と、ややのんびり歩いて火口西展望所に行く「クールチーム」の2チームに分かれ、私は「クールチーム」を担当しました。

が、クールチームと言いながらみんな元気で、溶岩の丘も登るし…

男子は坂道を駆け上がるしで

「暑くて歩けない」という生徒さんが一人もいないので、驚きました。

ホットチームが先に歩いていたので、山の上から「お〜い!」と言って手を振ってくれ

我々も、「お〜い!」と言って手を振りかえしました。

上の写真にケシ粒のように写っているのが私たちです。

この“点のような人影を見つけて、互いに遠くから呼び合う”というイベントは、なかなか楽しく、火口近くでも一周コースを歩いているホットチームと

火口西展望所に向かうクールチームで叫び合いました。

(電話もかかってきました)

クールチーム&火口!

ホットチーム&火口!

両チーム共通していたのは、空に浮かぶ雲に注目したことでしょうか?

綺麗な形のきのこみたいな雲が、とても存在感がありました。(雲は「かなとこ雲」で下は激しい雨かも)

私たちは、黒いバッタを見つけたり

もう夏なのに、まるで春のように赤い若葉を次々に出すイタドリを、「たくましい〜」と言って眺めたりしながら歩きました。


そして、裏砂漠で全員集合写真!

学校の先生方は、ツアー前の打ち合わせで「熱中症対策を徹底するので、歩ける生徒が火口一周して『火山すごいな』って思ってもらいたい」とおっしゃって、2年連続でガイドをリクエストしてくれました。

一人2リットルの水と、エネルギーをチャージできる行動食を持ち、クールタオルや携帯扇風機など、生徒さんそれぞれが準備してきていました。

クールチームには「すごく疲れました」と言っていた生徒さんもいましたが、「楽しかったです」と声をかけてくれた生徒さんもいました。

何よりも、だれも熱中症にならず歩き通せて、本当に良かったです。

咲き誇る旬のサクユリが、「頑張ったね〜!」と言っているような気がしました。

皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!

(かな)

※本日の写真横長のサイズのものは、菊地さんからいただきました。
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