グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

春の芽生え、いろいろ見つけました!

2011年03月06日 | ツアー
週末2日間、そよ風と強風のツアーを行いました。

そよ風は昨日です。
JTB法人東京さんのモニターツアーでした。

モニターツアーの始まりは大島の地酒、御神火焼酎の蔵元“谷口酒造”さんから。
椿の花が屋根のてっぺんに植えこまれている建物の前で、皆で説明を聞いています。


今回は嶋田が“アンコさん”としてバスに同乗し、山に登らない方達の案内を担当してくれました。
“アンコさん”はお客様に人気で、いっぱい写真モデルになっていました。
(私も撮りました~・笑)


山歩きには最適な日で、身の危険を感じることもなく(?)
火口の雄大な景色を楽しみ、お鉢を回りました。


そして今日は、昨日とは対照的な強風の中でのツアーでした。
山頂では、ちょっとよろけそうな風が吹いていたので、火口一周は諦めました。

でも、お客様達は「この風すごい!おもしろい~!!」「こんな強風、初めての体験だ~!」と
大島らしい風の強さ堪能してくれていました。

軍手をし、完全防備で満面の笑顔!


そしてわざと風のあたる場所で全身に風を受け、その強さを体感中(^^)v


良いですね~、こういうポジティブな楽しみ方(^^)v

この2日間で、様々な春の芽生えも見つけました。

ちょっと寒そうだった、オオバヤシャブシの芽生え。


お客様が発見した、火口周辺のハチジョウイタドリの芽生え。

カルデラ内の他の場所では、まだイタドリ達の若葉はほとんど見かけないのですが、
この場所はずいぶんまとまって若葉が伸びていました。
もしや火口近くの微妙な暖かさが芽生えの時期を早めたのでしょうか??

火口周辺に進出した森の住人“シュスラン”の葉の横ではアシタバが芽生え
既にシュスランより背が高くなっていました!

これからアシタバとシュスランがどんな物語を綴っていくのか、経過観察が楽しみです(^^)

24年前の溶岩流の上に、赤い枝を元気に伸ばしているカジイチゴ達は
今まさに葉を出す準備が整って、スタートの合図を待っているかのようでした。

数日後に来る時はきっと、新緑の葉を一斉に開いているのだろうな~。

ところで今日、ツアー中に温泉ホテルに立ち寄ったら「やった~!」と思うものを見つけました!

コレです!

お菓子の箱には「ジオパーク認定記念菓子」の文字が!!

三原山噴火口シューラスク!!
2日ほど前に入荷したそうです。

火口からアア溶岩があふれだしているイメージですね!(^^)!

しかも大島バター、椿油を使用とあります。これってとってもジオですよね~(^^)v

明日さっそく買って食べてみる予定です。

この先も色々な伊豆大島ジオパークの特色を生かしたお土産や料理が開発されそうです。
皆でどんどん楽しいジオパークを作って行けたら素敵ですね(^^)v

そうそう「楽しいジオパーク」と言えば、1週間後の週末に北の山公民館で、
ジオパーク公開講座が開かれます。(詳しくは島の広報をご覧ください。)

日本ジオパーク委員会の委員でもある第一線の地質専門家の方々、
そして大島火山について最新の研究をされている専門家の方が講師です。

私も40分ぐらい大島のジオパークについて話をさせていただく予定です。
(まだ何も資料できていませんが…(^_^;))

“ジオパーク”について知ることができる、とても良い機会ですので、
皆さん是非聞きにいらしてください~。

(カナ)

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