先週に伊東から新しい車を運んだ話をしましたが、
ジオポート伊東
せっかく大島に来た相棒、大切にしたい。
で、大島一周道路から家までの道が、
草木が成長して枝先が当たりそうだったので、車が傷つかないように剪定しました。
(今までサボリ気味だったのを大反省!)
ちょきちょき切り始めてしばらくしたら、シチトウスミレが一輪だけ咲いてるのに気がつきました。
タチツボスミレの島嶼型で、タチツボスミレと比べて葉や花が大きめで葉に光沢があるなどが特徴。
シチトウと言いますが、一部伊豆半島にもいるそうです。準固有種。
大島では特段珍しいものではありませんが、可憐でかわいいです♡
最近少なくなったと言う人もいます。
草刈機でやっていたらたぶん気がつかなかったでしょう。手作業でやってよかった。
一つ見つけたら、少し離れたところの花の咲いてないシチトウスミレも次々見えてきました。
知る、意識するって大事!
よりいっそう強く思ったのは、かつてサンセットパームラインを彩っていた花々を復活させようという、
『海辺の花園・再生プロジェクト』に先日参加したからです。
咲いてる時期じゃないと意識されないために、気がつかず草刈機の餌食になってしまう、
おそらくその繰り返しで減ってしまったので、まずは背の高い草に埋もれかけてる今ある群落を、手作業で周りを刈ることによって保護&増やす、という作戦。
そのためには、花の咲いてない時期でも見分けられなきゃはじまらん!
という事で、教えていただきました。
弾ける笑顔の上條先生↓
ちなみに先生のフィールドのつくばでは、ギシギシはすべて外来種だけど、大島に生えているのは日本の種だそうです。
どこが違うのでしょうか?σ^_^;
今回はハマカンゾウの群落の手入れをしました。
花が咲いてると(かつて?)こんな感じハマカンゾウ
出典:大島支庁
今はこんな感じ
こりゃわからんわ!
でもですねぇ、みてると見えてくるんですよね。
葉が交互に生えてて特徴的。みずみずしくて綺麗です。
見えてきたら、踏まないように気をつけて、覆いかぶさってる草を払いました。
こちらの群落は陽が当たってるので、このままで大丈夫そうです。
発起人の長谷川先生と共に。
隣にあった群落、似てるけど何か違うと思ったら、
外来種のヒメヒオウギズイセンだそうです。
花が咲くとこんな感じ
ヒメヒオウギズイセン
出典:のりさん
これ、よく見る!園芸種が逃げ出して野生化しているそうです。
綺麗なんですがね、、、。
今回はとりあえず目的とも違うしという事で保留でした笑
これはシマホタルブクロの葉、とのこと。
シマホタルブクロは少し影でも大丈夫だそうで、草刈りはしませんでした
シマホタルブクロは、本土と大島と大島以南の島で花粉を媒介する虫が違うので、
花の大きさが違うというのが有名で、花は注目しているのですが、
そういえば、葉をじっくりみたことがありませんでした。
丸い葉が特徴。でも花の周りの葉はいつも少し尖ってるような気がします。
花が咲いたらじっくり観察しよう!
少しずつ葉を見分けられるようになったことで、
イメージの中でどんどんとサンセットパーマラインが彩り溢れる風景に変わっていきました。
これはステキなことになるぞ!できる限り協力したいです(あい)
ジオポート伊東
せっかく大島に来た相棒、大切にしたい。
で、大島一周道路から家までの道が、
草木が成長して枝先が当たりそうだったので、車が傷つかないように剪定しました。
(今までサボリ気味だったのを大反省!)
ちょきちょき切り始めてしばらくしたら、シチトウスミレが一輪だけ咲いてるのに気がつきました。
タチツボスミレの島嶼型で、タチツボスミレと比べて葉や花が大きめで葉に光沢があるなどが特徴。
シチトウと言いますが、一部伊豆半島にもいるそうです。準固有種。
大島では特段珍しいものではありませんが、可憐でかわいいです♡
最近少なくなったと言う人もいます。
草刈機でやっていたらたぶん気がつかなかったでしょう。手作業でやってよかった。
一つ見つけたら、少し離れたところの花の咲いてないシチトウスミレも次々見えてきました。
知る、意識するって大事!
よりいっそう強く思ったのは、かつてサンセットパームラインを彩っていた花々を復活させようという、
『海辺の花園・再生プロジェクト』に先日参加したからです。
咲いてる時期じゃないと意識されないために、気がつかず草刈機の餌食になってしまう、
おそらくその繰り返しで減ってしまったので、まずは背の高い草に埋もれかけてる今ある群落を、手作業で周りを刈ることによって保護&増やす、という作戦。
そのためには、花の咲いてない時期でも見分けられなきゃはじまらん!
という事で、教えていただきました。
弾ける笑顔の上條先生↓
ちなみに先生のフィールドのつくばでは、ギシギシはすべて外来種だけど、大島に生えているのは日本の種だそうです。
どこが違うのでしょうか?σ^_^;
今回はハマカンゾウの群落の手入れをしました。
花が咲いてると(かつて?)こんな感じハマカンゾウ
出典:大島支庁
今はこんな感じ
こりゃわからんわ!
でもですねぇ、みてると見えてくるんですよね。
葉が交互に生えてて特徴的。みずみずしくて綺麗です。
見えてきたら、踏まないように気をつけて、覆いかぶさってる草を払いました。
こちらの群落は陽が当たってるので、このままで大丈夫そうです。
発起人の長谷川先生と共に。
隣にあった群落、似てるけど何か違うと思ったら、
外来種のヒメヒオウギズイセンだそうです。
花が咲くとこんな感じ
ヒメヒオウギズイセン
出典:のりさん
これ、よく見る!園芸種が逃げ出して野生化しているそうです。
綺麗なんですがね、、、。
今回はとりあえず目的とも違うしという事で保留でした笑
これはシマホタルブクロの葉、とのこと。
シマホタルブクロは少し影でも大丈夫だそうで、草刈りはしませんでした
シマホタルブクロは、本土と大島と大島以南の島で花粉を媒介する虫が違うので、
花の大きさが違うというのが有名で、花は注目しているのですが、
そういえば、葉をじっくりみたことがありませんでした。
丸い葉が特徴。でも花の周りの葉はいつも少し尖ってるような気がします。
花が咲いたらじっくり観察しよう!
少しずつ葉を見分けられるようになったことで、
イメージの中でどんどんとサンセットパーマラインが彩り溢れる風景に変わっていきました。
これはステキなことになるぞ!できる限り協力したいです(あい)
一つの要因に固執し思考停止せず、他の環境変化についても考慮しないと、この現象の本質は見えてこないと思います。
むしろ道路脇に不用意に打ち込まれた支柱の方が影響度が大きい気がしてなりません。
しかし、なにより違和感があるのは「海辺の花園再生プロジェクト」と銘打ち、同じ海岸に生きる植物であるハチジョウススキやチガヤ等を排除しつつ、ハマカンゾウのみ保護しようとしていることです。
しかも参加者は、自然にとって「いいこと」をしていると錯覚している始末です。
人間の役に立つ、立たない、花がきれいか否かなどという、完全に人間側の都合のみで、このような差別を行うことは立派な自然破壊行為だと思います。
また、時折グローバルネイチャークラブの車両(屋根荷台付ツートンカラーハイエース)が、万立浜南側の草原内に進入しているのを見かけます。
おそらく、時間帯から星空観察ツアーを実施しているように見受けられますが、あの草原内にも、たとえ轍の中であってもハマボッスやテリハノイバラ、ボタンボウフウなどの貴重な植物が生育しています。
それらの植物を何度も踏みつけながら車両で進入することに、なぜ何も疑問を抱かないのでしょうか。
ハマカンゾウだけでなく、他の植物にも同じように愛情を注いで下さい。
言い方は悪いですが、大島の豊かな自然を利用して金稼ぎをしているのでしたら、スタッフ一人ひとりがもう少し普段の行動に気を遣い、他のガイドの規範となるような行動を取って下さい。
そうでないと、ジオパーク全体が商売上自分達の利益になる部分のみ一生懸命自然保護を叫び、見えないところでは平然と自然破壊行為を行っていると誤解されてしまいます。
グローバルの西谷です。
貴重なご意見ありがとうございます。
「人間の役に立つ、立たない、花がきれいか否かなどという、完全に人間側の都合のみで、このような差別を行うことは立派な自然破壊行為だと思います」というご意見、よくわかります。実は私も草刈りをしながら、同じようなことを感じておりました。
ただ、このプロジェクトは「大島の海岸線を鮮やかに彩っていた花々がだんだん少なくなっている」という複数の島民からの声を受けて、実施に至ったそうです。
花が本当に少なくなっているとしたら、その原因はなんなのか?島で暮らす私たちは、どういう島の未来を作りたいのか?ハマカンゾウの花が咲き乱れる島なのか?それとも花のない島なのか?手つかずの自然が魅力の三原山周辺と違い、人が暮らす地域の道路周辺に生きる植物たちは多くが人の影響を受けますが、人が適正な管理をすれば、以前のような見事な花を咲かることができるかもしれません。でも“適正”を見つけるのは難しいです。Unknownさんがおっしゃる通り、一方向からだけでなく、様々な角度から考えなければならないことだ思います。これらのことを皆で意見を述べあい、行動し、考え続けていくことこそがジオパークだと思いますので、これからもご意見お聞かせいただけましたら幸いです。
星空観察ツアーの草原内乗り入れに関しましては、これから行わないよう店内で統一いたします。ご指摘ありがとうございました。